豊鉄バス株式会社(とよてつバス)は、主に愛知県東三河地区で運行しているバス路線を運営する会社である。豊橋鉄道の完全子会社として設立、2007年10月1日に同社のバス事業を承継した。路線バス(高速バスを除く)は、愛知県東三河地方のうち、豊橋市・豊川市・田原市・新城市・設楽町の4市1町において運行している。高速バスは、豊橋・豊川・田原市内から東京・新宿へ向かう新宿豊橋線「新宿・豊橋エクスプレス ほの国号」、豊橋市内(植田車庫前・豊橋駅)と京都市内(京都駅八条口・京都深草)とを結ぶ豊橋京都線「ほの国号」を運行しているほか、2016年7月1日より新城市内(新城駅南・新城市役所・三河東郷駅)と名古屋方面(藤が丘駅・長久手古戦場駅)とを結ぶ新城名古屋長久手線「山の湊号」の運行を開始。豊橋鉄道では2011年2月11日からmanacaを導入したが、バスへは導入されていない。鉄道事業関係の歴史は豊橋鉄道、渥美線、東田本線を参照のこと。※2007年10月1日の分社化と同時に上記のように営業所名・管理所名を変更"詳細は当該路線記事を参照"豊鉄バス豊橋営業所を参照" (ただし豊橋和田辻線・和田辻豊橋市民病院線・豊川線・新豊線は新城営業所、伊良湖本線は渥美営業所を参照)"豊鉄バス新城営業所を参照" (豊川市コミュニティバス・新城市Sバス・おでかけ北設の受託路線を含む)"豊鉄バス渥美営業所を参照"ここでは、高速バスや長距離路線のみを扱う。それ以外については各営業所記事を参照。豊鉄バスとして運行されている車両は大半が三菱ふそう製で、西日本車体工業製 (三菱ふそうのOEM) が数台ある。車体は、三菱自動車バス製造製に一本化されるまで、大型車(エアロクィーン・エアロバスMS・エアロスターMP)は三菱自動車工業製であったが、名鉄グループとしては珍しく観光車の一部に新呉羽自動車工業製も存在した。車体カラーは、ノンステップバス・ワンステップバスの大半は白地に濃淡グリーン2~4色のグラデーションを彩り「ノン(ワン)ステップ グリーンバス」と銘打ったもので、一部 (ワンステップバス1台及び名鉄バスから移籍したバス) に赤と白の名鉄グループバス共通色のものがある。ツーステップバスは、グループ共通カラーと都市新バスシステム導入路線用の専用カラー (現在は区別なく運用) のものがある。また、全面広告車も何台かある。かつては伊良湖本線用のカラースキムが設定されていたほか、会社創業80周年を記念しグループ共通色を採用する以前のストロークリームと赤をベースにしたリバイバルカラー車輌などが存在した。グループ共通カラー車両と同年度以降に導入されたバスは共通点として白色LEDの昼間点灯用ライトが埋込設置(全車両に後付)であったり降車チャイムの音色が他車種と異なる特徴をもつ。豊鉄バスの車両番号は3桁の番号が付されている。2007年導入車からは車両番号の希望ナンバープレートが取り付けられるようになった。空港行き特急バスエアポートライナーから転用された貸切車は路線車のまま改番が行われていない。2006年に名古屋遊覧バス(廃業)から譲受された貸切車は559・560(路線車から続番)となっている。豊鉄バスの方向幕は2002年度までに導入されたバスは、巻き取り式を使っており、2003年度から導入されたバスは、電光表示器を使っている。巻き取り式の場合は2001年度から後方幕が導入され、電光表示器の場合は後方幕が全車設置されている。電光表示板の側面幕は経由地表示欄が4つあり (うち2つは起終点を表示) 、横書き部分に系統番号と路線名を表示する。巻き取り式の側面幕は起終点と2つ程度の経由地を表示し、その下に行先の英語表記がある。前面・後面幕においてデンソーは日本電装時代のロゴが使用される(のんほいパーク(路線廃止)、フラワーパーク(閉園)も同様だった)。また、「回送」や「豊鉄バス」という字は大きく、幕いっぱいに表示される。小田原機器製の自動計数機付運賃箱 (RX-FAN)が、2005年1月に導入された新車に設置され、既存の一般路線車や空港特急バスも順次交換された。バーコード整理券や硬貨の読み取り機能があり、将来のICカードシステムの導入が可能である(しかし、豊橋鉄道などのmanaca導入後もICカードシステムの導入がされておらず、manacaが使用できない旨を示すステッカーが貼付されている)。液晶画面を装備しており、運賃箱が作動していない時は日付・時刻・系統番号(運賃表示機に設定されたもので豊橋駅前発着の便を中心に付番される行先表示左側の2桁の番号とは異なる)・整理券番号を、作動している時は運賃・投入金・投入した整理券番号等を表示する。液晶画面の枠の形状はしずてつジャストラインやPASMO導入事業者(伊豆箱根バスなど)に見られる丸みを帯びたものでなく直方体のようなものが採用されている。運賃箱の交換に伴い、既に感熱紙式の整理券発行機を設置していた車両はバーコードを印字するように改修及び操作盤が交換され、インク式の整理券発行機を設置していた車両は感熱紙式に交換された。車両により、整理券の長さや書体が異なる。乗車券や回数券にバーコードが印刷されておらず、運賃箱に投入すると画面下部に「異常整理券」と表示されてブザーが鳴ってしまい正常に処理できずに乗務員が目視で乗車券面を確認しなければならない問題があるが、社名変更や鉄軌道線との共通利用解消などに伴い乗車券面が改版されても改善されていない。従来8トラックのテープ放送を用いていたが、音声合成装置の導入は他事業者に比べると遅く、高速車は2003年、一般車は2005年になってからである。音声合成装置は指月電機製作所で、名鉄バスや東濃鉄道と同一である。音声合成装置用の系統設定器は設置されず、運賃表示機の系統設定に連動する。テープ放送では路線によりアナウンサー(松原雅子など)が異なっていたが、音声合成装置では東濃鉄道や山梨交通などで採用されているアナウンサーに統一されている。
出典:wikipedia
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