蓮華岳(れんげだけ)は、北アルプス(飛騨山脈)北部、富山県中新川郡立山町と長野県大町市とにまたがる標高2,799 mの山。日本で66番目に高い山。針ノ木峠を挟んで針ノ木岳の東側に対峙している。東西に長い頂稜は、濃飛流紋岩型の溶結凝灰岩からなる。山頂の西には若一王子神社の奥宮があり、山頂には二等三角点(点名が「蓮華岳」、標高2,798. m、1902年(明治35年)に選点)が設置されている山頂付近の砂礫地の斜面には、コマクサ、アオノツガザクラなどの高山植物が自生している。針ノ木峠までの後立山連峰の南側に位置し、麓の大町市から眺めると円錐形のどっしりとした山容である。蓮華岳の山域を含む飛騨山脈の主要な山域は、1934年(昭和9年)12月4日に中部山岳国立公園の指定を受けた。日本山岳会により日本三百名山の一つに選定されている。針ノ木岳と蓮華岳が大町市を代表する山として「信州ふるさと120山」の一つに選定されている。別称が、烏帽子岳と北針ノ木岳。周辺との山並みを蓮の花に見立てその中心の山であることが山名の由来であると見られている。西の針ノ木峠から烏帽子岳方面への縦走路の登山道が整備されている。蓮華岳から南烏帽子岳までは、北アルプス主稜線の中でも、登山者が少ないエリアである。山頂付近は風化した白い砂礫で歩きやすい。飛騨山脈を縦走する登山者が通過する場合に、登頂されることもある。上部の高山帯の登山道脇の斜面では、コマクサの群生が見られる。周辺の登山道上には、山小屋とキャンプ指定地がある。登山シーズン中の一部期間に有人の営業を行っている。最寄りの山小屋は針ノ木小屋で、登山口周辺の扇沢駅には一般の宿泊施設がある。積雪量の多い地域であり、営業期間外には閉鎖される。飛騨山脈(北アルプス)の後立山連峰の最南端の山であり、針ノ木峠を挟んで東に蓮華岳が対峙する。長野県と富山県との県境となる稜線上にあり、その稜線は三俣蓮華岳へと続く。高瀬川の支流の篭川を挟んで北側には爺ヶ岳が対峙している。以下の河川の源流となる山で、日本海へ流れる。周辺の主稜線上には以下の峠がある。北東山麓の篭川左岸沿いに長野県道45号扇沢大町線(大町アルペンライン)が通り、その終点に立山黒部アルペンルートの長野県側の玄関口となる関電トンネルトロリーバス扇沢駅がある。扇沢駅周辺には、マイカー利用者のための大規模な駐車場がある。扇沢駅が針ノ木岳などの後立山連峰と蓮華岳への登山口となる。JR東日本大糸線信濃大町駅からタクシーかマイカーを利用して、七倉・葛温泉の登山口から入山できる。
出典:wikipedia
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