大貝獣物語 THE MIRACLE OF THE ZONE(略称、MOZ)は、天田印刷加工から発売されていたトレーディングカードゲーム。販売元はフューチャー・ビー。ナムコ(後のバンダイナムコゲームス)&ハドソンから発売されていたコンピュータRPG、『貝獣物語』から『大貝獣物語』の流れを汲んだカードゲームである。1997年頃から発売されていた。後継のミラクルVマスターへと引き継がれる形で、新シリーズ及び公式大会の開催が行われる事はなくなった。召喚師カードの上、右、左側に召喚獣カードを、下側に補助カードを設置して、互いの強さ(合計パワー)を競う。自分の使う召喚士が勝利するごとに勝利ポイントが加算され、そのポイントが50を上回ると勝利となる。一見、弱いカードだらけに見えても、コンボによる逆転や、SPカードによる更なる逆転と相殺、補助カードによる攻防など、カードの効果を使った逆転(奇跡)に主眼が置かれている。そのため、互いに自分の手を進めながら相手に攻撃、または相手からの攻撃を防御する必要があり、大味でありながら、細やかな心理戦も必要とされる。タイトルの通り、貝獣物語シリーズのキャラクターが多くはないが登場する。また、『コミックボンボン』誌上で公募されたキャラクターをこの手の企画としてはかなり多数カード化しているのが特徴的で、特に召喚獣カードでは全体の3、4割に上る。なお、各カードにはキャラクターを応募した人の名前が「創造主」として記載されている。このカードゲームを題材とした漫画「召喚王レクス」に登場するキャラクターも、正式に使用できるカードとして存在する。カードは大きく分けて4種類に分けられる。それぞれ、別大陸のカードとして設定されている。これらのカードは裏側までデザインや配色が異なるため、混ぜて使う事は出来ない(一部例外あり。後述参照)。以下のカードはルール上、分類されているカードである。二人のプレイヤーで対戦を行う。プレイヤーは5人の召喚士カードと、50枚の召喚獣・補助カードで構成されたデッキを用意する。後者の50枚がゾーン(山札)となる。尚、デッキには同じカード及びパラレルカード(番号が同じでAやB等がついているカード)を複数枚入れることが出来ない。まず召喚士を使用する順序を決める。最初に使用するカードが上になるように、カードを裏返しにして置く。次に互いのゾーンをシャッフルし終えたら、自分のゾーンから手札を7枚ドローする。互いの召喚士を一人ずつ出し、先攻・後攻を決める。召喚士ごとに決められている抜き手が大きい方が先攻となる(抜き手が同じ場合は、ジャンケンで決定される)。先攻から交互に、ゾーンからカードを1枚ドローし、手札から召喚獣を召喚する、もしくは補助カードを使用する。なお、設置場所は召喚士カードの上、右、左側に召喚獣カードを、下側に補助カードである。召喚士には召喚可能な属性を表したマークがあり、これと召喚獣の属性が合わない召喚獣カードは召喚する事ができない。カードのあり互いに3体の召喚獣と、1枚のヘルプカードを使用するまでこれを繰り返す。出せるカードがない場合、何らかのカードを裏返しにした状態で出す。この時点で、ひとまず互いのパワーを比較する。召喚獣3体のパワーの合計値、召喚士の能力による補正、互いの補助カードによる補正により、双方のパワーが求まる。このパワーの多い召喚士が勝利を治める。ただし、MOZではコンボ(ポーカーでいう役)を完成させた場合、パワーに関わらずコンボを完成させた側の勝ちになる。互いにコンボを完成させていた場合、より強いコンボを揃えた側の勝ちになる。同じ強さのコンボを互いに揃えた場合は、コンボが完成していない時と同じく、パワーの大きい側の勝ちとなる。最後に双方のプレイヤーに対して、スペシャル(以降、SP)カードを使用するチャンスが与えられる。SPカードを使用するかどうかは任意である。使用するかどうかは、現時点で負けているプレイヤー(このまま互いに何もしなければ負ける側)が先に使用するかどうかの意思を表明しなければならない。SPカードを使用する場合は、互いに手札からSPカードを選び、同時に使用する(効果は先攻から現れる)。SPカード使用時に互いが同じカードを使用した場合は、効果が相殺され無効化される。SPカードを使用する事により、逆転を狙えるばかりか勝利ポイントの底上げも狙えるが、SPカードを出す際はゾーンからカードをドローできないので手札が減るリスクも負う。勝利ポイントは、召喚士を除いた場に出されているカード(双方のを含める)の総数(1枚1ポイント)×コンボの倍率で求まる。この勝利ポイントを50集めたプレイヤーの勝利となる。引き分けの場合には勝利ポイントは保留され、次の勝者が獲得する事になる。ただし保留ポイントは、コンボによって倍化されない。こうして一人目の召喚士の出番が終わったら、二人目、三人目と勝負を進めていく。勝負が終わるごとに使用されたカードは、召喚士を除いて墓場(ホール)に送られる。出番を終えた召喚士は表向きに待機させられる。五人の召喚士が戦っても決着がつかない場合、互いにまた召喚士の順番を決め、勝負を続行する。優先順位の低い順に記述する。MOZには一部、特殊なルールが適用されるカードが存在する。この項目ではそれらのカードについて説明する。一部のカードには、同等の効果のあるカードについて枚数制限が課されている。以下は軍団ではないが、テキスト上のかかわりのある集団である。4人以上のものを記載。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。