江藤 省三(えとう しょうぞう、1942年4月29日 - )は、熊本県熊本市出身の元プロ野球選手(内野手)・コーチ、解説者。プロ野球選手および監督の江藤愼一は実兄。は6月まで慶應義塾大学の助監督。からまでは監督。八幡製鐵の社員の息子として生まれる。5歳から宇城市で過ごし、西部中学校から熊本商業高校へ進学。その後は中京商業高校へ転校し、に甲子園に春夏連続出場。春の選抜は1回戦で小倉工に惜敗。夏の選手権は準々決勝で、この大会に優勝した浪商のエース尾崎行雄らに抑えられ、完封負けを喫する。秋の秋田国体では決勝で報徳学園を下し、優勝を飾る。高校同期に山中巽、相羽欣厚、1年下に林俊彦、木俣達彦がいた。卒業後は慶應義塾大学へ進学。東京六大学リーグでは3度優勝、の全日本大学野球選手権大会でも渡辺泰輔を擁し優勝を飾る。にはマニラで開催された第6回アジア野球選手権大会(東京六大学選抜チームが日本代表)に出場、日本の優勝に貢献している。リーグ通算48試合出場、173打数45安打、打率.260、3本塁打、8打点。1964年春季リーグから4季連続ベストナイン(二塁手)。大学同期に広野功がいる。1965年のドラフト3位で読売ジャイアンツに入団。好打好守の二塁手として期待されたが、土井正三の壁を破れず出番は少なかった。に大学の先輩の水原茂が監督を務める中日ドラゴンズに移籍し出場機会が増えた。ここにも高木守道がおりレギュラーは掴めなかったが、代打の切り札として存在感を示し、には打率3割に達している。のリーグ優勝に貢献。同年の日本シリーズでも、5試合に代打として起用されたが無安打に終わった。限りで現役引退。その後は中日( - スコアラー)、巨人( - ・ - 一軍内野守備コーチ, ファームディレクター, - 編成担当, - スカウト)、ロッテ(一軍守備コーチ, ヘッドコーチ)、横浜(ヘッドコーチ→二軍監督)で監督・コーチ・フロント業を歴任。ロッテコーチ時代の1996年、検査入院の為欠場した江尻亮監督の代行を2試合務めた。からにはRFラジオ日本「ジャイアンツナイター」・NHK-BS「メジャーリーグ中継」解説者を務めた。横浜退団後はクラブチーム「神奈川BBトリニティーズ・横浜ベイブルース」のGM兼監督として野球の普及活動を行っていたほか、東京中日スポーツ紙上で「コラム・野球教室」を担当していた。12月から、慶應義塾大学野球部に監督として復帰。任期は4年で、同部の監督では初めてのプロ野球出身者であった。東京六大学野球の春季リーグ戦では、最初のシーズンであったから2年連続で優勝。6月11日の全日本大学野球選手権大会では、大会史上初のプロ出身監督対決になった東京国際大学(監督:古葉竹識)との準決勝を6-4で制した。慶大監督在任中には、にプロ野球ドラフト会議の1巡目指名で阪神タイガースへ入団した伊藤隼太(2011年度主将)を皮切りに、3年連続で部員からプロ野球選手を輩出(:福谷浩司=中日ドラゴンズからドラフト1位指名で入団、:白村明弘=北海道日本ハムファイターズからドラフト6位指名で入団)。2012年には、同部史上初めての女子選手として、入部したばかりの川崎彩乃を投手で登録している。しかし、任期が満了した2013年11月に、監督の座を助監督の竹内秀夫に譲る格好でいったん退任した。江藤は、2014年1月20日付で日本学生野球連盟から(プロ野球経験者による高校生への指導に必要な)学生指導資格の回復を認められたため、同年春からは慶應義塾各高校の野球部を統括する「総監督」として高校球児を指導する予定だった。しかし、竹内は大学監督への就任直後から、内臓疾患で長期にわたって入院。現場復帰の目途が立たないことから、大学では2014年2月28日に、江藤が同年の東京六大学野球の春季リーグ戦期間中に再び大学の野球部を指揮することを発表した。ただし、竹内が現場への復帰を前提に監督職へとどまったため、東京六大学野球連盟には竹内の代理扱いで江藤を「助監督」として登録。春季リーグ戦が終了する6月末までの指導で、そのリーグ戦では、チームを6季ぶり・通算34度目の優勝に導いた。江藤の後任の助監督には高多倫正が就任した(なお、竹内は現場復帰が叶わず、監督退任後の2015年8月5日に死去)。2015年より社団法人若葉ゴールド・ベースボール・アカデミーの総監督として、千葉市の青少年に真正ベースボール指導を通した進学指導を行っている。激しい気性で知られた兄・愼一とは反対に、温厚な人柄。ゴルフの腕前はプロ級とのこと。2010年には、2008年に逝去した愼一の野球殿堂入り(エキスパート部門での選出)が決まったため、7月23日のオールスター第1戦(福岡Yahoo!JAPANドーム)試合前の野球殿堂入り表彰式に省三が出席している。
出典:wikipedia
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