欧州連合のナンバープレート(おうしゅうれんごうのナンバープレート)では、欧州連合(EU)域内での自動車ナンバープレートについて説明する。EU諸国の多くが採用している共有形式ナンバープレートは、寸法が縦横でおよそ100mm×520mm程度(縦横比およそ1:5)のものであり、左端には「ユーロバンド」という40mm幅の青帯が入る。素材は鉄製のほか、薄型でバンパーやボンネットの湾曲にあわせて装着できるプラスチック製の導入も進んでいる。EU諸国のナンバープレートでは、数字とアルファベットの組み合わせによって、車両が登録された国や地域のデータベースでの個体識別がなされている。欧州連合におけるナンバープレートは一定の形式を共有している(「ユーロプレート」と呼ばれる)が、それらの発行は加盟国や地域が独自に行っている。この共有形式は1998年に定められたものであり、アイルランドでは1991年、ポルトガルでは1992年、ドイツでは1994年から、それぞれ試験導入されていた。共通形式のナンバープレートの装着は、イギリス、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、キプロスにおいては選択制である。横幅が短い小型のプレートの使用を継続してきたベルギーでは、2010年11月に導入された。自動車が自国外を走行する場合には、リアに楕円形の国際識別記号を表示することが道路交通に関する条約(ジュネーヴ交通条約・ウィーン交通条約)で義務付けられているが、国際識別記号の表示が含まれるユーロプレートの導入によって、自国外・EU域内における国際識別記号の表示は不必要となった。日本では形も色も違う「外-○○○○」という外交団のナンバープレートは、ここでは一般車と形は同じで先頭2文字がCD(外交団を示すフランス語、Corps Diplomatiqueの略)となる。他の国が使用している登録番号との重複がないように配慮が行われているものの、重複が完全に避けられているわけではなく、時として駐車違反や自動カメラによるスピード違反の取り締まりにおいて問題を生じている。それぞれの欧州諸国においては、それぞれ独自の表示法やフォントが使用されている。
出典:wikipedia
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