『消閑の挑戦者』(しょうかんのちょうせんしゃ)は、角川スニーカー文庫から発行されている岩井恭平のライトノベル。イラストは四季童子。第6回角川学園小説大賞〈優秀賞〉受賞作。驚異的な頭脳を持つが受動的な天才少女・鈴藤小槙と、そのクラスメートで小槙には及ばないが天才である能動的な少年・春野祥の2人が主人公。この2人が、世界の天才や超人、またはそれにまつわる事件に対して挑戦していく物語である。作品の特徴として、上記の2人がパートナーとなっている事が多いにもかかわらず、同一の場面に登場する事がほとんど無い事が挙げられる。また、各話には一貫した題材が存在しており、デビュー作となった第1巻ではなぞなぞやクイズ、数学関係、第2巻ではコンピュータのソフトウェア、ハードウェア関連、第3巻では人間という種の限界となっている。夏休みが間近に迫ったある日、潮天市で暮らす高校1年生の少女鈴藤小槙は怪物とまで言われる世紀の天才少年、果須田裕杜が開催するバトル・ゲーム、「ルール・オブ・ザ・ルール」に巻き込まれてしまう。成り行きから参加してしまった小槙だが、彼女のゲームでのパートナーであるクラスメイト、春野祥と離れ離れになりつつも、防御人(ディフェンダー)や敵プレイヤーの妨害をかいくぐり、幼馴染の裕杜が仕掛ける難問に挑戦していく。「ルール・オブ・ザ・ルール」が幕を下ろして最初の夏休み。ある人物からの招待状を受け取った鈴藤小槙は、チェスの世界王者決定戦が行われる超大型客船“うてな”で、天才的な科学者灰火秋アキヒコが治める火山島、灰火秋島に向かっていた。しかし船は謎の武装集団の襲撃を受けて占拠され、島に上陸していた小槙も火山の大噴火という危機的な事態に遭遇してしまう。夏休みも終わりに差し掛かった頃。鈴藤小槙は従姉妹の鈴藤いるるに連れられて、「ルール・オブ・ザ・ルール」でのパートナー、春野祥と共に“混沌の街”アウルスシティを訪れる。そこで小槙は、人体改造実験によって“超人”の力を手に入れた少年、イオ・アンセルメと出会う。少年と心を通わせる小槙だったが、“超人”の研究を行っていた施設で爆破事件が発生し、小槙も次第に事件の中心へと巻き込まれていく…。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。