『スターフォース』("STAR FORCE")は、1984年にテーカン(後にテクモと改称、現・コーエーテクモゲームス)から発売されたアーケードゲーム。北米向けに発売されたアーケード版のタイトルは、『"MEGA FORCE"』。前年に発売された「SENJYO(センジョウ)」は基板の売り上げこそ好調だったものの、人気は芳しくなく、全国のゲームセンターからテーカンに多くの苦情が寄せられた。そこで社長から「『SENJYO』と同じ基板を使って単純なスカッとするやつを作れ」との厳命が下り、約半年で制作されたのが本作である。使われた基板の性能、特にスクロール処理能力が当時としては強力だったことと、当時ナムコのシューティングゲーム『ゼビウス』がヒットしていたことで、ハード性能を活かした縦画面縦スクロールシューティングゲームとして登場した。地上、空中の両方を同一武器(ショット)で攻撃することに加え、ショット連射の重要性、不定長なエリア、左右幅のあるスクロール、隠し要素の多様性など『ゼビウス』との明確な差別化が功を奏し、1980年代前半に起こったシューティングゲームブームの一角を担うほどのヒット作品となった。出荷された商品の大半は「SENJYO」の改造用交換ロムであったためテーカンの直接の収入は少なかったが、のちに家庭用テレビゲーム機とパソコン向け移植版のOEMロイヤリティー収入や続編の発売により莫大な利益を生むことになる。ビッゴ、ビゴーラ共にエリア毎に外見が変化し、各エリアごと2種類のデザインが存在する。エリアによっては、ビゴーラは不気味な人面を模したデザインとなる。FC版においては各エリア一種類のデザインとなった。本作には、「ゼビウス」を超える様々な隠れキャラクターや、特定の攻略方法で得られるボーナス得点が用意されている。これら隠し要素の数々は、ゲームプレイヤーに「プレイヤー間で獲得スコアを競い合う楽しさ」と「隠し要素を捜索する楽しさ」と「ボーナスを獲得するための技術を磨く楽しさ」を複合的にアピールした。地上物「ジムダ」が画面中央で2列、延々と長く連なって登場する場所が全マップ上に2箇所存在し、これを「ジムダ・ステギ」と呼ぶ。ここではジムダが自機のショットを吸い込んでしまうため必然的にゲームの難易度が高くなるが、ジムダ・ステギのどちらか片方の列を15個連続で破壊すると80000点のボーナスが得られる。このボーナスには制限がなく、ジムダ・ステギが続く限り繰り返し獲得可能。ジムダ・ステギのボーナスはエリアターゲットが間に入っても継続されるので、敵の攻撃が止むエリアターゲットをうまく呼び込むのが成功の秘訣となる。エリアターゲットの破壊(エリアクリア)時には毎回ボーナス得点が加算される。これは、そのエリア間でマップ上に点在していた「B」「b」2種の「ボーナスターゲット」を撃ち漏らした数によって決まる「減点制」という、他のシューティングゲームでは例を見ない特殊なボーナス得点制度である。エリア内の全てのターゲットを破壊すると10000点、1個撃ち漏らすと5000点となり、以降1個撃ち漏らすごとに3000点、2000点、1000点と減点され、5個以上撃ち漏らすとボーナスはなくなる(エリアクリア画面では撃ち漏らした数が表示される)。「B」と「b」は独立して計算される。また、ターゲット自体にも500点の点数がある。マップの最深部には、浮遊大陸上に象形文字(ヒエログリフ)が書かれた地上絵が出現する。これは、このゲーム最大の謎である「クレオパトラ」が隠されている場所を示すものである。クレオパトラの発見および破壊に成功すると、一時的に敵の出現が止まり、ボーナス獲得メッセージと共に専用のファンファーレが鳴り、100万点という破格のボーナスが獲得できる。ただし、クレオパトラ破壊による100万点ボーナスは別計算になっているようで、これでエクステンドスコアを越えたとしても自機の残機が増えることはない。この謎についてはリリース初期の頃から、攻略用小冊子などで「ゴーデス大陸の謎」として紹介されていた。なお、このクレオパトラを「ゴーデス」と呼称する例が多々あるが、ゴーデスは浮遊大陸の名称であるため、誤った呼び方である。ヒエログリフの意味は「太陽の輝きは魚が見つめる黒い大地に現れる-クレオパトラ」である。実際にクレオパトラが隠されている場所も黒い大地(砂漠地帯のくぼみ)の近くで、シーラカンスの化石の視線の先である。
出典:wikipedia
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