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風の聖痕

『風の聖痕』(かぜのスティグマ)は、山門敬弘による日本のライトノベル。イラストは納都花丸。富士見ファンタジア文庫(富士見書房)より、2002年1月から2010年3月までに既刊12冊(本編6冊、短編集6冊)が刊行されたが、2009年に作者が死去したため当作品は絶筆となった。第13回ファンタジア長編小説大賞〈準入選〉受賞作。応募時タイトルは『風に祈りを』。迫力のある戦闘描写には定評があり、それで受賞したとも言われている。特にロボットモノのアニメのネタや、中国関係の武術、仙道が盛り込まれている。2007年にはアニメ化、漫画化、ゲーム(テーブルトークRPG)化などのメディアミックス展開が行われた。作者の山門敬弘は執筆中、白血病との闘病中であることを明かしており、一時は退院したことを発表するなどその経過を本作の単行本あとがきに記していた。しかし2009年7月20日に山門が病没し、本作は未完のまま絶筆となった。死因は病死であるとのみ発表され、闘病生活との関係は明かされていない。山門の死後には月刊ドラゴンマガジン2009年11月号で本作の追悼特集が組まれたほか、その後2010年3月に出版された短編集の最終巻には、長編第7巻として準備中であった未完成の遺稿が収録された。三人称形式で書かれ、たびたび他の人物視点に移動したり、その場にいる人物には知りえない情報を描くいわゆる「神の視点」で描写されるが、基本的には主人公一人を主体とした視点で進行する。そのため、作中における解説などは地の文で進行することが多く、アニメ版では和麻が地の文をそのまま口にする。ライトノベルという枠内にしては、人の死に触れるシリアスな場面が多い。敵も主人公も復讐のために関係のない人間まで殺すこともある。「復讐」を肯定するストーリーや意見が多く、「敵にどんな正義や正当性があろうと、世界がその行いを肯定したとしても、復讐のためならば関係ない」と和麻は述べている。基本的に戦闘シーンが多く、あっさり倒せる雑魚キャラクターから手強い大ボスまで登場して戦う。その巻でのラストボスは主人公一人では勝つのが難しいくらい強く、ヒロイン綾乃と弟・煉の3人で協力して戦うことが多かった。戦闘では異能のみの戦いだけではなく肉弾戦も描かれるため、非常に動きの激しい攻防シーンとなっている。作者の趣味か中国の武術や道具まで登場することもあり、主人公の過去も中国が大きく関わっていた。また同じく、「ロボットアニメ」のネタが含まれることもある。特に和麻はロボットが飛ぶという話題に食いつくシーンや、ネタ台詞を言うところまである。敵の最後には、今まで自分がやってきたことが報いとして返って来る様が多く描写されている。なお、作中における魔術などの解説はたびたび地の文にて詳細が語られるが、アニメ版では和麻が仲間に知らせる形で語る形式となっている。一般人には知られていないが、この世界には魔術を操る魔術師が存在している。その中には自然の力を司る精霊の力を借りて妖魔を退治する人間「精霊術師」も含まれる。主人公・八神和麻は、炎術師の名門・神凪家に生まれながら炎術の才をまったく持たなかったために一族から追放され、日本を離れた。4年の月日が流れ、風術師となって再び日本の地を踏んだ和麻は、タイミングよく起こった神凪の術者の殺害容疑をかけられてしまう。※声はアニメ版の声優。皇居の堀から半ば近くに立てられた私立の学園。通っている人間の大半が金持ちか頭脳明晰な少年少女ばかり。裏口まがいの悪政は行われてはいない様子だが、近年進む少子化故に金はいくらあっても足りないのが現状なため、よほど問題を起こさない限り大口の支援者の生徒は退学に処さない模様。なお、理事長は魔術の世界のことを知っており、綾乃に依頼したこともあった。警察によって妖魔に対抗するために結成された日本唯一の公営退魔組織。様々な異能を操る人間たちによって構成されているが、ほとんどが妖魔との戦闘に向かない能力のため、有名無実の見本として扱われている。わざわざ長々として役割がわかりにくいのは、退魔組織であることを隠すためでもある。「死霊」と「資料」をかけたものという噂もある。公的な立場としては刑事だが、刑事として訓練をしていないので尾行はあまり上手くない。2巻では様々な術を駆使して操の居場所を探したりしていた。メンバーの充填は、霧香や和泉のように術者から引き抜かれるケースもあれば(ちゃんと試験は受けて公務員の資格を得ている)、新人警察官から素質を見出して強制入隊させるケースがある。風牙衆滅亡後、神凪は情報収集を特殊資料整理室に頼っており、整理室も実績を作るため、何かあれば神凪宗家に退魔を依頼し情報提供している。そのため両者の関係は非常に良好と言える。作中では大神、結城、久我、四条の四家が分家として登場する。なお、四条の姓を持つ人物は登場していない。攻撃能力の高さを誇る炎術を扱うが、宗家には遠く及ばず「下克上を考えることすら愚かしい」ほどの格差がある。風牙衆の反乱や操の暴走により、主だった術者が次々と死んでいき、大きく弱体化してしまった結果、物語が進むにつれてほとんど登場しなくなった。三百年前、風牙衆は強大な風を操る一族として君臨していた。金さえ積めば暗殺、誘拐、破壊工作を平気で行う残虐な組織だったため、幕府から神凪一族へ討伐命令が下された。そして、風牙の力の源である「神」を封印することで風牙衆を弱体化させ、神凪の下部組織として取り込まれた。それ以来三百年に渡って神凪の手足となり、主に後方支援に回って働いていた。しかし、敵を倒せるかどうかという力の理論を振りかざす神凪にとって、最弱である風術を使う風牙衆は見下す対象でしかなかった(ただし、能力自体は和麻からも有能な部類に入ると賞賛されていた)。探索能力において最低である炎術師の一族・神凪をどう補佐しても賞賛されることは決してなかった。現風牙衆の長・風巻兵衛は神凪に深い憎悪を抱き、反旗を翻す。中には神凪に忠誠を誓った風牙衆もいたが、兵衛に洗脳されてしまう。神凪に対抗するための力を貪欲に求めた兵衛は、息子流也に上級妖魔を憑依させる。そして、かつて自分たちの力の根源であった「神」の復活を目論む。この世には存在しない純粋なる炎、触れたもの全てを焼き尽くす炎の結晶である「三昧真火(さんまいしんか)」のうちに「神」が封印されているため、解除にはその中を進むことができる神凪宗家の人間が必要だった。炎そのものが神を封じているため、炎を消せば神も姿を消す。決して風牙では解けないように工夫されていた。封印を解いた場合、神が目にするのは自分を封じた一族の末裔であるため、実質封印を解く行為は生贄を捧げるに近い。しかしその直前で和麻によって阻まれ、洗脳されて襲い掛かってきた風牙衆たちは首を切られて殺され、妻を殺されて怒り狂った風牙の男もあっさりと殺された。操られていようと、悲しい事情があろうと、容赦なく殺める和麻に恐れをなし風牙衆たちは皆逃げ出し、取り残された兵衛は和麻の凶行を非難する。しかし和麻のしたことは、流也がしたことと何ら変わりのないこと。自分たちの行ったことがそのまま返ってきたに過ぎなかった。なお、アニメ版では暴走した流也によって風牙衆は皆殺しにされるという末路となっており、兵衛との戦闘はない。千年前に実在した陰陽師、阿倍晴明の直系。神凪とは友好関係にある。ただし、術者の多くが「阿倍晴明の直系」を名乗るため、疑う者の方がはるかに多い模様。本作における主要な敵に位置する魔術結社。三百年以上前から存在しており、西欧を中心に活動する、近代魔術の最高峰とも謡われる権威ある組織である。名前はプレイトマイオスの「大星表(アルマゲスト)」に由来する。その名のとおり元々は占星術を扱う者たちで構成されていたが、貪欲に様々な術者を募った結果、今の形に落ち着いた。首領の仇である和麻を憎んでいる。和麻曰く、所属する魔術師たちは全員が最悪の愉快犯らしい。なお、魔術師だけが所属しているわけではなく、何も知らない一般人のみで構成されている支部も存在する。ヴェルンハルト・ローデスを筆頭にする高位魔術師たちの会合――「評議会」が運営を行っている。アーウィン・レスザールは存在そのものが疑わしく思われており(後述)、アルマゲストにおいて最高峰の魔術師はヴェルンハルト・ローデスであると見られている。ヴェサリウスの妖魔憑依実験により、異能の力を手にした少年達(正確には、妖魔に喰われていく過程に「一時的にその能力を行使できる期間がある」にすぎない。力を授かったわけではない)。法の裁きを受けない上に、「自分は選ばれた特別な人間」と大半が思い込んでしまうため、好き勝手に暴れて他者を殺している。能力が強くなればなるほど、内なる魔性に自我を喰われ、最後は完全に妖魔によって肉体を乗っ取られ、自我を失い、姿形も変化してしまう(まれに半分だけ人の形を維持するものもいる)。憑依させられた妖魔は同一のもので、電子コピーとして複製されている。宿主と結合することで、その人間にあった能力を生み出すという特性がある(能力が同一でないのは、種となった妖魔が宿主と結びつくことで初めて開花するため、その宿主に合った能力になる。妖魔化後の形態も同じ理由で統一性がない)。寄生された人間が力を渇望するたびに、契約として扱われ、魂だけではなく肉体まで妖魔と化していく。妖魔の正体は、魔界の大公爵「無価値」のベリアル(後述)のコピーを電子化したもの。アニメでは「妖魔を宿し穢れきった魂はベリアルの生贄に最適」という理由も付け加えられている。四属性の精霊と神器を用いた魔術儀式を行おうとしている者たち。目的のためには手段を選ばず、仲間になることを拒んだ小雷の家族を殺害し、更には神凪から炎雷覇を強奪しようとしていた。どのような魔術儀式なのか、四つの異なる属性の精霊をどのようにして調整するのか。神凪だけ敵に回すような態度を取っていたのはなぜかなど、色々謎が多い。ただの一般人でありながら、超常の力を持つ綾乃たちにぶっ飛ばされるという、かわいそうな扱い。あるいは妖魔の被害者となってしまった人たちを記す。※詳細は風の聖痕RPGの項目を参照。2007年4月より9月まで、アニメスピリッツ枠にて放送。題名は『風のスティグマ』としている(ロゴには「聖痕」の文字も併記)。全24話。同枠では唯一の2クール作品である。エンディングテーマは、エンディング映像の背景の違いで使い分けている(12話除く)。背景が昼で寝転がっているのが綾乃なら「瞬きのキヲク」、夜で寝転がっているのが和麻なら「ひとりきりの空」といった具合である。また、昼と夜とでは途中に挿入される絵も異なる。なお、12話では夜のバージョンが使われたほか、寝転がっているのが煉になっている(最後に手を差し出すのは昼は和麻、夜はいずれも綾乃である)。発売は角川書店、販売は角川エンタテインメント(レンタル版のみクロックワークス)。著:猫都夏椅/作:山門敬弘/案:納都花丸 出版:角川グループパブリッシング綾乃視点で物語が展開し、和麻との妖魔退治からミハイル・ハーレイとの対決までが描かれている。

出典:wikipedia

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