


『まもって! ロリポップ』は、菊田みちよによる日本の少女漫画作品。通称「まもロリ」。講談社の漫画雑誌「なかよし」にて2003年2月号から2005年7月号にかけて連載(ただし2003年6月号は休載)された。もともとは、同誌2002年11月号の別冊付録「なかよしザ・ネクスト」において読者投票の結果により連載作を決める一種の読者コンペ企画として発表された3作品のうちの1つであり、そこで第1位を獲得したことによって連載作となった。そして読者からのさらなる支持を集めたことにより、最終的には約2年半に渡るロングラン連載となった(なお、「なかよしザ・ネクスト」自体は、2000年から行われていたものだが、この作品を生み出した2002年を最後に消滅している)。2006年7月からテレビアニメ化されたが、それに伴い、「なかよし」2006年8月号からタイトルを『もどって! まもって! ロリポップ』に改めた上で事実上連載が再開、2008年2月号まで連載された。なお続編の通称は「もどロリ」。また、「なかよし」本誌や増刊枠でも何作か、サブキャラクターたちに光を当てたスピンオフ作品が発表されている。「強くてやさしくてカッコよくてあたしを守ってくれる男のコ」を夢見る主人公の山田二菜(ニナ)は、魔法使い試験の課題で使われる硝子真珠(クリスタルパール)を飴と間違えてうっかり飲み込んでしまったことが原因で、試験期間の半年間、見習い魔法使い達から狙われるハメになった。主人公を守るゼロ&イチイの二人を始め、サン&フォルテ、ゴウ&ロッカ、七瀬&八雲、クク&トトら、試験に挑む個性豊かな魔法使いコンビ達が次々と登場して物語を盛り上げる。また、魔法試験終了後も、主人公と硝子真珠との奇縁は続き、キング、ハート、ダイヤ、クローバー、スペードの魔法盗賊団とも関わっていくことになる。なお、『もどって! まもって! ロリポップ』は、『まもロリ』の2年くらいあとが舞台となっており、ニナが上級魔法試験に使う硝子飴石(クリスタルドロップ)をうっかり飲んでしまい、受験生がニナの体から出てくる硝子飴石の欠片を受験合格のためにより多く集める、という内容。そのため、『まもロリ』の初期のエピソードのリメイクとみて良い。受験生の名前は受験番号の数字からきている(但しゼロとイチイの受験番号は001と002)。因みにトミ、イヨ、フィフティーン、システィーンは『まもロリ』4巻以降は未登場。ウィルとアクアマリンは、もともとは同じ作者の読み切り作品『めでぃかるまじかる』の登場人物である。同作品中では、ウィルは弟子のピュアとともに魔法診療所を開く有能な魔法医だが、頻繁に仕事をさぼってはピュアにどつかれる生活を送っている。アクアマリンはピュアに対し注意と警告を与え、さらにツッコミを入れるウィルの使い魔(見た目は猫)として描かれる。シリーズ合計全13巻、いずれもKCなかよしから刊行。登場人物が多く、なおかつ一癖もふた癖もある人物ばかりだった。ゆえに、「番外編」と言う名目でスピンオフ作品が多数作られた。以下ここにこれを記す。スピンオフ作品の多くは「なかよし」本誌に発表されたものであり、また、当然ながらニナが全く出ていないものもある。ゆえにニナは『まもロリ』単行本7巻の柱(「キャラにおしつけ」)で「本誌で2か月も出番がない事があった。あたしゃ本当に主人公だったんかいな?」という主旨のボヤキ発言をした。2006年7月から9月まで、CS放送局のキッズステーション及び地上波テレビ局のTOKYO MXなどの独立UHF放送局の一部の局とテレビせとうち(テレビ東京系)、熊本朝日放送(テレビ朝日系)で放送された。全13話。UHFアニメに当たる作品ではあったが、朝から夕方にかけて放送した局が多い。一部、朝から夕方に放送する局と、深夜に放送する局とで放送されるCMが異なっていた。第2話にして早くも色パカ(動画に異なる彩色の画の意図せぬ挿入、点滅のことを「パカパカ」とたとえることから)が見られるなど、品質の劣化があった。なお、乱れた作画の一部は放送期間中に修正された。このため、放送日時が早いテレビ局から次の放送のテレビ局へと、順を追うごとに少しずつ内容に変化が見られることが頻発する事態となった。1話と2話にはアバンタイトル時に製作側で「テレビをみるときは、部屋を明るくしてはなれてみてね!」というテロップを表示していた。11話以降はアバンタイトル時に製作側で「本作品の設定および登場人物は架空のものです。」というテロップを表示していた。
出典:wikipedia
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