閑吟集(かんぎんしゅう)は日本の小歌の歌謡集。永正15年(1518年)に成立。ある桑門(世捨て人)によってまとめられた歌謡集。仮名序に「ふじの遠望をたよりに庵をむすびて十余歳」の「桑門(僧)」とするのみで不詳。連歌師柴屋軒(さいおくけん)宗長をあてる説もある。「なにせうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂へ」など、当時の刹那的な雰囲気がよく現れたもの、「世の中は ちろりに過ぐる ちろりちろり」などの無常観、室町びとが感情を託して歌った311首がおさめられている。仮名序に「毛詩三百余篇になずらへ」たとある。配列は、おおよそ四季・恋の順に並ぶが、四季のなかにも恋の歌と解されるものも多く、連歌のように小歌の内容の連想・連鎖によって各歌がつながっているとみたほうがよい。小歌230首のほか、大和節・近江節・田楽節・早歌(そうが)・放下歌(ほうかうた)・狂言小歌・吟詠などを収める。「続群書類従」「日本古典文学大系」所収。
出典:wikipedia
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