ドメラーズ3世(ドメラーズさんせい)は『宇宙戦艦ヤマト』に登場する宇宙戦艦。正式名称は改ガミラス一等宇宙戦闘艦(かいガミラスいっとううちゅうせんとうかん)。ガミラス帝国銀河系方面作戦司令長官ドメルがバラン星着任時に運用したドメル艦隊の旗艦。戦闘空母と並ぶガミラス最新鋭艦艇であり、打撃力が高い。『宇宙戦艦ヤマト』第15話で、バラン星に着任時のドメル艦隊の旗艦として大艦隊を率いて登場。その後、3000隻もの艦艇を率いて大演習に赴く際、偶然にも演習空域の異次元空洞に迷い込んだヤマトを発見して攻撃するが、あと一歩のところで取り逃がす。第20話では、ヤマト討伐作戦のためにドメルとゲールを乗せて、艦隊とともにバラン星を脱出した後、ヤマトをバラン基地ごと潰すべく人工太陽を操作を本艦から行うが、基地を犠牲する作戦に反感を抱いたゲールの密告により失敗する。以後、続編を含むアニメ劇中には登場しなかった。リメイク作である『宇宙戦艦ヤマト2199』では、超弩級一等航宙戦闘艦ドメラーズIII世という名称で登場する。本作のドメラーズは、3隻存在する同型艦の中の3番艦という設定になっており、正式な艦級名はゼルグート級一等航宙戦闘艦。デザイン担当は石津泰志。大艦巨砲主義を好むヘルム・ゼーリックの主導で建造された最新鋭重装甲艦で、全長はヤマトの倍以上である730mにも及ぶ。その巨体に違わぬ火力と防御力を有しており、特に防御力に関しては、正面装甲はヤマトのショックカノンをいとも容易く弾くほど堅く、上部甲板砲塔部を至近距離で撃っても、ビーム砲と表面装甲しか破壊できない。側面や底面は比較的装甲が薄いが、それでもなおヤマトの集中砲火を浴びても簡単に致命的な損傷には至らない強固さを持つ。しかし、それらの性能を追求した分、ガミラス艦の中では珍しく機動性が犠牲になっている。『宇宙戦艦ヤマト』(以下、旧作)に比べ全体的にずんぐりした印象を持つシルエットになっており、後部甲板上がガイデロール級やハイゼラード級に似た形状になっている。また、両舷にあったふくらみは、本作におけるガミラス艦のほぼ全てに意匠のように施されている「目玉」になっている。なお、艦首の両舷には艦名とガミラスのシンボルマークが刻印されている。艦橋上部構造物は艦から分離して、独立戦闘指揮艦として運用できる。艦橋が分離するというアイデアは、デスラー戦闘空母の艦橋がドメラーズ2世に似ているというところから着想したものであり、ドメラーズIII世が巨大になったのも独立戦闘指揮艦の大きさを考慮して全長を決めたためである。PS用ゲームソフト『宇宙戦艦ヤマト 遥かなる星イスカンダル』、PS2用ゲームソフト『宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶』においては、名称が「ドメラーズ3」となっている。また、元々ドメルが乗艦に代々つけてきた「ドメラーズ」の名を継ぐ3代目が、ルビー戦線での功績を認められ「ドメラーズ級」とされたという設定になっている。艦体色については、前部砲塔群の下にある艦側面も赤に塗られている。ドメラーズ3世以外にも同型艦が登場している。ゲールがバラノドン特攻隊を指揮する際、アニメでは航空機のゲール艇に乗っていたが、ゲームでは同型艦の「ゲール艦」に変更されている。また、シュルツの兄コルサック(ゲームのみの設定)が乗る「コルサック艦」は、改ガミラス一等宇宙戦闘艦の試作型を非武装にした強襲艦へと改造し、装甲と耐久力を従来の8倍に向上させている。七色星団の決戦では原作で登場しないはずの本艦が動員され、ヤマト牽制のために襲撃してくる。『イスカンダルへの追憶』では、艦型は改G型一等戦闘艦ドメラーズIII級とされ、同型艦の「ガーラ」・「ドーラ」が登場する。なお、このユニットは10%増しの攻撃補正値を持つものの、前部の主砲が後方の目標しか攻撃せず、前方に対してはミサイルしか攻撃手段が無い。また、本艦型(というより一等戦闘艦というカテゴリー)は艦隊旗艦級戦艦に比べ耐久力や防御力に劣る。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。