LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

硝酸アンモニウム

硝酸アンモニウム(しょうさんアンモニウム、)は、化学式 NHNOで表される物質。俗に硝安とも呼ばれる。硝酸とアンモニアの塩であり、工業的にも硝酸とアンモニアを直接、反応させて製造する。化成肥料の窒素源として主要な物質であると同時に、火薬・爆薬の原料としても重要な物質である。ただし、爆薬の原料として使用する場合は、多孔質で顆粒状のプリル硝安を使用することが多い。高酸化性物質であり、衝撃により爆発することもあるため、輸送や保存に関しては、船舶安全法や消防法による規制がある。加熱するか、もしくは塩化物イオンを触媒とすれば、分解して亜酸化窒素(一酸化二窒素、笑気)を発生する。さらに、210 ℃ 程度に加熱すると爆発する。この性質を利用して、木粉、ニトロナフタリンなどを混合したものは硝安爆薬として用いられる。尿素や硫酸アンモニウムと同様に水に溶解する際は吸熱する。食塩等と比較すると吸熱反応のエネルギーが大きいため、携帯式氷枕などの寒剤に使用される。1921年にドイツ・ルートヴィヒスハーフェン近郊のオッパウにあるBASF化学工場で、吸湿して固化した硝酸アンモニウムと硫酸アンモニウムの混合肥料を粉砕するためダイナマイトによる発破を掛けたところ、4,500トンあまりが爆発し、死者500 - 600人、負傷者2,000人以上の大惨事となった。現場には直径100メートルのすりばち状の穴ができたという。ただし爆轟に導くことは難しく、事実、この工場は設営時から事故時まで継続的にその方法をとっていたが、この事故まで問題は起こらなかった(オッパウ大爆発)。1947年4月16日にはアメリカテキサス州のテキサスシティで、係留中の蒸気船グランドキャンプ号の火災から積荷の硝酸アンモニウム2300トンに引火・爆発して581人が死亡(テキサスシティ大災害)、1.6km以内の建物はすべて倒壊。この時は消火の放水によって硝酸アンモニウムの吸湿・劣化を恐れた関係者が初期消火を渋ったことで、被害を大きくする一因となったと言われている。1995年に167人の死者を出したオクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件でも爆薬の原料として使用された。場合によっては、水溶液も爆発する。1952年(昭和27年)12月22日に名古屋の化学工場で水溶液が爆発した。この事故について、当時の日本では特に研究はなされなかったが、その後、アメリカで研究された結果、スラリー爆薬が開発された。タカタのエアバッグ不具合の問題では、エアバッグのガス発生剤に硝酸アンモニウムを使うことが焦点となった。現在、衝突時にエアバッグを膨らませるためのガス発生剤として硝酸アンモニウムを使っているのはタカタのみである。温度の変化によって結晶の形、密度が変わる転移という現象が危惧されるが、タカタは硝酸アンモニウムにほかの化学物質を添加し、「相安定化硝酸アンモニウム」とすることで安定させていると主張した。タカタのエアバッグは、多湿地域でインフレータの暴発が起こったことか問題視された。アメリカ合衆国運輸省は硝酸アンモニウムを使ったガス発生装置の生産、販売の停止を命じ、2018年末までに段階的に取りやめることで合意した。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。