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ファイブスター物語

『ファイブスター物語』(ファイブ・スター・ストーリーズ、英字表記:"The Five Star Stories"、略称:FSS)は、永野護による日本の漫画作品。ジャンルはSF(サイエンス・フィクション)に分類されるが、永野自身は「おとぎ話」であると公言しており、欧米で言うサイエンス・ファンタジーにあたる。角川書店発行のアニメ雑誌『月刊ニュータイプ』1986年4月号から、休載を何度か挟んで連載されている。また、1989年には第1話を基にした劇場用アニメーション映画が作られている。今までに単行本を累計850万部売り上げている。『月刊ニュータイプ』2013年5月号より再開された連載において、従来設定の一部破棄を伴う大幅な設定変更が行われているが、まだその全貌が明らかにされた状態ではない。そのため、本記事及びその子記事においては原則として2004年以前の設定(以下旧設定)をベースとしつつ、2013年以降の設定(以下新設定)について可能な限り注記するものとする。4つの恒星で構成されている「ジョーカー太陽星団」が物語の舞台となっている。科学文明がその頂点を極め緩やかに衰退を始めている世界で、光の神・天照(アマテラス)とその妻である人工生命体ファティマ・ラキシス、そしてファティマと共に最強の戦闘兵器(旧設定ではモーターヘッド (MH)、新設定ではゴティックメード(GTM))を駆る戦闘人間ヘッドライナー(騎士)たちの、数千年に及ぶ光と影の歴史が描かれていく。本作の特異的な点は、作品の年表が連載開始時以前より公開されていることである。何世代にも亘る人々の歴史が記されたその年表の存在により、読者はどのような出来事が起こるかを予め理解して物語を俯瞰することとなる。本編の展開は第1話から時間の流れに従って進められているが、所々に読者に印象付けるまたは重要な伏線として過去や未来の場面が挿入される。例えば物語は第1部のエンディング部分から始まり、再び第1話の冒頭に戻りエンディングに向かって物語は進んでいく。しかし年表(作中では「星団史」「星団歴」と呼ばれる)が明らかになっていても、登場人物がどのように生きたかまでは年表には記述されていない。歴史の表舞台や裏舞台が描かれることにより、歴史の詳細が明らかになっていく(ただし、それまでの年表をはじめとした設定の細部が修正されることは時々行われており、新設定では年表自体が大きく修正された)。それらをつまびらかにしながら歴史という物語を動かし、世界の姿を再構築して提示する手法を本作品はとっている。この手法は年表と本編との存在は、『スター・ウォーズ』の先行公開された原作とそれを元に製作される映画と同様の関係であると作者自身が語っている。また、超科学技術と歴史的様式美とが共存する世界観、「フォース」と呼ばれる超能力、ジェダイのような存在の「騎士」、ライトセーバーに似た光剣「スパッド」など、作品の設定の多くにも『スター・ウォーズ』の影響が見られる。また、神道や神話的な意味合いでの「神」や「悪魔」が作品に登場している。そして作者は「この物語は『おとぎ話』である」と断言している。本作品の著者である永野護は、テレビアニメ『重戦機エルガイム』で主にキャラクターデザイン・メカニックデザインを担当していた。デザインを練る上で永野は、作品上には出ない背景となる設定などの創作も行っていた。これらが後に角川書店から出版された『重戦機エルガイム』のムックにて、登場人物やメカニックの設定として公開したことからこの作品の企画が始まる。その背景設定「The Five Star Stories」は、歴史年表と数々の設定・多数のイメージボードなどで構成されており、ストーリーテラーとしての永野への期待を高めた。『エルガイム』の放送は1985年春に終了した。永野と角川書店は「The Five Star Stories」の漫画化を構想したが、永野は漫画家としての技能には精通していなかったことから習作を行うことを決めた。角川書店が創刊したアニメ雑誌『月刊ニュータイプ』の創刊号である1985年4月号から連載された『フール・フォー・ザ・シティ』(『FOOL for THE CITY』、略称『FFC』)である。『FFC』は永野の趣味のロックを題材とし、自分の中で暖めていたキャラクター群を用い、独特の作画・題材・切り口により人気を博した。『FFC』の終了とともに次回作として1986年4月号より『ファイブスター物語』の連載が開始された。なお、『FFC』の登場人物が『ファイブスター物語』の年表に登場しているなど、両作は世界を同じくしている。もともと永野は、音楽のみならずファッション・兵器・自動車・バイクなどの造形やデザイン面など様々な分野に造詣が深く、『エルガイム』放送当時からそのメカニックデザインはファンの注目を集めていた。そして連載第1話において、本作品の魅力の一つである全高十数メートルの巨大なロボット「モーターヘッド (MH)」が対峙する姿をあおりにより見開きページに収めた。これは『ゴジラ』に連なる怪獣映画をオマージュして描かれている。また『フール・フォー・ザ・シティ』に引き続き、作者の嗜好によりMHや登場人物の名前はバンド名や音楽機材に由来するものが多い(たとえばMH「サイレン」の名はロキシー・ミュージックの5枚目のアルバムに由来する)。以来本作品は様々な理由で休載を挟むも続行中であり、近年は作者がアニメーション作品『花の詩女 ゴティックメード』(略称GTM)を製作するとして2004年12月号をもって休載していたが、GTMは2012年11月1日に全国劇場公開を果たした。永野は設定資料集『F.S.S.DESIGNS』第1巻(2005年刊行)のあとがきにおいて、単行本にして第20巻に相当する部分までのストーリーとデザインは構想済みであり、『F.S.S.DESIGNS』第4巻の発刊と同時に本編の連載再開を予告していた(現在は既刊3巻)。単行本は2015年8月時点で第13巻まで刊行されている。『月刊ニュータイプ』2013年5月号から本編の連載が9年ぶりに再開された。物語の筋は休載前からの引き続きだったが、モーターヘッドがゴティックメードに差し変わるなどのデザイン・名称・設定の大改変がなされている。それらの最新デザインが収録される『F.S.S.DESIGNS』第4巻の発刊は2013年秋と発表された。なお、連載が再開された『ニュータイプ』2013年5月号は3日で完売し、重版に至った。クラウン大銀河に存在する4つの恒星系(イースター、ウェスタ、サザンド、ノウズ)と長大軌道を持つスタント遊星により構成されるジョーカー太陽星団が、この物語『ファイブスター物語』の主な舞台である。星団には極めて発達しつつも緩やかに衰退を始めている人類文明が存在している。かつてはダイバー(魔導師)パワーを持つハイブレンと強力な遺伝操作で作られた純血の騎士(シバレース)たちの力で全星団を支配したファロスディー・カナーン超帝國の統治下にあったが、超帝國9代皇帝炎の女皇帝(ナイン)がモナーク・セイクリッドという世界の真理を求めて星団を去った。強大な女皇帝が去ったことにより超帝國は分裂する。最も遅く誕生した超帝國のシバレースネッド・スバースは太陽王国で眠りについていたがカラミティー星の重産業都市国家スパチュラのヨー・タイインが超帝國再建のため追放された暴君ディー・カッツェー皇帝と手を組もうとしていた。スバースはタイインの圧政から力なき民を守り、超帝國復活を阻止しようと孤軍奮闘していた。だがタイインのハイブレンには抗うことが出来ず軍門に屈する。だが、スタント遊星と共に帰還したナインがスパチュラを一夜で滅ぼし、スバースは命を救われ後世に血を遺すようドウターチップと共にレディオス・フォーカスライト(天照家の始祖)に預けられる。また新たな時代に相応しい名としてナッカンドラ・スバースの名を授かる。後世、復活を遂げたスバースの遺伝子がファティマたちの素となり、スバースの子孫としてデューク・ビザンチン、デイモス・ハイアラキ、慧茄・ダイ・グ・フィルモア、マドラ・モイライといった名だたる剣聖たちとソープの親友として物語を彩るボード・ビュラードが現れる。分裂し混迷を極めるジョーカーにおいて国家間紛争の切り札が、人型の巨大ロボット(旧設定ではモーターヘッド(MH)、新設定ではゴティックメード(GTM))である。超帝国の純血の騎士たちが用いたMM(マシン・メサイア)から派生したこの兵器は騎士の遺伝子を受け継ぐことで超人的な戦闘能力を持ち、MHを操ることができるヘッドライナーたち(人々には「騎士」と呼ばれる)であり、騎士の戦術をサポートする人造生命体で生体演算装置が「ファティマ 」」である。そのジョーカー星団史において、人類を遥かに凌駕する存在が登場する。ダイバーズ・パラ・ギルド(魔導師協会)の長にしてグリース王国を支配する天照家の6女当主アマテラスのミコトが処女生殖により世継ぎとなる男子を産み落とす。その子こそが本作の主人公アマテラスのミカド(天照帝。幼名であり異名がレディオス・ソープ)である。成長した彼は星団随一の美貌と頭脳、財力と長寿を誇り数々の神技を持つ「光の神」としてジョーカーに君臨。やがてデルタ・ベルンを中心に支配域を広め、連合国家AKD(アマテラス・キングダムス・ディメンス)を形成し、その象徴としてフロートテンプル(空中宮殿)を造営する。だが、アマテラスは生まれつき感情がなく、すべては母ミコトの教えを忠実に模倣したに過ぎなかった。ミコトと最初の妻メルクール・リトラーの死後もアマテラスは彼女たちを幽霊として現世に繋ぎ止め、彼女たちを頼る不完全な神であった。やがてソープは一人の科学者と知り合う。その人物こそは数々の高名な学者を輩出したバランス一族の裔にして星団一の頭脳と謳われるファティママイト(新設定ガーランド)のクローム・バランシェだった。バランシェは「不可解の象徴」たるアマテラスを終生の研究対象と認め、ソープもまたバランシェを無二の親友と思うようになる。バランシェはGTMをコントロールするために産み出されては殺されていくファティマたちに無限の可能性を求め、独立後に最初に手がけた娘クーンを皮切りに革新的なファティマたちを世に送り出す。ソープはバランシェの娘たちが成長していく様を見届け、可憐で純情な彼女たちを戦争の道具にしない、いずれはファティマなしで稼働するGTMを作ることを心に誓う。だが、皮肉なことにバランシェの44番目の娘ラキシスはソープの孤独を想い、永劫の刻を生きるアマテラスの伴侶たるべく自ら過酷な運命を背負うことを父に望む。バランシェはアマテラスを研究する過程で得た全ての知識をラキシスに注ぎ込んだ。こうしてYY(ダブルイプシロン)と呼ばれるもう一つの超常生命体がジョーカーに誕生する。アドラー星バストーニュで開かれるお披露目を前に、運命の三姉妹と呼ばれる三人のファティマが相次いで成人する。長姉アトロポスは父と父が自らに課した運命を呪って姿を消し、ラキシスと末の妹、クローソーがお披露目に出ることになり、バランシェは秘密を抱えた二人の娘をソープに託す。そんな中、ソープはボード・ヴュラードという脳天気な騎士と知り合う。彼の正体はトラン連邦の大統領ミッション・ルースだった。ソープがバストーニュに到着するや、クローソーもまた逃亡し、バランシェの親友モラード・カーバイトを頼ろうとする。ところが、道に迷い襲われそうになったところをジュノーの大国コーラス王朝の現当主コーラス3世(コーラス23世)に助けられる。3世の後裔でいずれ星団史に登場するコーラス6世(コーラス26世)を真のマスターと想うクローソーは3世の庇護に入ることを望むが、その際ソープに彼女の姉ラキシスがソープを変わらずに想い続け、待ち続けていると知らせる。ラキシスのお披露目に際して迷い悩んだ末にソープはラキシスをパートナーとすることを選び、彼女が望んだ黄金のMHナイトオブゴールド(KOG、新設定GTMマグナパレス)で追跡者を排除する。こうして星団史に名だたる「最強バカップル」アマテラスとラキシスのコンビが結成されるのだった。だが、ソープはラキシスの持つ超常の力についてはなにも理解しておらず、また正式な伴侶と認めたわけではなかった。アマテラスは「来たるべき日」に備え、剣聖デイモス・ハイアラキの協力でアマテラス個人に忠誠を誓うミラージュ騎士団を創設し、自身の手でミラージュマシンを作り上げていく。アイシャ・コーダンテ、F・U・ログナーといったAKD王族関係者から星団中のお尋ね者、凶状持ちの王族までソープは人脈と情報を駆使してありとあらゆる人材を集める。その真の狙いは戦争根絶のための星団統一にあった。一方、バランシェはKOGに乗れば誰も太刀打ち不可能なアマテラスとラキシスのコンビに対する抑止力としてクローソーを星団最強のファティマとして作り上げていた。クローソーはそんな過酷な運命を拒否していたが、コーラスが隣国ハグータとの戦火に見舞われ、3世のパートナーウリクルが死に、3世が作り上げようとしていたジュノーン(新設定GTMSR4ジ・エンドレス)の開発が頓挫した後にソープの手で生まれ変わり、3世がフィルモアの騎士ラルゴ・ケンタウリに殺害されたことで力の片鱗を発揮。主不在の状況で最強MHブーレイを撃破する。だが、クローソーはコーラス6世を待つため眠りにつくのだった。舞台はかわって星団において唯一国家の存在が許されずドラゴン(新設定セントリー)の支配する領域であるカステポーにおいて物語が展開する。クバルカン法皇国の枢機卿ミューズ・ヴァン・レイバックはパートナーの静と共にカステポーに降り立つ。ミューズは知人のボードから聞き知った酒場を探し求めるうち、女たらしの放蕩貴族ヒューア・フォン・ヒッター子爵と知り合う。ヒッターの正体は星団を股に掛ける剣聖ダグラス・カイエンその人だった。カイエンはパートナーのアウクソーを事故で死なせ、バランシェの弟子プリズム・コークスに蘇生の僅かな望みを託す。そんなときツァイハイの鉱山で用心棒をしている女騎士ATと遭遇し、不覚をとる。やがてカイエンの追っ手が鉱山に現れ窮地に陥る。ATの正体が行方不明のアトロポスと知ったカイエンは彼女と共にシュペルター(新設定GTMデムザンバラ)で追っ手を打ち払う。ATが保護していた少女ミースを預かったカイエンは人々の前から姿を消す彼女を見送るのだった。巷では「壊し屋」と呼ばれる謎のGTMが猛威を振るい多くの騎士、ファティマをその手にかけていた。同じ頃、カステポーを訪れていたアイシャはミューズと偶然知り合い、彼と一夜を共にする。カイエンとミューズは「壊し屋」を追ううちサンダードラゴン(新設定セントリーブラウ・ブリッツ)と遭遇する。非道に憤る雷のブリッツに対し、静は自分たちが事態を解決すると約束。一方、アイシャは女忍者巴に正体を知られ、パートナーのアレクトーを人質に取られてしまう。アイシャは「壊し屋」ことメヨーヨ朝廷の新型MHアシュラ・テンプル(新設定GTMホウライ)に挑むが不調により敗北。アイシャの窮地を知ったミューズは機密兵器破裂の人形を用いて「壊し屋」を葬るが、破裂の人形のデータを取られてしまう。そのとき、雷のブリッツが出現し、空中戦艦を一撃のもとに葬るのだった。アイシャは雷のブリッツからアマテラスへの伝言を授かる。ミューズは機密兵器の無断使用による処分を覚悟するが、アマテラスやカイエンの尽力により不問に付される。また蘇生したアウクソーを再びパートナーとしたカイエンはミースをバランシェに預ける。バランシェの養女となった彼女はやがてファティマガーランドミース・シルバー・バランシェとして星団史にその名を刻むことになる。アマテラスはセントリーの伝言を受け取り、単身カステポーへと赴く。消滅を迎えるLEDドラゴン(セントリーライブ・コントローラー)の最期に立ち会うためだった。だが、アマテラスはセントリーの持つ「命の水」を求める小国シーブルの老ダイバーディ・バローの雇った傭兵アーレン・ブラフォードに殺害される。本来、死なない筈のアマテラスだが蘇生が上手く機能しない。このためアマテラスの力を失ったフロートテンプルでは大混乱が生じ、天照家元王族のサリオン率いるミラージュ騎士団の左翼大隊が王朝動乱を決行し、ラキシス殺害を企てる。右翼大隊の主要メンバーが不在のミラージュはルン、ハインドを中心に抵抗するが劣勢に立たされる。左翼大隊最強の騎士シャフトとミラージュダイバーでも屈指の実力を持つズームがラキシスに迫る。だが、ラキシスは様々な技を駆使して二人を圧倒。また、老臣ダグエラン・ルスが自らの一存でカイエンを呼び寄せていたため事態はおおむね収束する。同じ頃、アイシャのもとにも彼女のカステポーでの敗戦に憤るティン・バイアが迫っていた。アイシャは激闘の末にどうにかティンを倒し、アマテラスの所在を聞き出す。アマテラスの危機を悟ったラキシスはアマテラスの建造した巨大MHヤクト・ミラージュ(新設定GTM天照家J型駆逐戦闘兵器リョクタイ)を起動し、シャフトを派遣。またルンもカイエンから預かったデムザンバラと共にカステポーに向かう。その頃、アマテラスはセントリーの幼生と遭遇し、命の水の力で蘇生していた。幼生にすえぞうと名付けたアマテラスはライブ・コントローラーの最期の言葉を聞く。無力なアマテラスはシーブル兵に襲われていたところをアトロポスに助けられる。やがて追っ手としてブラフォードが二人と一匹に迫る。アトロポスはオージェ・アルスキュルで一人ブラフォードに立ち向かう。ブラフォードのパートナー京はオージェの力と相手がアトロポスだと理解した上で極限の戦いを展開しオージェを倒す。だが、その代償として彼女の精神は崩壊に向かっていた。一時的に追跡を逃れたアマテラスたちだったがシーブル軍の探索は続いていた。ようやくAKD軍がカステポーに到着して軍を展開し、シーブル軍との交戦が始まる。不慣れな新兵が多く、非常招集により本来の実力からほど遠いAKD軍は苦戦。AKDの正規騎士団ゴーズもバローの雇った傭兵騎士団パイドパイパーに圧倒される。その劣勢にまずアイシャのテロル・ミラージュ(新設定ハウファ・ブリンガー)が加勢、続いてルンのデムザンバラ、最後にシャフトのリョクタイが参戦し、形勢は一気に逆転する。ブラフォードは京の不調でリョクタイに呆気なく敗北し、激怒したバローから解雇される。失意のブラフォードはアマテラスと遭遇し、説得を受けアマテラスに剣を捧げミラージュ騎士となる。命の水を守るよう命じられたブラフォードだがすんでのところで命の水はバローの手に落ちる。だが、バローは何者かに消滅させられ、復活を遂げたその人物はシャフトをその手に掛けていずこかへと消える。こうして命の水を巡る攻防は幕を閉じるがそれは新たな物語の幕開けに過ぎなかった。アトロポスはアマテラスからAT・ライムの騎士籍を与えられ、すえぞうと共に放浪生活を送ることになる。星団には重大な危機が迫りつつあった。多くの人類が居住し、フィルモア帝国やクバルカン法皇国が支配するカラミティ星には消滅の危機が訪れようとしていた。また、もう一つの超帝國の遺産であり、ハイブレンの末裔という純血のダイバーボスヤス・フォートはダイバーズ・パラ・ギルド盟主の座を巡りミコトと少年時代のソープに戦いを挑むがソープの「次元回廊」で完敗を喫する。だがボスヤスはダイバーたちの精神の片隅に生きながらえ、じっと機会を伺っていた。「命の水」を巡る争いの果てにボスヤスは復活を遂げ、ボスヤスを追跡するAKDは多数の犠牲者を出す。そんな暗闘に不覚にも足を踏み入れてしまったハスハの騎士ヤーボ・ビートもまたカイエンとの間に誕生した二人の幼子を残して殺害される。カイエンはその事への自戒から長き放浪の人生に終止符を打ちハスハAP騎士団長に就任。また若く才ある騎士を見出すため数々の手合いを受け、天位を与えてゆく。ダイ・グとノルガン・ジークボゥ、ナイアス・ブリュンヒルデ、ジャコー・クォン・ハッシュ、クリスティン・Vとママドア・ユーゾッタ。カイエンの負わせた疵を“教え”として体に刻んだ若き騎士たちは魔導大戦に様々な形で参戦していくことになる。ボスヤスはソロのダイバーたちをまとめボォス星にバッハトマ魔法帝国を築き上げる。前黒騎士ロードス公をその手にかけ、エストに選ばれた黒騎士デコーズ・ワイズメル、AKDのパ・ラ・ギルドと敵対するユーコン財団の会長ビューティー・ペールを同志に迎えたボスヤスは挑発と威力偵察のためフロートテンプルを襲撃。星団会議出席のため不在のアマテラスにかわりサリオンが指揮を執り、ラキシスはスペクターの力で隠される。アマテラスの分身(エイリアス)メル・リンスの参戦とオービットやログナーといったミラージュ騎士の犠牲でどうにかボスヤスを退ける。この事件を契機に戸籍を剥奪されていたサリオンは斑鳩皇子として天照家の皇位継承者に復帰し、戦死し再生に入ったログナーにかわりミラージュ騎士団の司令となる。ボスヤスはアマテラスが表立って動かないことを確認するや各国を扇動して枢軸軍を形勢、超帝国から様々な伝統を受け継ぐアトール聖導王朝を内在させるボォス星の大国ハスハ連合王国を侵略。カイエンと聖導王朝の女帝(現設定詩女)ムグミカ・ラオ・コレット(ムグミカ・アトール)を殺害。カイエンとヤーボの子である次代の詩女マグダルは二人の危機を察知してボスヤスに挑むが返り討ちで脳に損傷を負う。だが、カイエンとムグミカの「血の召喚」(マジェスティック・スタンド)に応じたナインが出現して首都ペイジを炎に焼き、ボスヤスは左腕を焼かれるも難を逃れる。こうして衝撃的な出来事から始まった魔導大戦は、戦災のどさくさで各地を支配下に置き、いずれ避難地として自国民を定住させようという思惑を抱くフィルモア、クバルカンといった大国や領土拡大を狙う様々な国家、分裂して独立の構えを見せるハスハ各領の思惑を孕み、戦火を拡大させてゆく。フィルモア皇帝ダイ・グ・フィルモア・5世は自らの過酷な選択に苦悩しつつ、凶状持ちのハイランダークリスティン・Vを従えて聖宮ラーンに入り現詩女フンフトの協力を取り付ける。その一方、コーラスの王族メロディ家の元王女アルル・フォルテシモが剣聖ハリコンの用いたコーラスの旗機エンゲージSR1(新設定GTMハイレオンSR1)を持ち出し、流浪の末にハスハの傭兵になっていた。それに激怒した3世の娘セイレイは個人的動機でアルルの命を狙う。セイレイの暴走に歯止めをかけるため、コーラスはボードの実の妹でハイアラキの最後の弟子であるマロリー・ハイアラキを送り込む。こうして後に暴風三王女と称されるコーラスの三王女がハスハに介すこととなる。AKD勢もハスハの混乱に黙っていられなかった。フロートテンプル襲撃での遺恨を忘れられぬミラージュの騎士ランドアンド・スパコーンは単身ハスハに入り、昏睡状態のマグダルと彼女を護る騎士ヘアード・グローバーを保護する。ランドはヘアードの覚悟を目の当たりにし、ミラージュを退団してハスハの騎士になることを望むようになるが、全て見透かすアマテラスから「休暇」を貰い正式に参戦。また、「カステポーの黒き女神」バーシャに鍛えられたヨーン・バインツェルは黒騎士デコースのパートナーとなった彼女(エスト)を取り戻すためデコースを倒そうとしてアイシャの力を借り、ミラージュの騎士となる。そのヨーンを心配してアイシャの妹で天照家の皇女ワスチャ・コーダンテも「微力」ながら参戦する。また斑鳩に議会運営という厄介事を押しつけたソープもまたラキシスと共にハスハに入っていた。この戦いはやがてカイエンの3人の遺児たちと彼らに協力したAKD、コーラス、クバルカンの活躍により一応の収束をみる。だが、戦火はアドラー星へと飛び火してしまう。国家再編が進むアドラーにおいてアマテラスはバスター砲を用いた情け容赦のない攻撃で制圧する。星団連合は殺戮者としてアマテラスを告訴するが、アマテラスは星団委員会を離脱。母ミコトの定めた星団法を無視するようになる。続いて魔道大戦による疲弊と混乱が著しいボォス星のほぼ全域を侵略しAKDの統治下に置く。各国首脳はこれに抵抗するが民衆はAKDの安定した統治を歓迎する。5つ目の星スタント遊星の飛来に際し、北太陽系ノウズに最接近。不確定惑星「バスター」が出現していることが判明し、アマテラスはセントリー、全ミラージュ騎士団と共にスタント遊星に向かう。バスターからナインの旗艦シングが出現し、AD世紀最強のロボットMM焔星(エンシー、新設定GTMシュッツィエン)と星団暦最強のMHLEDミラージュ(新設定GTMツゥラトウストラ・アプターブリンガー)が共に戦う。カラミティ星の地殻変動が激しくなり星の崩壊が始まる。アマテラスはカラミティ星にもAKDへの編入を要請するが彼らは拒否。人類の生存と誇りを掛けて神である彼と戦う道を選ぶ。アマテラスはカラミティー星崩壊の影響から星団を守ろうと人々を避難させ、星団への影響を最低限に留めようと奮闘するがその戦いの最中ラキシスを失う。ラキシスはカラミティー星の爆発で飛ばされたマグナパレスと共に長い長い旅に出ることになる。やがてジュノーにアマテラスに滅ぼされた国家の騎士やファティマが集まり始め、コーラス5世はジュノー星代表に祭り上げられる。ジュノーから不満分子が星団に広まっている事実を認めたアマテラスはミコトの代から続く最友好国コーラス王朝を滅ぼす決意を固め、ジュノー侵攻を開始する。だが、思いのほか苦戦。その窮地を助けるため現れたのはアトロポスだった。彼女の助力によりコーラス城は陥落して5世は戦死。その遺児6世が女官の手で逃れる。また5世からコーラスの旗機ジ・エンドレスとAFクローソーを託され、これを隠した5代目黒騎士グラード・シドミアンはMHバッシュ・ザ・ブラックナイト(新設定GTMダッカス・ザ・ブラックナイト)でエストと共に奮戦し、僅か数騎で星団を灰にしたツゥラトウストラ・アプターブリンガーを駆るミラージュ騎士カーレル・クリサリスと激闘を繰り広げる。長時間の戦いの末に遂に倒されたグラードは亡くなり、エストは新たな黒騎士を探すことをやめダッカスと共に永遠の眠りにつく。この戦いで自らの手を汚してコーラスを滅ぼし、星団統一を成し遂げて星団皇帝となったアマテラスの心痛は極限に達する。ラキシス、バランシェ、ボード、3世、アイシャといった親友や部下を喪った痛み、星団の人々の怨嗟を引き受ける心労から隠棲を決意。バランシェから託された42番目のAFでアマテラスのコピーユーパンドラ・ライムを影武者として自らは航宙宇宙船ザ・ウィルに引き籠もる。アマテラス個人に忠誠を誓うミラージュ騎士団も彼と共に表舞台から姿を消した。アマテラスは人類を凌駕した存在でありながら星団法の戒めで数多くの悲劇を味わってきたAFに未来を託したつもりだった。だが、ユーパンドラは愚かにも人間的に振る舞い、反感を抱く人々を恐怖政治で支配しようとする。ガーランドの技が喪われてAFやGTMも次々と活動を停止し、騎士の力が枯渇するAKDはテンプル騎士を薬物や人体改造で強化し、GTMは発掘やレストアで得て、エトラムル型ファティマを用いることで戦力を維持していた。アマテラスが事実上退位し隠棲した事実を知らない星団の人々はユーパンドラ率いるAKDの支配に不満を抱き、星団統一後もAKDの支配が及ばぬカステポーを中心に反抗天照軍を形勢していく。反抗天照軍はジュノーの密林に隠されたジ・エンドレスとAFクローソーを発見するがこれを起動するにはコーラスの王子と制御システムであるAFが必要だった。やがてアマテラスに父母を殺された大学院生のラベル・ジュード、「宝石の人」レディオス・ソープに命を救われたマイスナー家の王女デイジナ・マイスナー、剣聖スバースの末裔であるウェイ・ルースが巡り会い、彼らは反抗天照軍に加わる。ラベルは謎の少女に剣を教えられて騎士となり、ラーンの詩女からAFデルタベルンを託され後ろ盾を得てコーラス軍のリーダーとなる。またAKD軍所属の「すみれ色の騎士」ロレッタ・ランダースはGTMを盗みだし寝返る。こうしてジュノーの内戦が開始し、星団に散っていた不満分子たちが続々とジュノーに集結してコーラス軍に加わる。ジュノーに続き、アドラー星バストーニュを解放したコーラス軍にミラージュ騎士アラート・エックスも「AKDを滅ぼせ」というアマテラスの勅命を受けて参加する。アドラー、ボォスを解放したコーラス軍はAKDの本星デルタ・ベルンの内戦に突入する。この戦いにおいてラベルとクローソーの駆るジ・エンドレスとユーパンドラ、アトロポスの駆るマグナパレスは相討ちとなる。ウェイとロレッタはフロートテンプルに潜入していたがテンプル騎士に囲まれたところをミラージュ騎士ウピゾナに助けられ、ウピゾナも戦死覚悟で戦おうとした所をログナーに助けられる。ソープ♀としてちゃっかり顔を出したアマテラスの案内でウェイたちが脱出後、アラートの放ったバスターランチャーによりAKDの象徴フロートテンプルは崩壊。またアトロポスとの約束を果たしたライブの閃光により惑星デルタ・ベルンは二人の女神をも巻き込んで消滅する。アマテラスはザ・ウィルにて星団を去り、星団を解放した人々はボォス、ジュノー、アドラーの3つの星に散って国家を再建または新たに産み出していく。だが、デルタ・ベルンの戦いで星団に残されていたGTM、ファティマは大半が失われた。残されたファティマもかつてのエストのように人知れず姿を消していく。モナークセイクリッドは沈黙し、星団暦は記録を止める。その後も続く人類の歩みをアトロポス、クローソーはライブとともに見守り続ける。星団暦換算で18000年、人類がなおも生存するジュノーではルールの騎士モンド・ホータスがバナロッテ・ナフマーニャと共に醜悪な怪物“ファティマ”を操るブラパに戦いを挑んでいた。二人の窮地を救ったのは再び幼生となっていた「すえぞう」だった。人類にジョーカー星団の未来を託したアマテラスはラキシスを探す長き旅に出る。ラキシスはマグナパレスと共に様々な世界、様々な時代を巡る旅を続ける。この物語は、数千年の歴史の中でジョーカー太陽星団において繰り広げられる、騎士・ファティマ・戦闘兵器(MH→GTM)を中心とした文明と人々の営みの因果と帰結を描く壮大な叙事詩である。その終わりは緑の星フォーチュンにおける最後の戦いの後にアマテラスとラキシスが再会。花の詩女ラーンが託した種が蒔かれ、二人の娘として第85代天照家女帝カレンが「出現」し、ムグミカの預言どおりカイゼリンとタワーはフォーチュンに残って人々を見守り続け、カレンはマグナパレスと共にタイカ宇宙に旅立つことで幕を閉じる。アマテラスは全能神天照大神となってジョーカー(スペクター)を産み出し、ファーンドームの星王マキシやシルヴィス、ARCと共にクラウン大銀河と人の営みを見守り続けることになる。モナーク・セイクレッドの解析が終わりその実態が判明したあたりでクラウン大銀河の歴史が「何者か」により旧設定から新設定に突如として改変されたことがアトロポスとすえぞうのやりとりや楊貴の様子から示唆される。騎士とは、驚異的な身体能力から、戦闘兵器(MH→GTM)で戦うことを生業としている人々を指す。その力は、ファロスディーカナーン超帝国においてマシン・メサイアを駆った戦士たちの血が発現した結果である。騎士の血が発現すると驚異的な速度で肉体が再構成される。その過程において死に至る者も少なくない。騎士としての才覚は血の発現率によって格付けされる。たとえ年端のいかない少年少女であっても発現率が高い騎士は将来を嘱望され、瞬時に騎士の能力を見分けるバキンラカン帝国の聖帝自身もしくは彼女たちが任命した剣聖から天位など潜在する能力に相応しい称号が与えられる。だが、反面として戦場で敵に狙われやすくなり真価を発揮する前に命を落とす者も多い。騎士の遺伝情報は、全星団の人々に行き渡っているが、一般には その発現率は極めて低い。白兵戦闘能力だけならばミミバ族など騎士に匹敵する力を持つ者たちも存在する。騎士たちから一般人の人権を守る法律として星団法が定められており、騎士は一般人を殺めてはならないという決まりがある。これに反した場合、筋弛緩剤などの薬漬けにされて生涯をベッドで送ることになるか、賞金をかけられて星団中のお尋ね者となるか、あらゆる人権を剥奪されて国家に奉仕するシバレース(呪われた騎士)となるかのいずれかになる。ダイバーとは先天的に備わるいわば超能力、ダイバー・フォースを持つ人々を言う。太古の超帝国において支配階層にあったハイブレンが遺した力であるが、騎士よりもさらに稀な存在である。かつてはハイブレンが騎士たちを精神制御し、支配していたが、長い時間を経て騎士たちの血が薄まり制御下を離れた結果、身体能力に優れた騎士たちがダイバーを使役するようになり主従関係が逆転した。ダイバー・フォースには「ダイバーパワー」・「パラ・サイマル」・「ハイブレン」・「ルシェミ」の4種がある。天照家は有史以来代々優秀なダイバーを輩出する一族であり、劇中現在(2988年~)ダイバーたちを統括するギルド(ダイバーズ・パ・ラ・ギルド)の長は先代の長にして母たるアマテラスのミコトからその地位を受け継いだアマテラスのミカド(メル・リンス)が持つ。ボスヤスフォートはその地位を求めてアマテラスのミコト、ミカドに戦いを挑んだが敗れた。新設定においてダイバーに相当する存在。グリント・ツヴィンゲンと呼ばれる精神パワーを扱う魔道士達で、バイター達が集まったギルドの事をブリッツェン・バイターと呼ぶ。旧設定と同様に「ボルテッツ」・「スコーパー」・「オペラ」・「グレイン」の4種に分類されている。旧設定における最強の戦闘兵器であり、決戦兵器たる巨大人型ロボット。管制システムとして、生体コンピュータであるファティマの搭載を必要とする。驚異的な戦闘人種である騎士の力を完璧にトレースすることが可能で敵の攻撃からの回避能力が非常に高く、そのパートナーたるファティマたちの演算能力の高さも相まってミサイルなどの誘導兵器や戦車・空中戦車(エア・バレル)といった通常兵器ではかすり傷をつけることさえ困難。このためモーターヘッドを倒せるのは、モーターヘッドだけであるといわれる。同時にMHの質と保有数=その国家の軍事力とみなされている。3大MHと呼ばれ星団中から恐れられているのが、フィルモア帝国のサイレン、ハスハ連合王国のAトール、クバルカン法皇国のバングドールである。これを上回る圧倒的な力を持つのがAKDの保有するLEDミラージュだが、AKDの方針上他国の戦争に介入する機会はほとんどない(コーラス戦に参戦しているが公式ではなく、国籍を偽っての参戦)ため、その実力は周知されていない。表面装甲は自己修復能力を持つが、その一方で非常にデリケートな兵器であるため、性能維持には整備士たるMHマイトたちの手を借りる必要がある。古の超帝国が保有した決戦兵器マシン・メサイアが“退化”したものだが、その事実を知る者はごく少数に限られている。新設定においてモーターヘッドに代わって登場する巨大人型ロボット。ファティマとは、モーターヘッドを操縦する騎士を助ける、生体コンピュータのことである。その演算性能は、多様なパターン処理への対応能力と安定性において、通常のコンピュータの追随を許さない。新設定では正式名称がオートマチック・フラワーズ(AF)とされ、「ファティマ」は戦闘時以外に使用される通称となった。ジョーカー太陽星団は、イースター、ウェスタ、サザンド、ノウスの4つの太陽系と、移動性太陽系スタント遊星によって構成される。56億7000万年後の変わり果てたジョーカー太陽星団にはフォーチュンという星が存在するらしい。ジョーカー星団の第1太陽系。「東太陽系」とも言う。惑星には太陽に近い軌道順にピョトー、アドラー、デルタ・ベルン、バルーン、シュルース、ラワス、コートがあり、さらに外側に恒衛星シミターがある。人間の居住可能な惑星はアドラーとデルタ・ベルン。ジョーカー星団の第2太陽系。「西太陽系」とも言う。惑星には太陽に近い軌道順にトゥルス、ボォス、アンスリノ、カーマントー、ステンがある。カーマントーの公転軌道の外側に宇宙都市イズモ・アストロシティが存在する。人間が居住可能な惑星はボォス。その他、鉱業資源の採掘地として重要なカーマントーにも移住コロニーがつくられ、数千万規模で人が住んでいる。ジョーカー星団の第3太陽系。「南太陽系」とも言う。惑星には太陽に近い軌道順にアトス、オハマ、ジュノー、ソード、スーロウサ、グラシャン、ペントリ、オテットがある。人間が居住可能な惑星はジュノー。ジョーカー星団の第4太陽系。「北太陽系」とも言う。惑星には太陽に近い軌道順にハリトン、カラミティ・ゴーダース、クラサ、ピョイト、ペスタコ、ムーパン、カナリがある。人間が居住可能な惑星はカラミティ・ゴーダースとペスタコ。ジョーカー星団5番目の太陽。不規則な軌道で約1,500年周期に星団内に巡ってくる度に星団に大きな影響を与えている。その他の太陽に比べて非常に大きく、紫外線が放射される独特の恒星で、肉眼では黒い太陽にしか見えない。惑星には太陽に近い軌道順に「緩(カー)」、「令(ヒョウ)」、「無(ナイン)」、「列(フー)」、「枝(シー)」、「膨(ホウ)」、「超(バスター)」があり、ナインとフー、シーとホウの間には小惑星帯が存在する。ナインはそれ自体が小型の太陽であり、さらに衛星として「環(アトール)」「信(ネードル)」を持つ。最外縁に位置するバスターについては、不定出現惑星とされ、星団では伝承のみの存在として実際に確認されていないが、スタント遊星が不定軌道なのはバスターの重力圏の影響と言われ、また衛星の数が113個という以外の一切のデータが消失しており、星団全てを支配する者のみがその正体を知りうるともされている。システム・カリギュラは元々はこの太陽系の調査を目的に結成されて住み着いた科学者集団である。「緑の星」と呼ばれ、ザ・ウィル星団暦7777年に天照とラキシスが再会、結婚し、2人の娘カレンが誕生するとされている星。詳細不明。物語の主人公はアマテラスのミカドであるが、劇中には多くの騎士やファティマ、人間、人間以上の存在(ドラゴン、神、悪魔など)が登場する。リトル・ガール・オブ・スリープ(単行本第1巻)星団暦3960年、惑星ジュノーのコーラス王朝が滅ぼされ1週間が経ち、各地では残党狩りが行われていた。そんな中、MHブラック・グラード(バッシュ)とL.E.D.ミラージュが対峙し一騎討ちを演じていた。バッシュを駆るはコーラス王家王室軍団長グラード・シドミアンとファティマ・エスト。対するL.E.D.ミラージュは若きミラージュ騎士のカーレル・クリサリスとファティマ・ティータ。65時間に及ぶ長く激しい闘いは、捨て身の一撃によりカーレルが辛勝を得た。この戦いでジョーカー星団は名実ともにアマテラスの下に統一された。運命の3人の女神パート1・ラキシス(単行本第1巻〜第2巻)星団暦2988年、天才ファティマ・マイトとして名高い、ドクター・クローム・バランシェによる、12年ぶりの新作ファティマの「お披露目」が、惑星アドラーの自由都市バストーニュにて開催されようとしていた。MHの「マイスター」であるレディオス・ソープは、バストーニュ郊外のバランシェ邸を訪れる。そこでソープは、友人であるバランシェから、新作ファティマの「ラキシス」と「クローソー」が領主のユーバー・バラダに連行されたと告げられ、救出を依頼される。第2巻に「エピローグ」を掲載。運命の3人の女神パート2・クローソー(単行本第2巻〜第3巻)星団暦2989年、ジュノー星の小国ハグーダが、隣接する大国コーラス王朝に侵攻を開始した。ハグーダは小国でありながら思わぬ軍事力を示し、コーラスの仕掛けた持久戦をも凌ぐ。コーラスは徐々にハグーダに圧されていった。ハグーダの背後には、謎の傭兵組織「虹のブーレイ」の暗躍があった。トラフィックス1(単行本第3巻〜第5巻)星団暦2989年。クバルカン法国ルーンの騎士のミューズ・バン・レイバックは、法王スパンダから情報収集の任務を命じられ、無法地帯カステポーに赴いていた。国家の枠を超え騎士たちが集う「WAX TRAX」という店で、ミューズは、星団最大の賞金首「シルバーナイト」の物語を聞かされる。一方、カステポーの荒野では、メヨーヨ朝廷の騎士イラー・ザ・ビショップの凶行が続いていた。メヨーヨの新型MH「アシュラ・テンプル」の手合いの相手を求め、MHの首狩りを行っていたのである。第3巻に「プレ・トラフィックス」を掲載。運命の3人の女神 放浪のアトロポス(単行本第6巻〜第8巻)星団暦2992年、最強の生命体ドラゴンの長「L.E.D.ドラゴン(レッド・ドラゴン)」が転生した。アマテラスの帝はドラゴンの幼生を保護すべく、ボォス星のカステポーに向かうが、予期せぬ事故により消息不明となる。これにより、主の超常の力を失ったA.K.D.の浮遊城フロート・テンプルは、大混乱に陥る。一方で、A.K.D.は、アマテラスを救出すべくカステポーに地上軍を展開するが、地元ボォス星のシーブル軍と衝突。シーブルを支配する魔導士ディ・バローは、転生するドラゴンだけが生み出すといわれる、「命の水」を探していたのだ。互いの事情を明かせぬ両者は一歩も引けず、事態は泥沼化する。ザ・シバレース(単行本第9巻〜第10巻)古のファロスディー・カナーン超帝国が開発した戦闘人種「シバレース」の、過去・現在・未来の物語。マジェスティック・スタンド(単行本第11巻〜)時の詩女(月刊ニュータイプ2013年5月号以降、単行本第13巻〜)壊れる世界モナーク・セイクレッド(単行本第10巻に「プロローグ デルタ・ベルン 3007」を掲載)星団歴3007年、デルタ・ベルン。AKDを率いる天照家の創興4400年記念行事が星団にテレビ中継された。式典は新型MH-ナイト・オブ・ゴールド、LEDミラージュ、ヤクト・ミラージュ-のお披露目をも兼ねていた。アマテラスはつぶやく。「これらのMHを見ても立ち向かおうとする愚か者がいないことを祈る」。同時刻。イズモ・アストロシティで式典中継を注視していた人物がいた。その人物-Dr.ダイアモンド・ニュートラルは言い放つ。「アマテラス陛下はモンソロン大帝や炎の女皇帝と同じ道を行かれるか」。クラウン大銀河の中心部。時の止まった領域。炎の女皇帝こと詩女原母ナインはモナーク・セイクレッドの解析を終えたタイフォンと出会い、その衝撃的な真実を知らされる。(単行本第13巻)『ファイブスター物語』は、プロローグを除けば、基本的に星団暦2988年から時系列にストーリーが展開されている。しかし、回想や伝説、予知・予言等の形で、過去や未来の様々なストーリーが割り込んでいる。これらに関しては、神の視点から描かれる場合もあり、作品に登場する順序としては必然である事を、作者自身が述べている。第3話・第5話の一部のエピソードがそうであるが、他にも多数存在する。ゴティックメードの制作による休載中の新たな設定の公開を兼ねたカレンダーが発売された。通販専用商品。トイズプレス社は、『ニュータイプ』元編集長の佐藤良悦が北原照久と共同で1986年に設立した企業である。永野護は1987年より同社の副社長を務める。1989年3月11日に東宝系で公開された。上映時間は66分。併映は『宇宙皇子』。原作の第1話(単行本第1巻)をアニメ化。キャラクターデザイン・作画監督を担当した結城信輝のもと、緻密な作画によってストーリーを再現している一方、原作以上に凄惨な人体損壊描写も散見される。主題歌「瞳の中のファーラウェイ」の歌唱は、当時アイドル歌手だった長山洋子が担当した。以下、正式名称ではなくスタッフロール準拠。

出典:wikipedia

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