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いかだ

いかだ(筏・桴)は、木材・竹など浮力を持つ部材をつなぎ合わせ、蔓などで結びつけた、水上構造物である。航行や養殖の目的に用いられており、用途に応じて船舶または浮きの集合体とみなされる。一般的な構造の船舶は、全体の構造として水を押しのけた空間を確保しており、その量(トン数、排水量を参照)と等しい浮力を得たうえで運用されている。その一方、いかだは構造的に浮力を生みだすのではなく、いかだを構成する個々の部材が生む浮力にのみ依存して運用されている。そのため、いかだは積載量において劣る。しかし平面構造を取り得るなど、構造上の制約が少ないという利点を持っている。木造船と木製いかだを例にとると、両者は木材という水に浮く同じ部材を持つものの、利用する浮力の生みだし方が全く異なる。木造船は全体の構造として水を排した空間を作り、それが生み出す浮力を利用し、部材の木材自体が持つ浮力以上の貨物の積載量を以て運用されている。そのため浸水してその空間が失われた場合、(貨物その他を捨てない限り)沈没してしまう。一方で、木製いかだは木材自体が持つ浮力にのみ依存して運用されており、そもそも個々の木材の浮きとしての能力以上の貨物を積むことができず、浸水による沈没という現象も起きない。伝統的には、木・竹・ヨシなどの植物をロープで縛り合わせて作られた簡易的で小型のものが多い。現在ではさらに、プラスチック製の浮きを縛りつけたものが広く養殖に用いられているほか、鋼鉄製の大型の浮きを持ち、河川で車や人を対岸に渡すことのできるものやメガフロートのような巨大なものまである。丸太を数本、平行に並べてつないだものが最も典型的な、いかだのイメージである。木材そのものの浮力に頼った構造であるため、積載運搬能力や耐波性は低いが、いかだは元来、簡易な形式の舟として用いられるのみならず、そもそもいかだの部材としての木材を河川において運搬するための手段としても用いられたものである。例として、墨俣城(一夜城)の築城説話がある。史実かは別として、即席で要所を築くために木材をいかだとして川に流す物語が知られている。ある程度の流量のある川沿いであれば林道などが未整備な箇所においても木材の運搬ができたため、日本でも地域によっては昭和30年代まで用いられた。しかし、流域で貯木していた木材が洪水時等に下流へ被害を及ぼしたり、水力発電や治水などを目的とするダムの建設や林道等の整備が進んだりすることにより木材運搬の手段としては使われなくなった。やがて、船舶工学の発展にともない、舟としてのいかだも先進国では実用に供されることはほとんどなくなった。部分部分に脚色された物語であるが、11世紀末前後に成立した『大鏡』には、藤原純友(10世紀中頃)が西国の海で大筏を数え切れぬほど集め、その筏の上に土を盛って植木を生やし、たくさんの田を作って、定住して、討伐軍では、なまじびくともしそうにないほど強大にさせたという記述がある(筏による一種の「海上陣地」の形成話)。物語としてだが、想定としての定住目的が、この時代から見られる。『大鏡』では、木を植えられるほどの巨大な筏を土台としているが、田畑を形成する年月を考慮しても現実的かは疑わしく、また、後世の作品でも「筏の上に田を作る」アイディアは見られ、漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の作中でも描かれているが、「海水の塩(潮風)によって作物は全滅する」結果となっており、端的ではあるが、筏の上での耕作が不適切(潮風が強くて不向き)であると演出している。古代のポリネシア・ミクロネシア人が南太平洋一円を活動する際に、アウトリガーカヌーやコンティキ号のようないかだを使っていたと考えられている。ブラジルの漁民はジャンガダと呼ばれる三角帆を装備したいかだで漁をしている。いかだが横転したり横に流されないよう、海上では船底にダガーボードという水中翼を差し込む。猟師は航走中海に投げ出されないようにデッキに体を固定して操船する。

出典:wikipedia

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