すま けい(1935年(昭和10年)9月4日 - 2013年(平成25年)12月7日)は、日本の俳優。本名、須磨 啓。北海道国後島出身。血液型A型。所属事務所はJ.CLIP。終戦の日の二日前に根室市に引き上げ、中標津町に高校までいた。北海道中標津高等学校卒業後、富山大学に進学するも中退し役者を志して上京。文化学院入学(のち中退)。1961年(昭和36年) - 1963年(昭和38年)、芸術劇場に所属。1966年(昭和41年)新宿のジャズ喫茶などを拠点にしつつ、太田豊治と「すまけいとその仲間」を結成。『ゴドーを待ちながら』などの翻訳劇で伝説的な舞台をつくり好評を博し、斬新な翻案・演出から「アングラの帝王」と称された。1972年(昭和47年)に解散の後は、一時演劇界から遠ざかった。1985年(昭和60年)に劇団こまつ座より誘われて『日本人のへそ』で舞台に復帰、『人間合格』『父と暮せば』といった井上ひさし作品などで活躍した。また、1986年(昭和61年)には山田洋次監督の映画『キネマの天地』に出演し第29回ブルーリボン賞助演男優賞など各賞を受賞、映画『男はつらいよ』シリーズにも度々出演して存在感を発揮した。1999年(平成11年)に膀胱癌、2001年(平成13年)には脳梗塞を患い左手足に麻痺が残った。2010年(平成22年)には大腸癌の摘出手術も受けたが、その都度入退院と復帰を繰り返しつつ、舞台やテレビ、映画の仕事を継続していた。2013年(平成25年)10月下旬に体調が悪化して病院で診察を受け、がんが全身に転移して特に肝臓が肥大した状態であることがわかり、11月12日に入院。同年12月7日、肝臓癌のため東京都新宿区の病院で死去した。同年3月2日に千葉市民会館で上演した朗読劇『天切り松 闇がたり』が最後の俳優活動となった。。告別式は12月13日に東京都新宿区の最勝寺で営まれた。山田洋次監督は訃報に際し、「寛容で温かくてユーモラスで、こんな大人がいてほしいと日本人なら誰もが思うような人間像を創り出してきた、実にたぐいまれな役者でした。これからの日本でこそ大活躍してほしかったのに、悔しくてなりません」との追悼コメントを発表している。
出典:wikipedia
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