赤穂市(あこうし)は、兵庫県の南西部、岡山県との県境に位置する市。瀬戸内海国立公園の一部を成す。西播磨県民局の管轄。旧赤穂郡。のちに忠臣蔵として語り伝えられることとなる赤穂事件ゆかりの地である。毎年12月14日には赤穂市最大の催しとして赤穂義士祭が行われている。古くから塩田(入浜式塩田・揚浜式塩田・流下式塩田)が栄え、生産されている塩は「赤穂の塩」として全国に流通している。市の中心部を流れる、千種川(名水百選)の豊富な水系に恵まれた赤穂市は水道料金(簡易水道を除く家庭用水道料金)が国内で一番安い。400年前(1616年)に敷設され、現在でも市内の随所にその遺構が残る赤穂上水は、神田上水(東京都)福山上水(広島県)と並んで日本三大上水道(江戸三大上水道)のひとつに数えられる。平成24年2月、赤穂市は「健康とスポーツを新機軸としたスポーツ先進都市」の実現を目指すため「スポーツ都市」とすることを宣言している。播磨灘に注ぐ千種川(名水百選)の河口に広がる平野地に、赤穂城を中心とした城下町の名残が残る市街地と、古い港町の町並み(都市景観100選)が美しく、牡蠣の養殖が盛んな坂越、瀬戸内海国立公園で赤穂温泉のある御崎などで知られる。赤穂市は、約8200万年前(後期白亜紀)に火山が噴火してできた巨大な赤穂カルデラ(赤穂コールドロン)の中に市域がスッポリ入る珍しい特徴の地形にある。赤穂カルデラの規模は南北約16キロ・東西約21キロにも及び、日本国内では阿蘇カルデラ(約25km)、姶良カルデラ(約20km)に匹敵する規模である。カルデラに特徴的な地層で、割れ目にマグマが入り込んで出来る「平行岩脈群」が、福浦から赤穂御崎、坂越にかけての海岸域に露出しており、現在でも見ることが出来る。瀬戸内海沿岸に位置する赤穂市は、日本の気候区分でいう瀬戸内海式気候に属し、1年間を通して晴天の日が多いため、古くから塩田が栄えた。12月から2月までの平均気温は5.1℃(平成24年度)であり、積雪もほとんどない。赤穂市域の全部または一部はかつて、吉備国に属した。吉備国は弥生時代・古墳時代に筑紫・出雲・ヤマト・毛野などと並んで日本列島を代表する政権として繁栄し、ヤマトと連合して列島の統一・治世に貢献したが、吉備の興隆に脅威を感じたヤマトに勢力を削減され、備前・備中・備後・美作に分割され、さらに赤穂市域は播磨国へと移されることになったという。これ以後、経済・文化の面で結びつきの強い旧吉備地域の政治的な統一は現在に至るまで達成されていない。歴代市長2016年4月5日現在。2014年3月24日の県議会本会議で、旧「赤穂市及び赤穂郡選挙区」は佐用郡選挙区と統合されることが決まった。定数は合わせて1名。兵庫県指定伝統工芸品 赤穂市HP 伝統的工芸品のご紹介赤穂市の労働力人口のうち、産業就業者数の割合(2010年調べ)2010年(平成22年)国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、2.43%減の50,533人であり、増減率は県下41市町村中19位、49行政区域中27位。JR線では、新快速電車の終日直通運転により、京阪神から乗換することなく播州赤穂駅へ直結(大阪駅から約90分、三ノ宮駅から約70分)、車の場合、吹田ICから約90分、神戸JCTから約70分で山陽自動車道赤穂ICへアクセスする。その他、山陽新幹線が相生駅 - 岡山駅間で当市を通過している。なお赤穂線の開業以前、有年駅 - 播州赤穂駅(国鉄(JR)の駅とは別位置)に赤穂鉄道という私鉄線も存在した。赤穂観光情報センター - JR播州赤穂駅構内2階にある社団法人赤穂観光協会の運営する観光案内所。市内及び近隣地域の観光案内の他、宿泊やレンタサイクルなどの情報を提供する。土産物や義士グッズなどを販売するコーナーもある。坂越(都市景観100選)※1960年以前の作品は「赤穂事件を題材とした作品」参照。以下、忠臣蔵関連の作品は、出演者のうち主役と大石内蔵助役のみ抜粋。制作中、公開前の作品も含みます。※一部、ロケ中、公開前の作品も含みます。市外局番は、総務省電気通信番号指定の番号区画432-2に該当し、0791(20 - 29・40 - 59)となっている。郵便番号は、以下の通りとなっている。電気は、福浦が中国電力、その他が関西電力となっている。これは、かつて福浦が岡山県だったためである(備前福河駅などにその名残が見られる)。赤穂御崎は、近畿圏内のライダーのツーリングスポットとして有名である。ただし、兵庫県道32号坂越御崎加里屋線は、一部区間が土・日・祝日のみ二輪車通行禁止になっているので注意が必要である。坂越・尾崎間に「尾崎トンネル」がある。これがあることにより、今まで国道250号線を通る(車で15分)、山際の細い道を通る、御崎を通るしか選択肢がなかったが、トンネルを使えば尾崎まで車で5分で行けるようになった。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。