『私を旅館に連れてって』(わたしをりょかんにつれてって)はフジテレビ系列で2001年4月11日から6月27日に水曜21:00 - 21:54(JST)に放送されたドラマ。ただし、初回のみ15分拡大で21:00 - 22:09。フジと共同テレビの製作で、主演は観月ありさ。全12回。平均視聴率15.3%、最高視聴率18.4%(最終回)。キャッチコピーは、"『行ってみたい場所がある。それはぬくもりと安らぎ、そして夢のある場所』"、番組宣伝ポスター等のコピーは"『ダメ人間だけど人間だ。』"。ロケ地の旅館は、伊豆にあった「湯ヶ島温泉 落合樓」。本館が「旅館 花壱」、新館が「黒沼旅館」と、ライバル旅館が同じ旅館で撮影されていた。このドラマは、借金7000万円を抱えた旅館の建て直しが軸の一つであるが、当の「湯ヶ島温泉 落合樓」も2002年に負債10億円を抱え、民事再生法を申請し、経営破綻。その後、本館は「落合楼村上」、新館は「眠雲閣 落合」として、別々の旅館として再出発を果たしている。イベントコンパニオンの笹野倫子は働くことが嫌いで怠惰な生活を送り、仕事の目的もリッチな男探し。友人の衛藤なぎさとイベントで出会った男達の名刺を競ったり、ゲットした男達から貢物として同じモノを貢がせ換金して遊ぶ毎日だった。そんなある日、倫子となぎさは番組アシスタントとしてテレビ局に行く。その日は数多くのホテルを手掛けた高邑隆一郎が出演。感想を言うようにとアシスタントディレクターから言われた際、話を全く聴いていなかった苦し紛れで「番組では語らなかった高邑さんの本音の部分に感心しました」と話す。この言葉を真に受けた高邑はあっという間に倫子にプロポーズし、2人は結婚する。ただし、前妻の子・志保は、倫子が金目的で隆一郎に接近したと勘繰り、優しい父親を奪われた気持ちも相まって、倫子を激しく憎んでいた。隆一郎は結婚式の後すぐに渡った仕事先のオーストラリアで突然脳梗塞で倒れ死去。さらにオーストラリア進出の際に共同で事業を手掛けた人間に逃げられていたのだ。あとには300億円の借金が残り、全てのホテル、自宅は全て差し押さえ。唯一残ったのは、負債7000万円を抱えた伊豆・修善寺にある聞いたこともない温泉旅館「花壱」だけだった。実は、この旅館は隆一郎が借金ごと買い取ったという。債権者の黒沼父子(「黒沼旅館」経営)がやってきて、返済を迫られた倫子は、すかさず売る気になる。志保はもちろん抵抗したが、倫子は従業員を集め「一週間後に売ります」と宣言するのだった。一方、なぎさは質屋で時計を売る所を貢いでくれた男に発見され、命の危機さえ感じてしまう。一旦東京に戻り、荷物を整理した倫子。ビデオデッキの中には倫子の出演した、隆一郎の対談番組があった。そこには旅館が隆一郎が生まれ育った家だったこと、生涯の伴侶を見つければ花壱を買い戻し、理想とする旅館を運営したいという隆一郎の夢が収録されていた。そしてパソコンのメールボックスには、隆一郎が倒れる直前にオーストラリアから倫子に送ったメールが・・・。
出典:wikipedia
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