『元気爆発ガンバルガー』(げんきばくはつガンバルガー)は、1992年4月1日から1993年2月24日までテレビ東京系で毎週水曜日18:00 - 18:30に放送。サンライズ製作のヒーローロボットアニメ。『エルドランシリーズ』の第2作。主人公はエルドランシリーズ最年少の小学四年生。今作ではロボットに関わる主要人物は3人に絞られ、超能力を使えるヒーローに変身でき呪いのせいで正体を隠しているという変身ヒーローものの要素が取り入れられており、コメディ路線が基調というシリーズでも異色の作品である。基本的には一話完結だが節目には二号メカの登場や悪役のパワーアップがあるほか、主人公の3人それぞれにヒロインが存在したり(その内1人は全三作に登場する防衛隊長官の娘である)、物語終盤では悪役の幹部と主人公の担任の教師とのロマンスが発生するなどドラマ性も盛り込まれている。今作では学校の校舎がロボットに変形しない代わりに、町内なら発進地点を自由に変更できる設定で、2号メカが登場した直後に敵に乗っ取られたり、メインパイロットの虎太郎以外(鷹介とゴンと秋絵)が主役メカを操縦してゴンに至っては虎太郎の代わりに魔界獣を倒してしまったり、最終パワーアップ形態が「3体メカ合体」の二段重ねである点など、出撃や必殺技のバリエーションに遊び心を利かせている(その度に新規バンクが描き下ろされている)。魔法というファンタジー要素が関わっているせいか前作や次回作で見られた物理的法則などのSFらしい設定は排除され、魔界獣のとんでもない能力のせいで地球が有り得ないような事態に陥る回も珍しくなく(町中の建物やメカ、武器がバナナにされる、マジックで地球の半分が消滅、最終回では地球が破壊されるなど)、魔界獣を倒すとガンバルガーの能力で全て元通りになるという設定がある。また、今作では他二作に登場した天才博士に相当するキャラクター(小島勉・小島尊子)が存在しない。放送当時は前作「絶対無敵ライジンオー」との作風の違いにより従来ファンからは否定的な意見が多く、視聴率もそれほど振るわなかったためか話数はシリーズで最も少ない全47話。しかし、キャラクター人数を絞った事により娯楽性を追求できるようになり、のびのびとした柔軟な発想とバラエティに満ちた展開やアクション、敵味方共に脱力感漂うアットホームな作風や、全編を通してまとまったストーリーなどからコアなファンを獲得、制作者からは「平成のカルトアニメ」と呼ばれた。平和な町・青空町の忍者屋敷に住む青空小学校4年1組の霧隠虎太郎は400年以上続く霧隠流忍者の跡取り息子で、今日も修行を抜け出して遊びに行こうと父親の藤兵衛と親子喧嘩に発展。ところが、爆弾を投げた藤兵衛が誤って全宇宙の支配を目論む大魔界の暗黒魔王ゴクアークが封印された大岩を壊してしまう。蘇ったゴクアークは人間界を大魔界に変えようとするが、地球を守る光の戦士エルドランが身を挺してゴクアークを再封印する。しかし、ゴクアークは封印される一瞬の隙を見て闇の魔導士・ヤミノリウスIII世を人間界に遣わした。学校帰りに偶然巨大ロボット・ガンバルガーを見つけた虎太郎と友達の風祭鷹介、流崎力哉の三人はエルドランの願いにより、ガンバースーツで超能力を身に着けたスーパーヒーロー・「ミラクル忍者・ガンバーチーム」となり、否応なしにヤミノリウスが大魔界から召喚する魔界の生物・魔界獣と戦うことになるが、ヤミノリウスに「誰かに正体がバレると犬になる呪い」をかけられてしまった。かくして虎太郎たちは、呪いで犬になってしまった藤兵衛(ゴン)を協力者に、小学生と秘密のヒーローの二重生活を送る羽目になったのである。近所のブタネコに奪われていた霧隠家のご先祖様が大魔界の秘密を記したという巻物には、ゴクアークの兄弟である二大魔王の封印を解く方法が書き残してあった。そしてブタネコとヤミノリウスも交えた巻物争奪戦の末、ついに三大魔王であるゴクアーク、レツアーク、サイアークが蘇ってしまい…?大魔界に住んでいる魔法生物で、ヤミノリウスの魔法で魔界獣辞典の中から指定された個体が召喚される。ヤミノリウスの命令で人間界を混乱に陥れようとするが、魔界獣は基本的にマイペースな性格のため召喚された時は大抵言うことを聞かず、ヤミノリウスに能力を喰らわせたり漫才のようなやり取りを繰り広げている。ヤミノリウスに「魔界獣よ、今こそ闇の力を解き放て!ハズラムサライヤ~!」の呪文で巨大化・強化されると共に容貌も変化する。足がないのは「アシがつかないよう」に遺伝子改悪されているため。「町中をジャングルに変えて生き物以外はバナナにして食べてしまう」、「マジックでガンバルガーを真っ二つに切断したり、地球の上半分を布で隠して消滅させてしまう」、「鷹介のテストを巨大化させたりゲキリュウガーを地球よりも巨大化させてしまう」など無茶苦茶ではあるがとんでもなく強力な能力を持つ個体ばかりのため、真面目に戦えばガンバーチームの強敵となる。ごくたまに単純に戦闘に特化した魔界獣も登場する。ハチャメチャな魔法で青空町を混乱させるが、魔界獣が倒されるとガンバルガーのリセット能力でかけた魔法は全て無効化される(倒された瞬間に放ったものを除き)。本編終了後にヤミノリウスが「ゾイワコゾイワコ…魔界獣○○、次はお前だ。ハズラムサライヤ~!」と、次回に登場する魔界獣を紹介するのが通例となっており、これは前作を踏襲している。ヤミノリウスが昆虫魔界獣辞典から選んだ個体を、「ゾイワコノイワコマカイヤゾイワコ、暗く湿った魔界の森より今こそ出でよ我が前に。ハズラムサライヤ~!」の呪文によって呼び出す。ヤミノリウスが水生魔界獣辞典から選んだ個体を、「ゾイワコノイワコマカイヤゾイワコ、暗く冷たい魔界の海より今こそ出でよ我が前に。ハズラムサライヤ~!」の呪文によって呼び出す。ヤミノリウスが動物魔界獣辞典から選んだ個体を、「ゾイワコノイワコマカイヤゾイワコ、暗く果てない魔界の地より今こそ出でよ我が前に。ハズラムサライヤ~!」の呪文によって呼び出す。ゴクアークの魂を取り込んだヤミノリウスが「ゾイワコノイワコマカイヤゾイワコ、悪の心を呼び覚まし魔界の姿を作り出せ!ハズラムサライヤ~!」の呪文で召喚した魔法のランプの光線を人間界の物体に浴びせて作り出す。本作の舞台となる青空町は静岡県付近という設定で、前作の舞台である陽昇町の隣町という関係である上記CDは、本編の映像ソフト(VHS、LD)と同じく、ユーメックスから発売された。
出典:wikipedia
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