埼玉県立岩槻高等学校（さいたまけんりついわつきこうとうがっこう）は、さいたま市岩槻区にある高等学校である。県下で唯一の国際文化科を設置している。近年は男子よりも女子生徒が100名強多い高校で、国際文化科が設置されている。毎年海外からの留学生を受け入れ、校内からの留学も積極的に行っている。国際文化科では1年次・夏に、イングリッシュ・サマーキャンプを行う。キャンプ中は日常会話においても英語での会話を心がける。また、自国文化理解を深めるため、能や歌舞伎の鑑賞会も行われる。普通科は2年次より文系クラス・理系クラスに分かれる。国際文化科は2年次より理系科目は選択性となり（理科系科目は選択必修となる）、英語関係の授業が大幅に増える。海外時事を学ぶ「時事英語」等の科目も追加される。2年次に希望者はオーストラリアにて約2週間の海外語学研修を行う（普通科・国際文化科問わず）。年に一度、生徒会及び各クラスから選出された「まさご委員」により委員会により「真砂」（まさご）という小冊子が発行される。平成19年度卒業生の進路状況は、大学が約42.7%、専門学校が26.1%であった。国際文化科は、平成21年度の後期入試は0.88倍と定員割れとなり、平成23年度は0.90倍、平成24年度は0.93倍となっている。1年次に、全員参加の「スキー集団宿泊研修」が2泊3日で行われる（場所は長野県・志賀高原）。2年次には修学旅行が行われる（場所は平成25年は北海道、平成26年は広島・四国、平成27年は沖縄）。体育祭のほか、球技大会は2日間行われる。また、マラソン大会は渡良瀬遊水池周辺を走り、男子が12km、女子が8kmで、制限時間が設けられている。創立60周年ということもあり、校舎は全体的に古い印象である。校舎は「王」の字を横倒しにしたような構造になっており、普通科校舎、国際文化科校舎、管理棟（同時に特別教室棟）と分けられている。正門から見える昇降口には、「人形の街」として全国に知られる岩槻区の雛人形をモチーフにした「雛時計」が設置されている。また、食堂とパン屋、牛乳屋が存在する。パン・牛乳は外部が昼休みの時間のみ、食堂前に販売に来る形になっている。学校内にプールの施設はなく、校庭もやや狭いため、水泳部・ソフトボール部はない。1年次は全員参加、2年次より自由参加となる。運動部では陸上部や硬式テニス部、文化部では吹奏楽部が優れた実績を残している。バドミントン部は女子のみで、男子の募集はしていない（新年度については検討中）。バレーボール部も女子のみで、男子は活動していない。水泳部・ソフトボール部もない。

出典:wikipedia