岐阜県立大垣北高等学校(ぎふけんりつおおがききたこうとうがっこう)は、岐阜県大垣市にある県立高等学校。1894年(明治27年)開校された歴史を持つ伝統校。大垣市内や周辺地域での通称は北高(きたこう)。西濃学区の生徒の減少に伴い、2002年(平成14年)からそれまでの募集定員を400人から360人、2005年(平成17年)から360人から320人に減らして1学年320人・40人編成8クラスである。また、隣の岐阜学区からも受け入れ可能である。西濃学区のなかでは最も入学難易度が高く、結果として倍率は安定している。調査書よりも検査(入試)を重視する傾向があり、2013年以降の入試では、調査書:学力検査を3:7としている。また、最寄駅は大垣駅であるため、市内だけではなく、養老町や海津市、揖斐郡、不破郡、岐阜学区の瑞穂市や本巣市などからも通学が可能である。大垣市内でも北側に位置している。近くには交通量の多い国道258号線や国道21号線が走っているが、校舎からは離れているために勉強の支障となるような騒音はなく、環境は良好である。近年、大垣駅北口が大幅に整備され、大型商業施設のアクアウォーク大垣ができたため、周辺環境も変化しつつある。直近に電車の駅はなく、自宅や最寄りの大垣駅から自転車を利用して通学している生徒が多い。なお、大垣駅から高校へ至る通学路は通称「北高街道」と呼ばれている。2004年に校舎新築。教室棟、管理棟、特別教室棟から成り、その他麋城館、誠友館、図書館などがある。また、老朽化のために使用禁止となっていたプールは2014年に取り壊されて跡地には多目的広場ができた。そのほかには、赤本や青本、模試の過去問が置いてあるフューチャールームと呼ばれる三年生専用の自習室もあり、学習に専念できる環境が整っている。校風としては大垣市内4高(本校・大垣東高校・大垣南高校・大垣西高校)の中では最も自由な校風であるといわれており、4高では唯一、携帯電話の校内持ち込みと校内での使用が許可されている。髪型についても、清楚を基としながらも染髪、パーマ以外に規定はない。ただし、近年は徐々に規定が増えており、例として、冬季に着るカーディガンの色は、2009年度より黒と紺のみと規定された。生徒会活動が活発な学校でもあり、例年、卒業生に対して生徒会功労賞(1997年より「天籟賞」)の授与が為されている。また学校行事の大半を生徒会主体で運営している。毎年2月に行われる恒例凧揚げ大会は伝統行事となっており、担任教諭を模した作品などクラス毎に趣向をこらした凧が大空に上がる。9月には文化祭、体育祭を混合した北高祭が3日間に渡って行われる。クラス企画はお化け屋敷や食品企画、演劇、映画など様々だが、くす玉・門・折鶴アートを必ず1クラス制作しなければならない。部企画では個展(美術・書道)、部誌配布(文芸)、演奏会(音楽)、芝居(演劇)など。他に科学部、囲碁将棋部も参加している。個人企画ではクラシックコンサート(略称:クラコン)、ヤングフェスティバル(略称:ヤンフェス)など。文芸部協力の下で有志による「鬼本」も毎年発行される。1年生は高山、3年生は京都に行く遠足(フィールドワーク)が行われている。また修学旅行は毎年3泊4日で沖縄へ行っている。教育面では、週に2回(月曜・木曜)は50分×7時限授業を行って授業時間を確保しているほか、毎週火、水、木曜日に英語リスニングを実施するなど学力向上への努力している。また土曜日の有効活用が図られており、自習室の開放や特別講座の開講のほか、定期テスト前にはオオキタサポーターとよばれるOBによる学習支援・質問受付も行われている。意欲のあるものは授業が始まる前と放課後の補講、また土曜日の特別講座を自由にとることが出来る。毎週末に各教科から週末課題が出されている。年度末には、各学年の成績上位者五名に「賢知賞」が授与され、壇上で表彰される。また、三年生は国公立大学後期日程直前の三月上旬まで特編授業が組まれている。センター後、前期二次試験後まで授業があるのは県内ではこの高校のみである。大垣北高校では国際交流に力を入れており多くの留学生を受け入れているほか、「大北オセアニアプロジェクト」として8月の夏期休業中にオーストラリア・アデレードへの海外研修が行われる(希望者)。また3月の春期休業中にはアデレードとは別に「大北グローバルプラン」としてアメリカ・ユタ州での海外研修も行われる(希望者)。定期考査は年4回ある。そのほか夏季休業などの休業やGW明けには事前に明示された範囲の中から問題が出題される課題考査が行われたり、定期的に実力考査が行われる。定期テストではテストの順位等については貼り出されないが、課題考査や実力考査では、各個人の偏差値や順位などが本人に配られるようになっており、実力考査と全国模試においては、成績上位者の各教科及び総合の点数、順位、偏差値が貼り出される仕組みとなっている。また週1回の小テストがある教科が多い。生徒にはテストや部活などを両立させる能力が求められる。県内有数の進学校であり、非常に高い進学率を誇る。最難関である東京大学や京都大学および国公立大学医学部医学科に毎年合格者を出している他、地元の名古屋大学、岐阜大学へは毎年数十人が進学する。難関私立大学である、慶応義塾大学と早稲田大学にも毎年合わせて数十人の合格者を出している。文武両道を目標にしており、活発に活動する部が大半であり、中でも陸上競技・弓道部・卓球部などが様々な大会で優れた成績を残している。
出典:wikipedia
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