『ライジング ザン ザ・サムライガンマン』(RISING ZAN THE SAMURAI GUNMAN)は、ウエップシステムから1999年3月25日に発売されたPlayStation用の3Dアクションゲームである。2011年12月21日にはスタジオ斬を発売元としてゲームアーカイブスでダウンロード販売が開始された。日本国外においては同名タイトルで1999年9月30日に発売されている。「少し昔のアメリカ人から見た変な日本」をモチーフにしたアクションゲーム。主人公が修行先で手に入れた日本刀と自分で改造したハンドライフルを使って戦う内容で、「ヘリコプターのように日本刀を振り回すとジャンプの飛距離が伸びる」「野球のように敵の撃った弾を刀ではじき返す」などの不条理なアクションが評判となった。銃と剣を同時に使ったゲームとしては、カプコンよりPlayStation 2用として発売された『デビルメイクライシリーズ』があるが、本作の方が時代を先取りしていたと言える。特異な世界観や、笑いを誘う不思議なアクション、後述の演出類、そしてパッケージの帯に「やっちゃった」と書かれているなど、真性バカゲー的特徴を持つ作品である。主題歌には作詞・作曲・編曲いずれも開発スタッフによる、本作オリジナルの楽曲が使われている。日本版の主題歌は『サムライガンマン 斬 ザ・ザーン』で、歌手には影山ヒロノブが起用された。日本国外版の主題歌は主人公「斬」役の声優Greg Weberの歌う『Johnny No More』という別の曲になっている。日本版よりやや落ち着いた印象の、どちらかというと格好良さを押し出したような大きく雰囲気の異なる曲となっている。本作の特徴として、会話シーンの演出が取り上げられることも多い。会話はアメリカ映画などのように日本語字幕付きで展開されるが、主人公や敵幹部などの主要人物が普通の英語を話すのに対し、敵構成員などの言葉がやる気の無い日本語単語の羅列のようなもので馬鹿馬鹿しくなっている。例えば力士の姿の敵が喋る時には「お前のような(ピー)野郎を、道場に入れる訳にはいかんドスコイ!」という字幕に対し、実際の音声は「どすこいどすこい(ぴー)どすこいどすこい!」といった具合である。他にも、「ゴワスゴワスゴワス!」や「カブキカブキカブキ!」などの字幕と合致していない珍妙な台詞が全編に渡って繰り広げられる。本作の攻略本の制作者インタビューのページでは、これらの台詞は1ステージ目のボスキャラの音声からとって「ゴワゴワ系」と称されていた。制作スタッフは、日本国外版を出す話があったので、その時にそのまま使えるようこのような演出にしたと語っている。大開拓時代のアメリカ、ヒーローを夢見る青年ジョニーはとある田舎町で保安官見習いをしていた。ある時彼は、ここ最近行方不明者が頻発している渓谷があるという噂を聞いた。渓谷へとたどり着いたジョニーだったが、突然彼を見たこともない出で立ちの一団が襲った。ジョニーは何とか応戦するも、一団の中の奇面の男により顔面に傷を負わされ、崖から落とされてしまった。一団はジパングを席巻し、アメリカの侵略をも企てている暗殺団『邪火龍(ジャッカル)』だった。忍び稼業をしていた老師「マスター・スズキ」に助けられ、九死に一生を得たジョニーは、奴らに勝つため以前聞いたジパングの刀術を教えて欲しいと懇願する。ジョニーの願いを受け入れたスズキは、彼とともに修行のためジパングへ渡った。ジョニーは自らの名前を『斬』と改め、厳しい修行の末、刀と銃を同時に扱う『生涯無敵流』を開眼。邪火龍を倒すため、いま生まれ故郷の西部へ戻る。戦え!スーパーウルトラセクシィヒーロー…その名は斬!ライフ制のアクションゲームで残機(プレイヤーストック)の概念はなく、ライフゲージが0になるとその場でゲームオーバーになる。刀と銃の両方を使って攻撃をするが、銃に弾切れなどは無い。ライフゲージの右側に「スピリッツゲージ」というゲージがあり、「真刃斬り(マッハぎり)」などのコマンド技を使用すると減っていく。このゲージがある程度溜まっていないとコマンド技を出すことが出来なくなるが、コマンド技を使わずにいれば徐々に回復していく。その他にも、画面左上に「ヒーローメーター」というものがあり、敵を倒す、敵に捕まっている人間を救助する、「漢イベント」を成功させることで上昇する。一定以上溜めた状態で△ボタンを押すと「ハッスルタイム」に突入することが出来る。「ハッスルタイム」に入ると主人公が倍速で移動したり、コマンド技が使い放題になるなどの効果が得られる。敵を倒しつつステージを進み、最後に待ち構えるボスを倒せばステージクリア。ステージをクリアすると、「TIME(クリアにかかった時間)」、「LIFE(終了時のライフ)」、「KATANA(刀を使った割合)」、「GUN(銃を使った割合)」、「SEXY(敵の攻撃を弾いて攻撃する、ダメージを受けずノーガードで連続攻撃をすることなどで上昇)」、「TODOME(後述の『トドメ・ファイナル』で得たポイント)」を総合して主人公のヒーローとしての評価が下される。評価は「CHICKEN」、「HERO」、「ULTRA SEXY HERO」など5種類ある。ゲームは練習1ステージ+本編9ステージの合計10ステージ構成となっている(本作ではステージ数は「~th IMPACT」と表記される)。ゲームの進行状況はメモリーカードにセーブすることが可能で、到達したステージまでであれば好きなステージを選んで再開することができる。2周目以降はなく、最終ステージをクリアするとエンディングが流れてゲーム終了となる。1ステージに最大1回挿入され、主人公の身に降りかかってきたピンチをボタン連打で切り抜ける。方向キーやLRボタンも含めて、合計12のボタンを連打しなければならないため気合いが要求される。成功すれば「ヒーローメーター」が増加するが、押し負けたり時間切れになったりすると失敗となり、ダメージを受けてしまう。ちなみに結果によるストーリーの分岐はなく、変化は会話の内容のみにとどまる。敵のボスにダメージを与えて体力をゼロにすると、「トドメ・ファイナル」と呼ばれるトドメのシーンが入る。漢イベントと同じ要領で全てのボタンを連打し、それによって稼いだ時間内でどれだけ連続技を決めるかによって「TODOME」ポイントが決定され、ステージクリア時の評価に影響が出る。また、トドメを刺している間は主題歌の一節が流れる。本作において敵となる暗殺団。幹部の鷹魔将と唐栗男以外のキャラクターは、言語の都合上、日本人の声優が声をあてている。エンディングのキャストロールでは平川大輔以下7人の名前が確認できる。ただし配役は不明。各ステージにはそれぞれサブタイトルが付けられている。なお日本国外版のサブタイトルには漢字の部分がなく、英文の部分(以下の~…~の部分)のみとなっている。
出典:wikipedia
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