『三國志曹操伝』(さんごくしそうそうでん)は、1998年12月にコーエー(現・コーエーテクモゲームス)から発売されたMicrosoft Windows用ゲームソフト。「英傑伝シリーズ」の第5作であり、「三國志シリーズ」にも分類される。本作は、小説『三国志演義』を題材にしており、プレイヤーは魏の太祖武帝曹操となって中国の統一を目指す、ターン制のシミュレーションRPGである。後に廉価版シリーズ「コーエー定番シリーズ」、『三國志VI』とのツインキャンペーン版がそれぞれ発売されているが、他機種への移植は行われていない。本作の特徴として、曹操の評判を表す「アライントメーター」が搭載されている。これは、ストーリー上で発生する選択肢によって青と赤のゲージ比率が変化し、それによって後半のストーリーが大きく変化する。ゲージによっては、魔王に取り憑かれた諸葛亮の打倒を目指すという史実の三国志とは大きく離れたシナリオとなる。また、他のリコエイションシリーズ同様、プレイの仕方によっては史実で死亡する曹操配下の武将を生存させることも可能。次に、装備品の育成要素がある。ユニット以外にも武器や防具にも個別にレベル制が設けられ、装備者が戦闘時に攻撃や防御を行うことで経験値が蓄積し、レベルアップによって装備品の数値効果が向上する。また装備品を上限まで育成した上で売却すると、種類に応じたアイテムが入手できる特典もある。なおレベルの上限は、通常の装備品は3、「宝物」に属する特殊な装備品は9と分かれている。作中BGMの中に、始まりがグスタフ・マーラー作曲の交響曲第5番第1楽章と酷似しているものがある。本作でもシリーズ同様、「部隊」と呼ばれる多様なユニットが登場する。しかし、『英傑伝』『孔明伝』と違って戦闘前にクラスチェンジができない上、アイテムを使ってユニットの種類を変更するシステムが存在しない。またクラスチェンジはレベル15以上で印綬を使うとクラス2に、レベル30以上で印綬を使うとクラス3になる。また、騎兵系、弓兵系、歩兵系にはじゃんけんのような強弱関係がある。それぞれ、騎兵系は歩兵系に強く弓兵系に弱い、弓兵系は騎兵系に強く歩兵系に弱い、歩兵系は弓兵系に強く騎兵系に弱い、となっている。ユニットのレベルの上限は99から50に変更されている。また、これまでのシリーズにあった一騎討ちイベント後に勝敗に関係なくレベルが1上がる仕様が変更され、一騎討ちイベント内で勝利した時のみ通常の敵を倒した時と同じ経験値が獲得できるだけになった。他にも退却システムが撤廃されたことにより、わざと退却しレベル上げができなくなった。策略のランクに応じて攻撃範囲が変化する仕様はシリーズ通りだが、『英傑伝』『孔明伝』の時は高位な策略ほど攻撃範囲が広くなるのに対し、本作ではそれとは逆である。また、シリーズに登場した各策略と同様の効果を持つ消費アイテムは本作では登場しない。
出典:wikipedia
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