SUNQパス(サンキューパス)は、 SUNQパス運営委員会が発行し、同委員会に加盟している九州・山口県下関市周辺部の事業者が運行する高速バス・一般路線バスが、3日間(もしくは4日間)乗り放題になる乗車券(フリーパス)である。及び下関地区で有効な全九州+下関版と、福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県の5県及び下関地区で有効な北部九州+下関版がある。利用者への感謝の意を表し、「Thank you」と「SUNQ」をかけてある。また、「SUNQ」自体にも意味は存在しており、「SUN」は、九州が持つ南国のイメージから「太陽(sun)」と、有効期間の「3(さん)日間」の意味。そして、「Q」は「九州」の意味。この二つを合わせて「SUNQ」となった。SUNQパスは、SUNQパス運営委員会に参加している各バス事業者の窓口(バスターミナルや営業所など)、西鉄天神大牟田線の一部駅、九州内の空港(一部除く)で販売しているほか、九州を結ぶ夜行高速バスの主要ターミナル(新宿高速バスターミナル、名鉄バスセンター、京阪バス京都駅八条口案内所、南海高速バスセンター、近鉄高速バスセンター、阪急三番街、高松駅前バスターミナル、高松中央インターバスターミナル、ゆめタウン高松バス乗り場、善通寺バスターミナル、四国高速バス丸亀駅前案内所、いよてつチケットセンター(いずれも九州とのバス路線がある)で発売する。指定旅行代理店(西鉄旅行・HIS・JTB・近畿日本ツーリスト・日本旅行・名鉄観光・東武トラベル・阪急交通社・京王観光・名鉄観光バス・京急観光)の店頭並びに主要コンビニエンスストア(セブン-イレブン・ローソン・ファミリーマート・サークルK・サンクス)では、原券でなく引換券を発行し、引換券を九州内のバスターミナルや空港などの窓口で原券と引き換える形を取る。引換券そのものではバスに乗車できないうえ、購入後一ヶ月以内に引き替えない場合は引換券が無効となる。インターネット販売も実施している(株式会社イーティックスが受託)。インターネット販売での決済方法はクレジットカード(JCB、VISA、Master、アメリカン・エキスプレス)限定で、送料が別途必要となる。Peach Aviation機内で購入した場合は、到着地の空港で原券と引き替える。なお、宮崎県、鹿児島県内の窓口(コンビニエンスストアを含む)では全九州版のみを発売する。WEB SUNQパスは、専用のスマートフォンサイトでの購入のみで、支払いもクレジットカードのみとなる。事前予約不要・降車時決済の路線(座席定員制の高速バス路線および一般路線バス)では、降車の際にSUNQパスを運転士に掲示する。事前予約制の高速バス路線では、予約窓口でSUNQパスを提示し、座席指定券または定数券を受け取る。電話等による予約も可能であり、この場合SUNQパスで乗車する旨を予約の際に伝える。予約済みの場合予約している旨を窓口で述べて、SUNQパスを提示し、座席指定券・定数券を受け取る(座席指定券・定数券発行窓口がない停留所では運転士にその旨申告する)。なお、九州横断バスは熊本高速バス予約センターでのみの受付となるほか、「B&Sみやざき号」はSUNQパス利用時の電話予約・インターネット予約は出来ない。船舶に乗船する場合の利用方法は航路により異なる。なお、「1日」の基準は0時からではなく3時から26時59分(翌日午前2時59分)までである。また、有効期限最終日に始発地を発車する夜行高速バスに乗車する場合、翌日の3時を過ぎても降車するまでは有効である。九州内・下関地区を運行するバスのうち、以下の路線についてはSUNQパスが使用できない。西鉄高速バスが2016年4月22日から土日祝・祝前日に運行を開始した「福岡 - 延岡・宮崎線」(夜行便)については全九州+下関版のみでは利用できず、別途追加料金が必要になる。国土交通省が実施している「広域的な公共交通利用転換に関する実証実験」の平成16年度公募分の一つ「九州高速バスネットワークを生かした共同予約システム導入による公共交通利用促進実験」の一環として発売開始された乗車券である。当初は2005年3月1日に九州内の11事業者で構成された「九州高速バス予約システム運営委員会」が発行主体となり、福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県の5県内の高速バス乗り放題パスとして発売された。このときは、乗り放題の対象は上記5県内の高速バス31路線のみに限られ、一般路線バスでは以下の注記に示す路線を除き使用することができなかった。なお、本項の以下の箇条書きは実施当初のものであり現行のものではない。発売開始当初は2005年9月30日までの期間限定発売としていたが、同年10月1日以降も引き続き発売を実施した。2006年4月1日に制度改正を行い、従来発売していたものは「北部九州版」に名称変更し、乗り放題対象を一般路線バスにも拡大し、上記の利用不可の路線も利用可能とするとともに、新たに九州7県の高速バス・一般路線バスに乗車できる「全九州版」が発売開始された。このとき、高速バスを運行していない事業者も加わりSUNQパス運営委員会が発足し、同委員会が発行主体となった。こちらも2006年9月30日までの試行発売としていたが、同年10月1日から本格実施された。新たに3事業者が加わり、乗車可能路線数も全九州版は従来の2,077路線から118路線増えて2,195路線に、北部九州版も従来の1,275路線から79路線増えて1,354路線になった。2008年6月1日より全券種で下関市を中心としたサンデン交通バスが利用可能となり、利用範囲が九州島外に拡大された。これにより全九州版は「全九州+下関」、北部九州版は「北部九州+下関」と名称変更された。またバス路線以外に、下関唐戸 - 門司港(関門汽船)・口之津港 - 鬼池港(島鉄フェリー)・熊本港 - 島原外港(熊本フェリー)・鹿児島本港 - 桜島(桜島フェリー、全九州+下関のみ)の4航路が利用可能となった。これにより、利用可能路線数は「北部九州+下関」で約1,500路線+3航路、「全九州+下関」では約2,400路線+4航路となった。同時にこれまでの3日間有効のもののほか、全九州・下関版に4日間有効の券種が追加された。2015年3月9日より「WEB SUNQパス」のサービスが開始された。スマートフォン専用サイトからクレジットカードで購入し、表示された画面を運転手に見せることで利用できる。座席指定便で必要な予約に関しても、同サイトから可能になる。設定される種類は、紙版のSUNQパスに準ずる。2016年4月1日より、Peach Aviationの福岡・鹿児島・宮崎空港到着便での販売を開始。また、同日より下関エリアでの対象範囲拡大を行い、サンデン交通の下関 - 山口宇部空港間及びブルーライン交通運行全路線バスが対象になった。2016年4月1日現在、48事業者が加盟する。
出典:wikipedia
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