『夜のピクニック』(よるのピクニック)は、恩田陸の小説、およびこれを原作とした日本映画である。『小説新潮』にて2002年11月号から2004年5月号まで連載後、2004年7月30日に新潮社から発売され、第2回本屋大賞、第26回吉川英治文学新人賞を受賞した。また、2004年度『本の雑誌』が選ぶノンジャンルベスト10では1位に選ばれた。2006年9月に新潮文庫でも発売された。『図書室の海』(2002年2月、新潮社)には、歩行祭の前日譚『ピクニックの準備』が収録されている。また、ピクニックの準備と夜のピクニックでは、登場人物の設定が違うなどいくらかの相違がある。著者の母校である茨城県立水戸第一高等学校の名物行事「歩く会」をモデルにしている。本書では80kmの歩行祭と記してあるが、実際の「歩く会」は70kmとのこと。全校生徒が24時間かけて80kmを歩く高校の伝統行事「歩行祭」。3年生の甲田貴子は、最後の歩行祭、1年に1度の特別なこの日に、自分の中で賭けをした。それは、クラスメイトの西脇融に声を掛けるということ。貴子は、恋心とは違うある理由から西脇を意識していたが、一度も話をしたことがなかった。しかし、ふたりの不自然な様子をクラスメイトは誤解して…。榊姉弟以外は北高の3年生。2006年9月30日に公開。それに先立って物語の前日譚を描いたオムニバス形式のDVDドラマ『ピクニックの準備』が9月15日に発売された。撮影場所には著者の母校であり、この作品の舞台となっている茨城県立水戸第一高等学校が実際に使われた。また、出演者も著者の「アイドルっぽくない俳優を使ってほしい」というリクエストがあり、その要望に添ったキャスティングになった。キャッチコピーは「みんなで夜歩く。ただそれだけなのに、どうしてこんなに特別なんだろう」。映画公開のおよそ1か月半前から順次Yahoo!動画で無料配信されたのち、2006年9月15日にDVD作品として発売された。映画の主な登場人物にスポットライトを当てた10篇の短編作品を収録。新潮社文庫の『図書室の海』に収録されている原作とは内容が異なり、エピソードはすべて脚本の三澤慶子らによるオリジナルで、映画の前日譚を描く。「片想いの長さ」もう一つの杏奈編は特典映像として収録されているため、レンタル専用DVDには収録されていない。ちなみに、特典映像にはこれら短編作品のメイキング映像が収録されている。なお出演者のうち2人(多部・貫地谷)はのちに連続テレビ小説のヒロインに抜擢されている。ナナムジカ「Ta-lila〜僕を見つけて〜」のCM。『夜のピクニック』にインスパイアされて作られた。世界最短15秒シネマとして、『COUNT DOWN TV』(TBS)内で放送。全3話。
出典:wikipedia
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