井上 純一(いのうえ じゅんいち、1970年6月16日 - )は、日本のTRPGデザイナー、イラストレーター、漫画家、銀十字社代表取締役社長。宮崎県宮崎市出身。多摩美術大学二部中退。表記名以外に"希有馬"(けうま)及び"井上純弌"(読み同じ)の筆名(詳細は別項目)で活動を行っている。同人活動時は同人サークル「希有馬屋」にて活動している。2012年までの「井上純弌」名義の時は、「弌」を大字の「弐」と誤記されることがあるらしく「Web希有馬屋」の自己紹介のページでは「井上純“弐”(に)じゃないです。イチです。」と断り書きを入れていた。なお「弌」は「一」の異体字だが、日本の法令で定められている大字及び人名用漢字には含まれていない。井上純弌名義よりも以前に"希有馬"の名義での投稿も行っていた。『中国嫁日記』のヒットを機に、「今までよりも多くのメディアで取りあげてもらう際に『弌』を『弐』と間違われることを減らすため」、同作品の関連商品における作者名の表記を全て"井上純一"にするつもりだと明言し、更に2012年7月刊行のアルシャードセイヴァーRPG以降は、TRPG関係の刊行物の名義も"井上純一"に変更することを明言した。ブログとして公開している『中国嫁日記』(「#中国嫁日記」を参照)が評判を集め、2011年8月12日にエンターブレインから単行本が発売され初の商業書籍化された漫画作品となった。TRPGの代表作は時代劇にSFの要素を取り入れた『天羅万象』、西洋風ファンタジーに銃やメカの要素を取り入れた『アルシャード』、パラレルワールドな現代で少年少女が対峙する黙示録的ロボットアクション『エンゼルギア』など。近年はファーイースト・アミューズメント・リサーチと組んだ作品が多い。『天羅万象』は『RPGマガジン』誌上で世界観の紹介やリプレイなどが掲載され、同誌の1990年代中盤から後半にかけての看板作品の一つとなった。商業イラストとしては1996年10月号から1997年10月号にかけて展開された富士見書房ドラゴンマガジン誌の企画「ソード・ワールドRPGシアター」では連載期間中のイラストを担当し、企画終了まで担当した。中国東北部(旧満州)瀋陽市出身の20代の美容部員との結婚を機に、妻の母国とのカルチャーギャップを題材にしたブログ「中国嫁日記」で4コマ漫画を連載している。主な登場人物は作者本人(ジンサン:“井上”の中国読み、「サン」は敬称に見えて、実は呼び捨てである)と妻の月(ユエ:仮名)。当初、妻には内緒で更新しており、書籍化の話が出た折に「プライベートな内容のため、妻に反対されたら全て止める可能性がある」とコメントされ、書籍化前はblogの先頭にも中国語と韓国語で「妻には内緒にして下さい」と但し書きがされていたが、その後妻の知ることとなり妻公認となった。それに伴い、前述の表記もなくなっている。2011年2月には、このブログでアルファブロガー・アワード2010を受賞した。『中国嫁日記』の裏話を描いた『中国嫁日記日記』(希有馬屋)というピンズ付き同人誌もある。井上いわく、高価なタイプのピンズを作りたいがために「薄くて高い本」とあわせて販売することになった。売れ行きは好調で、東日本震災の際には売上金の一部を義援金として株式会社銀十字社名義で各機関に寄付していた。2013年8月11日に2010年冬から2012年夏までの5冊分程度をまとめた『中国嫁日記同人誌総集編』が発行されている。妻の月は現在(2015年時点)では既に30を過ぎているようであるが、年を取らない漫画はいっぱいあるとの妻の主張から現在もブログでは20代と表記されている。2015年2月3日、会社の金銭トラブルに関する新たなブログ「月サンは困ってます」を開設した。「希有馬」のペンネームで、同人誌サークル「希有馬屋」の代表を務める。成人男性向け二次創作ものが中心である。また井上の日常の状況や世相への感想、オタク業界の裏話などをシニカルに描いた日記漫画もあり、自身のブログでも日記漫画形式の記事が掲載されることがある。上述の「中国嫁日記」もその流れの延長で生まれている。90年代は二次創作の同人誌を主に制作しており、自民党議員を銃殺し皇居や都庁を爆破する過激な同人誌や、実在する女性漫画家集団CLAMPを陵辱するという異色同人誌を発行したこともある。2000年代に入ってからは同人フィギュアのプランナーとして積極的な活動をするようになった。中国の工場に完全受注生産で大量生産している。もともとフィギュアの作製に関しては素人であったため、フィギュア界の常識では考えられないような無茶な企画や納期を原型師に発注することが多い。2007年冬には、当時の同人フィギュア界では破格のサイズである1/6スケールで、さらに胸に特殊素材を使い「揉むとやわらかい」というフィギュアを発表し話題となった。希有馬屋の同人フィギュア計画は毎回難航し、そのことを自身のブログやフィギュア付属コミックなどのネタにしている。2009年冬のコミックマーケットに3トントラックで同人フィギュアを搬入しようとしたところ、コミックマーケットの2トントラックでの搬入までという規約を大幅に超える過搬入であることから頒布停止とされた。今までにも2005年夏には超過搬入で、2006年冬には島中で長蛇の列を作ったことに対して、2009年夏にはフィギュアの股間の作り込みが過ぎて頒布停止など複数回に渡る注意を受けていたことから、コミックマーケット準備会の里見直紀から直接厳しい停止の言い渡しを受けた。その後、企画の内容的に個人で行える規模で無くなっていることや、税務管理や海外送金をやりやすくするために会社を立ち上げているといった金銭的な面や前述の頒布停止やコミケでの搬入トラブルなど同人レベルでのフィギュア製作に限界が生じ、また周囲の薦めもあったことからフィギュア製作に関しては、自身が代表取締役を務めるメーカー「銀十字社」を通じた商業レベルでの活動に移行している。ほか。
出典:wikipedia
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