現在、6学部7研究科(愛媛大学との2つの連合研究科を除く)を擁する香川県唯一の国立大学。経済学部と法学部は、かつて戦前四国唯一の官立高商として数多くの政財界人を輩出した旧制高松高商を前身としている。学部生:5,696名、大学院生:843名(連合農学研究科を除く)、計6,539名(2012年5月1日現在)高等裁判所や財務局、経済産業局など四国4県を統括する国の主要な出先機関と上場企業の支店が集中する高松市の地の利を背景に、国立大学として四国唯一の法学部、経済学部、法科大学院、MBA大学院(ビジネススクール)を持つ。このためMBA(地域マネジメント研究科)には四国内の官公庁や企業の現役職員の受講生が多く、初代研究科長が日本放送協会(NHK)の経営委員・常勤監査委員を兼ねていた(現在は四国電力重役)ほか、歴代客員教授・講師陣には大蔵官僚時代に四国財務局長だった中山恭子元内閣総理大臣補佐官(拉致問題担当)をはじめ現職の県知事や地銀頭取、企業の重役、官公庁の幹部行政官、日銀支店長などが名を連ねている。1997年(平成9年)に新設された工学部は国立大学としては最後発であるが、教授陣には企業出身の研究者が多く、産学協同色を鮮明に打ち出している。また、農学部の何森健名誉教授によって学内の敷地から発見された酵素により、希少糖の大量生産法イズモリングが確立されたことにより、四国経済産業局や香川県、地元企業と産学官連携による希少糖の研究拠点となっている。学内には日本唯数の希少糖研究センターや国際希少糖学会の本部事務局が置かれているほか、学外には産官学連携の希少糖生産技術研究所も稼働している。戦前、隣接する岡山、徳島両県には社会科学系の高等教育機関がなかったため、伝統的に県外出身者の比率が高い。瀬戸大橋の開通後は対岸の岡山県出身者が増え、地元香川県出身者と拮抗している。新制大学の発足から半世紀以上経った現在では理系の学部が半数を占めるようになり、研究成果の地元への還元も進んでいる。なお、近年は工学部を除いて入学者の約4割が女子学生となっている。学生と教職員間の交流を深め、大学の教育環境をより良くするために、学生を主体とした教職員参加による「香川大学フレンドリー・ナイトスポット」を定期的に開催している。以下、特記していない専攻は修士課程である。大学本部と教育学部、経済学部、法学部は高松市中心部の幸町に、工学部は郊外の林町(香川インテリジェントパーク内)に、農学部、医学部はそれぞれ高松市外の三木町池戸(いけのべ)の旧単科大学時代からの敷地を引き継いでおり、キャンパスは4つに分散している。幸町キャンパスの経済・法学部構内には、「香川大学講堂」がある。中・四国の国立総合大学9校では唯一のもので、学部生の入学式・卒業式は毎年ここで行われている。(広島大学、愛媛大学など他の8大学にはこれに相当する施設がないため、入学式・卒業式は大学の体育館もしくは市内のスポーツ施設等の公共施設を臨時に借りパイプ椅子を並べて行われている。)それぞれ学生が自主的に運営する自治寮がある。高松市内に男子学生寮(屋島寮)定員109名、2010年に新築移転された、幸町キャンパス内の女子学生寮(若草寮)定員70名がある。男子寮はもともと定員200名だったが、個室化した。また、これらとは別に、木田郡三木町に農学部学生のみを対象とした男子学生寮(光風寮)定員30名と、近年新築された留学生会館(屋島)がある。県内初の地上一般放送局の免許を受けワンセグエリア放送を実施している。"この項目は、のを使用しています。" "51491
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