今治大丸(いまばりだいまる)は、かつて愛媛県今治市で営業していた日本の百貨店及びその運営会社。日本の大手百貨店の大丸(現・大丸松坂屋百貨店)の子会社だった。店舗面積は10,540m²で大丸では新居浜大丸、長崎大丸に次いで最小規模であった。新居浜大丸閉店後には新居浜市に出張所を設置していた。1962年(昭和37年)に地元資本の百貨店大洋デパートとして今治市で創業し、1973年(昭和48年)に常盤町四丁目(閉店時の場所)に移転した。移転した翌年の1974年(昭和49年)に大丸の傘下に入り今治大丸に商号変更し、今治市の中心市街地の商店街を代表する百貨店として営業すると共に外商部門では強みを持ち東予地方を中心に顧客を獲得してピーク時の1992年(平成4年)2月期に売上高101億円を上げた。2001年(平成13年)には大丸の100%子会社となったが、今治港の衰退や地場産業のタオル産業の不振などに加えて、郊外型ショッピングセンターの進出が相次いで競争が激化した影響を受けて2007年(平成19年)2月期からは2期連続で当期赤字に転落し、2007年(平成19年)2月期は売上高60億円で純損失7500万円を計上して約23億円に上る累積損失解消の見通しが立たななくなったため営業継続が困難と判断し、2008年(平成20年)8月25日の親会社のJ.フロントリテイリングと大丸そして今治大丸の3社の取締役会で年内での営業終了決議して同日発表し、2008年(平成20年)12月31日に閉店して46年の歴史に終止符を打ち、四国では県庁所在地以外の百貨店が消滅することになった。閉店後は会社を清算する手続きに移行し、約25億円の損失処理を見込んでいる。跡地の利用については閉店後空きビル状態が続いていたが、今治商工会議所などが2012年4月に、解体・更地化するための会社「どんどび」を設立し収得、同年6月より解体が始まった。今治商工会議所や今治市、商店街などの関係者で構成される「今治大丸跡地対策委員会」が活用策を検討しており、2013年3月5日の委員会では居住部分とテナント、公共部分を備えた多機能複合ビルの3案がまとめられた。いずれも住居機能を備える複合施設で、総合病院、公的機関、百貨店をそれぞれ核とする3つの案がまとめられ、跡地を所有する会社「どんどび」が3案を基に再開発計画を決定する予定であった。しかし2013年4月30日に景観美化のため緑のオアシスを開始した。
出典:wikipedia
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