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アブナー伯父

アブナー伯父(Uncle Abner)は、アメリカの推理作家メルヴィル・デイヴィスン・ポーストの作品に登場する架空の名探偵。米国がエドガー・アラン・ポーの生んだC・オーギュスト・デュパンに続いて送り出した名探偵である。彼が登場する作品は1911年から「サタデー・イブニング・ポスト」等に連載され、計22編の中・短編が確認されている。初登場作は短編『天の使い』(The Angel Of The Lord)。ファーストネームは不明(設定されていない)。“アブナー伯父”の呼称は、物語の語り手であるマーティンが彼の甥に当たることによる。一連の登場作品の時代設定には諸説あり、ジェファーソン大統領の時代という説が有力だが、ポーストの評伝を著したチャールズ・A・ノートンは南北戦争より10年ほど前の時期であると推定している(東京創元社刊『アブナー伯父の事件簿』戸川安宣による解説)。ウェストバージニアの山奥で牧場を営んでいる。大柄でがっしりした肉体を持ち、格闘にも強い。酒場で彼をからかった複数の男を相手に立ち回りを演じ、残らず叩きのめしたという逸話(『天の使い』)を持ち、物語の結末で犯人相手に腕力に物を言わせることもある。しかし、その一方で非常に信心深く、愛読書は聖書である。また、馬泥棒をリンチしようとする群衆を「私は犯人に同情はしない、だがリンチは法治を崩壊させる元だ」と諌めるなど、分別をわきまえた民主主義の擁護者でもある。治安判事のランドルフや甥で物語の語り手であるマーティンとともに開拓時代の様々な事件を論理的な方法によって紐解いてしまう。アブナー伯父の登場する作品は作者の生前に単行本にまとめられ、1918年に刊行された。同書に収録されている作品は1911年頃から雑誌に掲載されたもので、18篇が収録されている。長く、アブナー伯父ものは、全18篇と思われていたが、収録されていない作品がある事がわかり本国版のEQQMに1953年から1954年にかけて都合3篇が発表されたが、更に中編が1篇あり、それら4篇をまとめた本が1974年に限定版として出版された。著者生前単行本は長く稀覯本となっていたが、1962年にアンソニー・バウチャーの序文を付けて出版され、更に1972年には今度はエドモンド・クリスピンの序文を付けて再び出版されている。これら22篇すべてを一書にまとめた全集本が1977年ミステリ・ライブラリから出版されている。戦前の邦訳は、江戸川乱歩の調べでは2篇しか訳出されておらずしかも発表雑誌が「ぷろふぃる」誌であったため、日本における普及については殆ど行われなかったといっても良いだろと思われる。戦後もいくつかの雑誌や探偵小説傑作集などに散発的に訳されている状態であった。まとまった、翻訳は、早川文庫から1976年に刊行された『アンクル・アブナーの叡知』で上記のクリスピンの序文と共に18篇を訳出している。一方、創元推理文庫からは、『アブナー伯父の事件簿』として作者生前に単行本に収録されなかった4篇すべてを含む14篇が訳出されている。この二書を都合すれば、全てのアブナー伯父ものは、邦訳で読む事ができる。各書の収録作品については、「作品」の項を参照されたい。なお、(叡知)、(事件簿)、(乱歩)は収録本を示すための略号である。なお、その他の雑誌掲載分およびアンソロージ収録分などについては省略した。

出典:wikipedia

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