数え歌（かぞえうた）は、数えることをテーマにした、和歌または歌謡。歌謡は数え唄とも書く。日本では、古くは降神（神がかり）の儀式の際の呪言として用いられたと言われる。『古今和歌集』仮名序に歌の一体として「かぞへうた」について記されているが、具体的な内容は不詳である。『倭儛歌譜』には「計歌」として記載されている。歌詞の各行（バース）の頭に1から順に数詞を折り込んで歌う。民謡として、古くから伝えられているものも多い。言葉遊び的な要素もある。たとえば一をひとつと読むのを人に押韻し、歌詞を紡いでいく。近世に入ると、和歌・神事祭文より、浄瑠璃・庶民歌謡まで幅広い分野で行われた。数をリズムよく数え上げるための歌。、童歌としては、手毬・御手玉・羽根突と組み合わされて発達した。

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