神楽ちづる(かぐら ちづる)は、対戦型格闘ゲーム『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズに登場する架空の人物。またここでは、双子の姉である神楽マキ(かぐら マキ)や、彼女達が使用する流派「神楽(八咫)流古武術」についても表記する。神楽(八咫)流古武術の後継者(護りし者、又は護る者)。「神楽」というのは偽名(表向きの姓)で、本名は「八咫ちづる(やた ちづる)」(公式表記はひらがなである)。草薙家が「草薙剣」を、八神(八尺瓊)家が「八尺瓊勾玉」を守護するように、神楽(八咫)家も三種の神器の1つである「八咫鏡」を守護する一族である。神楽家の当主は代々、一卵性双生児の女性が継ぐことになっている。性格は二人よりはしっかりしているが、稀にドジを踏んだりするなど、彼女自身もどこか抜けている面が見られる。神楽家は、草薙家と八神家の660年の長きにわたる因縁の争いを知りつつ、そのどちらにも加担することは無かった。草薙と八神の戦いが無意味なものであると考えていた為である。現代においても、当主であるちづるもまた京と庵の争いを好ましいものと考えておらず、2人に対し、三種の神器の宿命を背負う者として、本来の宿命に目覚め、オロチ打倒のために因縁を超えて手を組むよう度々諭している。しかし、2人の争いは「家同士の確執」とは関係無く、「京と庵個人の因縁」に過ぎず、2人の因縁の前にオロチや神器の宿命などという話は、無縁どころかむしろ迷惑な物でしかない為に、庵は勿論、ある程度は理解を示す京にも拒絶されている。オロチ四天王の1人であるゲーニッツによって双子の姉のマキが殺害されて、オロチの封印が解かれて活動を再開したオロチ一族に対抗できるだけの力を持った人材を集める為に格闘大会「ザ・キング・オブ・ファイターズ」(『'96』)を開催、決勝戦の後に彼等の力試しを行う(ゲーム上の立場は「中ボス」)。その後、突如会場に現れたゲーニッツと対決し、彼を倒した。その翌年にオロチとの決戦の為にKOFを再び開催、今度は一般の挑戦者として出場する(『'97』)。その中でオロチ四天王の残り3人(七枷社、シェルミー、クリス)によって復活したオロチと対決。草薙京と八神庵共々三神器の末裔達によって、オロチの封印に成功する。その後は表立った活動はせずオロチの封印の監視をしていたが、突如KOFを開催する(『2003』)。しかし、それは「彼の地より出づる者」の1人である牡丹に操られての行為であった。結果的にオロチが解放されてしまい、その際に負傷をした時、アッシュ・クリムゾンにより神器の力を強奪されてしまう。幸い命に別状はなかったものの、神器の力を奪われた今では京と庵を対等に話せる立場ではないと感じて、2人の事をよく知っている矢吹真吾が後のことを引き受けた。その後、『XIII』でアッシュが消滅した事により力を取り戻した。小説版(著者:嬉野秋彦)では、『'97』にて危険な場所で闘い続けようとする京と庵を止める事が出来ず、そのまま置き去りにした事(その後、2人は行方不明になった)を後悔しながら生きていたが、『'98』(『〜遺された者たち〜』)で二階堂紅丸の依頼を受けて紅丸、真吾とチームを組んでKOFに出場している。何度か紅丸に口説かれているが、やんわりとあしらっている。ただ、この時のちづるの様子は満更でもないように受け取る事もでき、嬉野がバックストーリーを監修している『XII』においては、紅丸のバックストーリーでちづると紅丸がデートをしている。また、同作では紅丸に京の事を頼んでいる。旧SNK時代に発売された『'97』のドラマCDでは真吾にも一目惚れされており、山崎竜二に襲われた際には身を挺して庇ってくれた事があった。。製作者のイメージは『あしたのジョー』の白木葉子であるらしい。初期設定では草薙・八神の両名と同じく炎の技を使うキャラクターの予定であった。設定画に「ちづるの場合は火薬は唇に塗っている」といった旨の記載があり、少なくとも『'96』の開発段階では、三神器キャラクターたちの炎の技は火薬と火種によるものという設定になっていたようである。SMAPのメンバー・香取慎吾のファン。その為であるのか、小説版では矢吹真吾に対して「名前は好き」と冗談めかした発言をしている。神楽(八咫)家の家自体は然程大きくは無いものの、政界等に幅広いコネを持っている家系であるらしい。CDドラマ版『'97』のおまけではずるく、我儘な性格が描かれている。また、15階から普通に入ったり湯船から現れたりなど突飛な行動を普通にとる一面も有る。恋愛ゲームである『Days of Memories』シリーズの『Days of Memories 2 〜僕の一番大切な君へ〜』ではヒロインの1人として登場している。本名は「八咫マキ(やた マキ)」(神楽姉妹の名前は「千鶴」と「万亀」で「鶴は千年亀は万年」に由来するが、公式表記はカタカナで「マキ」である。正式に名前が発表されたのは『2003』だが、『'97』の小説版においてちづるの姉の名前が「まき」であると設定されている)。ちづるの双子の姉だったが、突如現れたオロチ四天王の1人・ゲーニッツによって殺害されてしまう。その結果、片割れを失った八咫鏡の力が一時的に弱まり、オロチの封印は解放される。『'96』で三種の神器チーム(京・庵・ちづる)を使用時、決勝戦に登場する「神楽」は姉である彼女という事になっている。『2003』ではちづると共に(無界ルートでの)中ボスとして登場。既に死亡している為、「八咫鏡」によって限界まで能力を引き出されたちづるの「鏡の力」による幻影として現れる。当初ちづると区別するため髪型をショートヘアに変える案もあったが、結局はちづると瓜二つの姿で登場している。ただ、公式絵では額に垂れている前髪の本数がちづるは1本、マキは2本になっており、ゲーム上のドット絵でもそれがきちんと表現されているらしい(ただ、静止画でない限り、見分けるのは難しい)。ちづるよりかなり強力な技を持つ為、彼女に交代したかどうかによってクリアの難易度がかなり違ってくる。『Days of Memories 2 〜僕の一番大切な君へ〜』では存命しており、登場する。シナリオによっては『KOF』同様ゲーニッツによって傷を負ってしまう(その後の生死は不明)。本来は「八咫流古武術」であるが、オロチ一族から正体を隠す為に現在は「神楽流古武術」を名乗っている。相手の技を封じたり幻惑させる呪術に長ける。技を出す際に残像を発することがあるが、これは八咫の鏡の力の成せる業であろう。神楽流の技には、殆どの物が「○○活」と付けられている。草薙流・八神流と同じく○○の中には数字が入っているが、一部の特殊技については草薙流・八神流の「外式」に対し「除活」となり、その後に同じ漢字が2つ繋がっている。幻影を出現させる技が多種存在し、攻撃した際自分が攻撃したのか幻影が攻撃したのか相手を惑わせる事が出来る。また、それを利用した固めが戦術にも多く取り入れられている。相手の必殺技を封印する超必殺技も存在する。カッコ内の名前は使用者を表す。
出典:wikipedia
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