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バーチャロイドの一覧

バーチャロイド(VIRTUAROID: VR)は、ゲーム『電脳戦機バーチャロン』シリーズに登場する、架空の兵器の分類の一つ。一種のロボットである。デザインは全てカトキハジメによる。時は遥か未来、時代は西暦から改められ電脳歴と称される時代。情報技術の進化により国家への帰属意識が衰退し、国家と言う概念が意味を失った今において旧国家は企業によって管理・運営され、企業国家と呼ばれるコミュニティへと変貌を遂げていた。それに伴い高度に発展した文化において人類は戦争を放棄したが、それとは裏腹に闘いへの渇欲までは放棄することはできなかった。そこで人類は体系化された戦争『限定戦争』という概念を生み出し、それに興じるようになっていた。時に限定戦争は政治的交渉手段としても用いられたが、何よりも娯楽としての一面も大きく、大衆は限定戦争によって闘争心を潤すのだった。そんな中、最大勢力の企業国家DN社は、月面にて人類の有史以来の記録の範疇を逸脱した遺跡を発見する。このオーバーテクノロジーを解析し、数々の実験を行い、その過程において製造されたのがバーチャロイドである。DN社はこの人型ロボット兵器を投入することで、華やかさを増した限定戦争市場でのシェア独占を図った。ゲーム内でプレーヤーが操作することになる巨大人型兵器の総称。正確には戦闘バーチャロイドという。第1世代、第2世代、第3世代と明確に特徴が分かれており、ゲームもこれに添った形で登場する。機体・ゲームによっては旧世代のVRが登場する(オラトリオ・タングラムで第1世代VRである10/80が使える等)。このほかに、各世代の中間に位置する機体もある(それぞれ1.5、2.5世代と呼ばれている)。人類初のVR郡。月面遺跡破壊作戦「オペレーション・ムーンゲート」にて活躍した世代。ゲーム中で語られる設定は少ないが、副読本『SCHEMATIC』では第1世代VRの詳細な設定が描かれている。主戦闘バーチャロイド(Main Battle Virtuaroid)に分類され、距離を問わずに高機動戦闘を得意とする。人類初の量産型バーチャロイドで、ヒーロー然とした外見のバーチャロイド。ビームランチャーとソードが一体となった多目的ビームランチャー『MPBL(Multi Pul Beam launcher)-7』を携行し、投擲後に広範囲に爆発するパワーボムを持っている。汎用性が極めて高く、柔軟な運用を可能とする機体であるため、戦場の主役として常に最前線で運用されている。DN社内部の0プラントが生産を行っている。元はライデンと同様のXMU(eXperimental Master Unit)と呼ばれる戦闘バーチャロイドの試作型であり、かつてDN社で開発を断念した人型戦闘兵器のプランをVコンバータの起動実験用マシンとして流用した物。

ゲームにおいては、標準的な機体で、機動性・射撃能力・武器チャージ速度・防御力・近接格闘能力すべてが高いバランスでまとめられているため、初心者から上級者まで幅広く使うことができる。操作アドバタイズデモに登場する黄色と白のカラーリングの教習用テムジン(MBV-04-F)は家庭用版のみでプレイヤーが使用可能となっている。テムジンと共にXMU-05としてバーチャロイドの祖となった機体であり、HBV(重戦闘バーチャロイド)の祖ともなった機体。肩部に宇宙巡洋艦用レーザーを小型化・改良したレーザーユニットを持ち、装甲も他機種より上等な物が使用され、破壊力・防御力共にトップクラスの機体である。その分機動力を犠牲にしており、分厚い装甲をもって敵の攻撃をものともせず、閃光の鉄槌を以って圧砕するという戦闘スタイルで敵を迎え撃つ。元々テムジンと編隊を組んでの運用が想定されていたが、肩部に巡洋艦用レーザーを装備させる事自体が実はトップヘビーによる機体の不安定化をもたらし、レーザーを装備・運用するには機体構造の根本的な作り直しが必要だった事が明らかとなる。開発スタッフはこれを危惧して上層部に進言したが黙殺され、それどころか逆に上層部による現場の状況を全く無視した無情の要求を突きつけられ、それによる予算と採算の度外視及び殺人的突貫作業を強いられた。どうにか完成にはこぎつけたものの、前述の一連の事態が災いし、ライデン1機の製造費がテムジン27機分(メンテナンスだけでもテムジン10機分近くの費用がかかるらしい)に相当することとなった。それに追い打ちをかけるように肩部レーザーユニットの製造メーカー「Terefunken」社が倒産したことを開発スタッフが把握していなかった(把握する状況に無かったのが実情と言える)などのプロジェクト管理の甘さによりライデンは結局26機しか製造出来なかった(これはレーザーユニットの在庫が26機分しか残されていなかったため)。この経緯に最高幹部会は「まるでお話にならない!」と激怒。計画は頓挫してしまった上、怒り心頭の最高幹部会によるスタッフ陣の大粛清という非情の仕打ちに見舞われた(第5プラント「デッドリー・ダッドリー」へ左遷された事が後に判明する)。そして高価格と希少性があいまって、ライデンはエースパイロットで編成された精鋭部隊『S.H.B.V.D.(Special Heavy Battle Virtualoid Division:特殊重戦闘VR大隊。通称・特戦隊)』のみへの支給に留まることとなった。ライデンが配属された部隊のパイロットは、ライデンが最前線で敵を粉砕して行く姿に頼もしさを感じるというのが語り草となっている。形式名のHBVは、重戦闘バーチャロイド(Heavy Battle Viatuaroid)の略。DN社内部の0プラントが生産を行っている。戦術偵察バーチャロイド(Tactical Recognaissive Virtuaroid)に分類、『把握し、蹂躙する』事を目的とする機体である。
バーチャロイドによる高機動戦闘下においては戦況の変化も従来に比べて高速化しており、その目まぐるしく変わる戦況に効率よく対処すべく、当時における戦力の中核を担うであろうテムジン以上の機動力を持った戦術偵察機(TRV)の開発が必要とされた。そしてテムジンとの連携行動の可能性から敵機との交戦が想定され強力な武装が必要となるも、偵察機と言う運用目的上では機動性能重視の為に装甲が犠牲になる事を考慮し、「一撃離脱」をコンセプトとした武装が求められた。
しかし新機を一から設計する時間・予算共に余裕がなかったため設計はテムジンのスケルトンシステムを流用し、ジェネレーター・アンプを大容量化すると共に装甲を始め機体を徹底的に軽量化。それによりテムジンを上回る機動性能を確保し諸テスト結果も順調だったため、TRV-06「バイパー」と命名。各部隊に配備が進められた。
しかしそこで一つ問題が浮き上がって来る。徹底的な軽量化が祟ったのかジェネレーター・アンプの生み出す高出力が機体構造に凄まじい負担となり制御系を常時圧迫し続け、果てはバーチャロン・ポジティブの高いパイロットが搭乗した場合には、余剰出力の逆流から制御系が破壊され、最後は機体そのものが自壊するのである。そして多発する事故の為に一時は機体の廃用案も出されたが、代替機種の目処が立たない上にTRVの必要性から機体に次々と補強作業を繰り返す事となった。
際限なく繰り返された補強作業の結果、機体重量の増加どころか機体の外見にも変化を及ぼしていた。そしてその結果、機動力は以前より落ちてはいるものの空中機動力では当時のトップクラスを誇る機体となり、問題視されていた暴走事故も機体強度の安定化により鳴りを潜め、逆にその現象を攻撃に転用するプランが提案される事となった。(パイロットが最後に叫んだ一言「She's lost control!!」にちなみ、後にS.L.C.ダイブと命名。)
そしてそれに伴い型番も変更され、欠陥機バイパーはTRV-06k「バイパーⅡ」として生まれ変わったのである。
支援攻撃バーチャロイド(Support Attack Virtuaroid)に分類され、後方からナパームとミサイルによる支援攻撃を得意とする。ライデンの製造コストがあまりにも高く生産不能という事態に追い込まれてしまった為、主戦闘VRと重戦闘VRの編隊編成という当初の予定にかげりが見えてきた。そこで急遽ライデンの代替機となる重量級VRを製造することになり、そのコンセプトの元にライデンの安価版として開発されたのが本VR『ベルグドル』である。
しかし、開発スケジュールや予算に余裕が無く出来上がったものはお世辞にも秀逸な設計とは言いがたいものであり、ミサイルランチャーを両肩上部に設定したのと、それを制御するセンサー類が頭部に全て集約させて取り付けられた(このミサイルランチャーは本来、機動兵器用では無かったためセンサー類が外付け式というとんでもない落とし穴があった)せいでライデン以上に機体重心が高くなってしまい、転倒しやすく装甲もテムジン並でしかなかった。しかも携行火器もクレームで大量返品されたものを製造元がこれ見よがしに押し付けたものだった。その為ライデンのような攻撃的防御戦術は期待できず完全な後方支援VR『SAV(支援攻撃バーチャロイド(Support Attack Virtuaroid))』として扱われる様になってしまった。
結局、ライデンの代替は後に重量級VRの決定版と呼ばれる「ドルカス」の登場まで待たなければならなくなる。とはいえ、製造コストはテムジン並(量産効果によりそれ以下)に安く、頭数を揃えるには容易な為に各戦地に大量導入され、結果として第1世代VRで一番多く製造される事となったが、これに乗った一般パイロットからは「使いにくい機体」という苦情が終始絶えなかった。
後にこのベルグドルは何度も改修が重ねられ、重心面を改良した『ベルグドル3M』、身長を低くすることで更に低重心化し複座式にした『ベルメイト』などの後継種を生み出し、この重心に関する問題は後の名機『グリス・ボック』を始めとするVokシリーズを生み出す原動力となっていった。
このVRの開発の経緯は意外なところからの要請に始まる。話の出所は、一貫してVR導入に反対していたSTDS(DNA戦略・戦術開発局。商品開発プランの立案からその実行に至るまで、DNAの営業戦略を担う中枢的存在)だった。いざVR同士による戦闘が本格的になると、近接格闘戦も重要な要素となってきた。ましてや、限定戦争は娯楽の一面もあり、近接格闘戦の中継は大人気を博していた。巨大人型ロボットによる近接戦闘は、生身の人間による白兵戦並みの激烈な要素を持ちながらも視覚的残虐さは希薄であった。STDSは、この点にVRの商品価値の一端を見出し、「限定戦争(というショー・ビジネス)の本質にかなった」要素として指摘したのである。この指摘を重要視したDN社は早速、現行4機種の検証を行い、その結果、テムジンをベースに(加えて、テムジンの「後継機」というのも兼ねて)近接戦を強化した主力戦闘VRが開発されることとなった。開発には当時新設されたばかりで若手の多かった第2プラント「トランスヴァール」が担当する事になるも開発が難航し、これに見かねた開発管理局は、XMUプランの9号機の基本設計を流用するよう勧告。なんら実績の無い新興プラントは、その意向に従うしかなかった。完成した試作機はMBV-04に比べると粗削りな機体で、非常にソリッドな操作特性を持っていた。しかし基本能力に関しては何ら問題はなく、その機体構造の堅牢性及びメンテナンスの容易さについては、かえってテムジンのそれを凌駕するものがあった。この結果を受けて本機の制式採用が決定し、MBV-09アファームドと命名された。メイン武器は両碗部に取り付けられたビームトンファーで、このビーム発振器はジェネレーターに直結されており、絶大な破壊力を誇る。ジェネレーターもテムジンのそれよりも余裕を持たせてあるため、トンファー攻撃時の踏み込み速度は音速を超える。またその際、フィールド(一種の「バリア」)が発生し「無敵」となる。更に下腕部に取り付ける形で収納される為、特に市街地戦でその威力を遺憾なく発揮した。ただし、装甲も近接格闘を意識してかかなり厚めの装甲なので、通常ダッシュ時はテムジンと大差なくなってしまっている。携行武器として小型のショットガンが開発され、近接格闘時の邪魔にならないようになっている。射撃での火力の弱さを残してはいたが、直後に完成したドルカスとの連携も視野に入れてあり、その相性も抜群だったため、さほど不安視はされなかった。ボムは「アファームドの開発時、手の動作が修正できない」という理由で、ダッシュ時に投擲すると「不発弾」となる難点がある。製造はベルグドルと同じ第3プラント「ムーニー・バレー」が行った。ベルグドルではどうあがいてもライデンの代替機にはなれず、重戦闘のできるバーチャロイドが待ち望まれていた。ライデンよりコストを抑えながら、重戦闘、ひいては格闘戦もライデン以上にできるVRという贅沢な要求に取り組んだ機体である。コスト抑制には実弾兵器を使うことによって対応し、転倒しにくさは重心を下げることで、機動力はジェネレーターを大容量のものを搭載することによって解決され、テムジンとは異なるアプローチで「走・攻・守」に加え「コスト面」までを高い次元で実現し第1世代VRの傑作機となった。直前に作られたアファームドとの相性は抜群に良く、アファームドと部隊を編成することが多かった。優秀な機体であったが、同機を中心に編成された部隊が、ライデンを中心に編成された精鋭部隊『特殊重戦闘VR大隊』と交戦し、数の上では大きく優位に立ちながらも敗北したことから評判が落ち、生産数が抑えられてしまった。そのため、DNAとRNAが抗争を始めた頃には「DNAに在庫がない」状態となってしまった。脚部を持たず、浮遊しているバーチャロイド。両腕が切り離し可能なビット腕となっている。かつて、オーバーテクノロジー解析の過程で、月面遺跡より発掘されたBBBユニットに仮設コクピットとクリスタル・コアの補助装置であるV.コンバータを取り付けたものを実験機として実験を行った。しかしこの実験は大失敗に終わり、プラントの8割を消滅させてしまった。その後、この実験で利用したV.コンバータで実験を行っていたところ、研究員が戯れにV.ディスクに付加した仮設コクピットの構造データが実体化し、これによりリバース・コンバート現象が発見された。これによりバーチャロイドと呼ばれる存在が誕生したが、後にこの機体にXMU計画の13号機の上半身と武装を備えて戦闘バーチャロイドにしたものがこのバル・バス・バウであると言われている。もともと実験機であり、戦闘用VRとして開発されていたわけではないためM.S.B.S.とは相性が悪いのか、近接攻撃を行うと左攻撃が正常にビーム形成しないなどの不具合もある。形式名(XBV)は、試作戦闘バーチャロイド(eXperimental Battle Virtuaroid)の略。見た目はツインテールのミニスカートを着た少女をモチーフとしているVRである。かつて0プラントの「プラジナー博士」がVR-014「ファイユーヴ」として作り上げたVRがあり、それは人格を持ち、実空間と電脳虚数空間を自由に行き来できる存在であった。そしてこのVRのレプリカとして製造されたのがSRV-14-A「フェイ-イェン」である。レプリカとは言えどポテンシャルは高く、機動力も高いため、特殊偵察用として運用された(形式名(SRV)は、特殊偵察バーチャロイド(Special Reconnaissance Virtuaroid)の略)。ベース機体の詳細がブラックボックスとなっており、構造を理解しないままデッドコピーしたレプリカもそれは同様で、胸部から射出されるビームはバイパーIIと同じホーミングビームランチャーなのだが、何故かハート型であったり、残りダメージが半分を切るとハイパーモードと呼ばれる形態になったりと、謎に包まれている部分が多い。テムジンの簡易量産型のVR。小説『One-Man Rescue』が初出で、ゲームでは「オラトリオ・タングラム」のM.S.B.S.Ver.5.66から10/80 SP(テンエイティ スペシャル)として登場した。第3プラント「ムーニー・バレー」が第8プラントから技術供与を受け、ライセンス生産をしている。形状こそテムジンではあるものの、コストダウンのために設計が変更されている箇所が随所にある。武装もテムジンの持つ銃身の長いソード型のものではなく、銃身が短いハンドガンタイプに変更された(同時にビームもマシンガンタイプとなる)が、ビームブレード形成機構は本来のものと同等もしくはそれに準じたものが搭載され、問題なく稼働する。オプションでソード型ではない別タイプのビームランチャーを装備することも出来るが、これはテムジンのビームランチャーの過去のバージョンであり、ビームブレード形成機能は無い。強力な第2世代VRを保有するRNAの出現によりベルグドル3M系列と共に大量に生産された。DNAが第2世代VRを配備し早々に前線から姿を消したベルグドル系列とは違い、限定された集中使用によっては第2世代VRに対し無視出来ない戦果を挙げていることから第2世代VRが席巻しても保有している部隊も多い、オラトリオ・タングラム戦役時に行われた近代化改修や第3世代VR開発時のデータ収集用途などもあり長期間使用され続ける事になる。PlayStation 2移植版でのみ登場する機体。見た目はフェイ-イェンそのものだが、ボウガンを所持していない。右手武器とハートビームは常にハイパーモードのものが発射されるが、左手武器の性質が大きく異なり、近接攻撃はリーチの短いパンチのみである。左手武器の「ハートトラップ」は、非常に弾速が遅く射程距離の短いハート型のビームが発射され、敵機に命中すると著しい機動力低下を引き起こす。作中では明かされていないものの、その正体はかつて0プラントのプラジナー博士が開発したオリジナルフェイ-イェン「ファイユーヴ」である。その証拠として、ファイユーヴは前述のようにボウガンを所持していないことに加え、オプション設定により発動が可能になる特殊入力技が「エモーショナル・アタック」であることが理由である。ゲーム中に特定条件を満たすとジグラットの代わりにラストボスとして登場し、撃破すれば自機として使用可能になる。V-アーマー(VRの装甲表面に展開されている防御フィールド)を装備したVR群。第1世代VRに比べて圧倒的な性能を有する。地球圏での活動に特化しているため、マーズクリスタルの影響下にある火星圏では機能不全に陥り、一部機体を除いて起動すらままならない。アイザーマン博士による実験の影響で地球圏でも機能不全現象が起きるようになってからは、第3世代VRへ主力の座を完全に譲ることとなる。第1世代同様にゲーム中での説明はほとんどなく、書籍『真実の璧』で詳細な設定が描かれている。別名「高汎用性標準機体」。第7プラント「リファレンス・ポイント」がフレッシュ・リフォーの監修の下、開発・製造を行う。第2世代VRとして開発されるに当たってM.P.B.Lも進化。今までのコンセプトを元に、新技術である人工Vクリスタルを用いて作成された(文字通り)可変型の多目的ビームランチャー『スライプナー』を装備。事象の転換というVクリスタルの機能の一部を利用することによって、状況に応じて4形態のフォームに変形させることを可能にした。第1世代のテムジンが大量生産を前提としたVRであったのに対し、第2世代のテムジンは非常に高性能なフラッグシップモデルであった。また、第2世代VRの中では最後発のVRであったため、最も完成度の高いVR(とはいえ初期型からJ型に至るまで数度の改良が加えられている)として地球圏では最強の名をほしいままにしていた。ゲーム内においては、威力・旋回性が高くチャンスに叩き込みやすい前ダッシュビームライフル、弾速と誘導性能が高く、ちょっとした隙に撃ち込める斜め前スライディングRW、相殺・打ち消し性能が高く、左ターボ攻撃時のゲージ減少量の少なさと誘導性能に長けるビームカッター。そして爆風の相殺性能と左ターボ攻撃時の誘導性能に優れたボム、長めのリーチと威力を持つビームソードを持ち戦える近接戦闘能力を持つなど癖が少なくバランスのとれた扱い易い機体であり、初心者から上級者までの幅広い層から支持されているVRである。前述の「ブルースライダー」は全ゲージMAXの状態で空中前ダッシュCWで特殊技として出すことができる。誘導性も十分だが外してしまったときの隙は非常に大きく、姿勢の低いドルドレイ相手ではしゃがみ攻撃で容易に撃墜されてしまう。もう一つ特殊動作として旋回中CW入力で、ソードを構えたままコマのように回転する「ブリッツ・トーネード」が出せるが、モーションの遅さから当てるのは非常に難しい。だが発動から回転前まで相手を捕捉し続けるので使い勝手が悪い訳でなく、生かすも殺すも使い手の腕が問われる技である。ちなみに背部に装備されているブースターらしきものは推進機関ではなく「マインドブースター」と呼ばれる排出機関で、搭乗者が持て余すような出力をM.S.B.S.を通じて適切に排出する事によって機体の操縦レスポンスを調節する機能がある。設定上では、納期に間に合わせるために開発の途中で納入した事と、不用意な運用によるパイロットのシャドウ汚染を抑制するという二つの理由によってマインドブースターにリミッターが課せられ、本機のポテンシャルは本来の60%程度に規制されている。しかし、「白虹騎士団」団員が駆るVR-707テムジンは追加ユニットである翼状のパーツ「グリンプスタビライザー」や各所に施されたシャドウ汚染対策によってシャドウ汚染を抑えることが出来たため、前述のリミッターは課せられておらず機体を限界近くまで稼働させることが可能となっている。第2世代テムジンはそのポテンシャルの高さから今回の「オラトリオ・タングラム」のみならず、後の木星継承戦争(次回作の「フォース」「マーズ」)においても後期型(707-Jシリーズ)が現役で活躍している。詳しくは#テムジン707系列を参照。別名「高性能光学兵器装備重攻機体」。第5プラント「デッドリー・ダッドリー」が開発・製造した重戦闘VRである。第1世代ライデンの開発チームはライデンの商業的失敗を理由に、VR製造を行っていなかった第5プラントへ左遷させられていた。無論、失敗した彼らには開発費などは一切割いて貰える訳などなかったが、プラント施設には十分なものがあったため、VR開発がいつ解禁されても良いように極秘裏にVRの基礎研究を続け、そのノウハウを蓄積していった。そして彼らが待ちに待った第2世代VRの開発が解禁されたとき、「誰にも期待されていなかった」筈の第5プラントによって高性能な第2世代VRを世に解き放たれる。その名には自分たちの再起の意味が込められ、自身らが手掛けたかつての名機『ライデン』の名を冠する事となった。しかし、フレッシュ・リフォー陣営であったはずの第5プラントは、フレッシュ・リフォーと反目しているTSCドランメン陣営にもライデンを供給したため、フレッシュ・リフォーの制裁として限定戦争の戦場と化し第5プラントは閉鎖、ライデンの製造ラインも停止しまたもや稀少なVRとなる筈だった。しかし本機を重用する部隊は多く、その要請に押される形で第3プラント(MV-03)が第5プラント内に残存する施設を回収、その生産ライン復活させた事により第5プラント閉鎖から1年後には生産は再開された。その後第3プラントによって改良は続けられ、後期型H8型はトータルバランスに優れ「ライデンの完成形」とも言われている。また、TSC経由でRNAに供給された機体は「ライデンII」と呼ばれOSや形式番号などが異なるが、実質的な機能に特に差異はない。ゲームにおいては、今回もやはり装甲は十分に厚く、レーザーの破壊力は最強の部類である。ターボ攻撃の追加によりレーザーの種類が増え、ライデンの代名詞である通常のレーザー照射形態「バイナリー・ロータス」に加え、一時的に相手を束縛するレーザーネット「クローストリング」を発射し、近接戦闘時においては高圧電流を放電して攻撃するクロー形態「フラグメント・クロー」という2種類の形態を備える。そして前作において使いにくい武装であったグランドボムがグランドナパームとして大幅なパワーアップをしている。機動性もそこそこあり、近接戦も十分に戦える機体となった。ver.5.66では全体的なゲームスピード上昇もあり、重量級らしからぬ動きを見せる。特殊入力による正面以外にレーザーを発射する『Vレーザー』やRWを即CWでキャンセルすることにより、レーザー発信器の展開前にレーザーが発射される『光速レーザー』など、半バグではあるが強力な技も多く、機動性能が高まったとはいえ、未だ玄人向けの機体。ジャンプ中にスタートボタンを押すことにより「残存体力の9割&V-アーマーのすべて」と引き換えに機動力が全VR中最速となる「装甲排除」を行えるものの、1発当てられると終わるという状態になる。また、排除した瞬間無敵になるのを利用した「相手の攻撃を超低空装甲排除で無効化→RWキャンセルCWで逆転勝利」という芸をする事も可能。第2プラント「トランスヴァール」が製造した第2世代VR。フレッシュ・リフォー陣営のVR開発禁止令を破り、最も早い段階でTSCドランメン陣営の戦闘部隊「RNA」に供給された。まだ第1世代VRが席巻していた頃であり、この新機体は初期には猛威を振るい、圧倒的性能によりDNAを窮地に追い詰めた。多数の派生機が登場したが、当初はアファームド・ジ・アタッカーと称される右腕にバタフライナイフ、左腕にバズーカないしサブマシンガンを装備する機体と、アファームド・ザ・ディスラプターと呼ばれる両肩キャノン・両腕ミサイルポッドの機体が多数製造された。このVRはまだ機体の熟成が進んでいなかったが、それでも第2世代VRの性能は第1世代VRに大きく水をあけていた(詳細は#ゲーム以外の作品に登場するバーチャロイドを参照)。しかし他の第2世代VRが登場すると、圧倒的性能差を確保することが困難になった。そこでこのVRを再度調整して製造されたのが、オラトリオ・タングラムに登場する「アファームド・ザ・バトラー」と「アファームド・ザ・ストライカー」である。バトラーは両腕にビームトンファーを装備し、サブマシンガンを両手に持つ。第1世代アファームドを更に近接寄りに持っていったコンセプトである。ストライカーは先述のディスラプターの武装を半分にし、肩ミサイルキャノン1門・ミサイルポッド1個を装備し、ディスラプターで問題となっていた近接能力を補うためナイフを装備している。そして指揮官機「アファームド・ザ・コマンダー」も登場し、こちらはマチェット(鉈)と、初期はアタッカーやバトラーと同じサブマシンガンを、後期は第1世代型アファームドと(性能は異なるであろうが)同型のショットガンを装備している。どの機体も共通で、左武器がドーム状の爆風を成すボムではなく地面から火柱の立つナパームになっており、時間差でプレッシャーを掛けることが可能(ターボ攻撃を行えばボムになる)。また空中横ダッシュナパームの誘導性能が極めて高く、相手にとっては避けにくい。2段ジャンプ中CWで12秒間のみパワーアップする特殊技を使用することができるが、終了後は弱体化する。CWゲージ100%時に空中前ダッシュCWで特殊突進攻撃を出せるが(ストライカーのみパンチ、バトラーとコマンダーはキック)、誘導性能が無く当てにくい。別名「高機動型可憐機体」。製造プラントは不明。開発、実用化の時期はアファームド系列より早いが、存在が公に判明したのはアファームド系列よりも後である。主な用途は第一世代型のバイパーIIをさらに推し進めたもので、情報処理能力が優先されている。生産数が少なく、また生産コストも高かったためにこの機体が配備された部隊は、自分達が重要な、あるいは特殊な任務についていると自覚できたため、戦意高揚につながったといわれている。ゲームにおいては、前作で装備されていたビームボウガンの代わりにレイピアのような細身の実剣「愚者の慈愛」を装備している。このレイピアからはビームカッターだけではなく相手を麻痺させることの出来るハート型のビームも撃つことが可能である。一部CW系攻撃を当てることにより、一時的に相手の攻撃力を下げることが可能。残り体力が半分になると発動するハイパーモードも健在で、Ver.5.4からは(残り体力が大幅に減少するが)手動でも発動させることができるようになった。武装も概ね前作からの発展系で、連射可能なハンドビーム、レイピアからのビームカッター、機体胸部からのハートビームとなっている。Ver.5.45以前は敵機を転倒させる攻撃に乏しかった本機であるが、Ver.5.66以降、前ダッシュハンドビームの転倒性能の向上、全体的なゲームスピード上昇を受け、近接攻撃を当てやすくなるなど上方修正を受け、一気に上位群の機体へと躍り出ることとなった。CW近接は横振り→縦振りと2度攻撃判定が出るが、普通に当てると1発目で相手が吹き飛んでしまう。右ターボLWで麻痺させている時のみCW近接が全段HITする。第3プラント「ムーニー・バレー」が製造したVR。ドルカスの「低価格・高火力・高汎用性」のコンセプトをUSS(ユニット・スケルトン・システム)という手法で実現した。小型のVR『vokユニット』をコアユニットとして、武装ユニットをかぶせるようにした格好で、これによってVRの生産性が向上し、多種多様な要求に対応できるようになった。武装ユニットの種類は多岐にわたるが、なかでも攻撃支援VR「SAV-326 グリス・ボック(Grys・Vok)」と呼ばれる、実弾兵器を満載した武装ユニットを装着したタイプが一番多かった。この武装ユニットはベルグドルで行っていた後方支援用途を置き換えるものである。後に武装ユニットを光学兵器に統一した「シュタイン・ユニット」を装備した戦闘支援VR「SBV-328 シュタイン・ボック(Stein・Vok)」と呼ばれる機体も登場する。そのほかにもゲーム未登場ではあるが、主戦闘を目的に開発された「ゲムズ・ボック(GMS・Vok)」という機体が小説版に登場する(詳細は#ゲーム以外の作品に登場するバーチャロイドを参照)。いざ投入されると、無骨な外観と単調な展開の繰り返しにより国際戦争公司から「エンターテインメント性に欠ける」として警告を受けることが多くあった。このため外連味のある機種が求められることになる。両機とも近接は出とリーチは貧弱であるがCWのスピンアタックの後ろ側への攻撃判定の広さが突出している。クイックステップで回り込もうとする相手を吹き飛ばしやすく、近接が強い機体もうかつには近づきにくいVRである。別名「高機動型可変機体」。バイパーIIの後継機と目される第2世代VR。アイザーマン博士が第6プラント「サッチェル・マウス」において、マシュー大佐と共同開発した機体。博士はもともとバイパー系列をテストに用いて新機体開発案を出していたが、「フレッシュ・リフォー」のVR開発禁止令によって計画の凍結を余儀なくされる。後にマシュー大佐との接触を経て、博士と大佐はクーデター行動を起こして第6プラントを統制下に置き、このVRを開発した。追加オプションなしで航空機のような姿の飛行形態「モーター・スラッシャー形態」に変形することができ、トランスポーターなどに頼ることなく遠隔地からの戦線投入が可能。一撃離脱を身上とするVRである。ゲーム内においては、やはり空中の機動性能がよく、攻撃力も高い。ただ地上での移動性能はフェイイェン・ザ・ナイト以下となった。LWはマイクロミサイルからビームダガーに変更され、全ての武器が光学兵器となった。ホーミングレーザーは立ちの単発タイプとしゃがみの4WAYタイプという二つを使い分け可能になり、さらにバリエーションを増した。空中ダッシュ中では攻撃を2回行えることと、空中ダッシュ近接ができるのも特徴である。今作における「S.L.C.ダイブ」は飛行形態に変形しつつ敵に体当たりをかける特殊技として健在で、無敵時間や追尾能力が失われた代わりに(その名の由来に反して)軌道を上下左右にコントロールすることが可能になった。さらに一定時間ではあるものの、飛行形態に変形して空中を飛び回りながら射撃攻撃することも可能である。欠点はやはりその装甲であり、ライデンの右ターボレーザーが2Hitすると即死、他にもバトラーの近接CW→近接CWやバルバドスの近接RW→キャンセルクイックステップキャンセルダッシュ近接RWなどでも即死する。バイパーII時代に「紙飛行機」と揶揄されていたが、今回完全変形出来るようになったことで揶揄ではなく、正真正銘の紙飛行機となってしまった。とはいえ、攻守・攻撃範囲共にバランスの取れた優秀な機体である。別名「超重装甲突撃型機体」。第2プラント「トランスヴァール」が製造したVR。ドルカスを模倣して作られた重戦闘VRで、ドルカスの「重装甲で殴り合い」の戦法を特化させたような機体である。装甲は非常に厚く、右腕には射出可能なクローランチャーを装備し、左腕には射出可能なドリルを装備していた。第5プラントでの戦闘(サイクリック・ハープーン作戦)の際、そのドリルによる地下侵攻で真価を発揮した。なお、V-アーマーも最高値であり、距離が遠ければ、ライデンの通常レーザーでさえ弾き飛ばすほどの重装甲である。大出力のジェネレーターを搭載しており、さらにそのジェネレーターから発生する大出力を用いて、一定時間ではあるものの巨大化することも出来た。ゲームにおいてはやはり特筆すべきはその重装甲であり、全VR中で最高のV-アーマー値を持つ。 そのため機体によっては遠距離からの攻撃をことごとく跳ね飛ばされ、全くダメージを与えられない事がある。特にVアーマーの固いVer5.2では遠距離でライデンの立ちCWを跳ね返す、グリスボックの攻撃をことごとく弾くほどの性能であった。姿勢が低いため、テムジンの特殊攻撃「ブルースライダー」に対ししゃがみ攻撃を出すだけで躱すことが出来る。ドルカスのキープコンセプトのように見えるが、機動力はライデンよりも劣るため、ドルカスとは使い勝手が全く異なる点に注意。ただし前ダッシュLWの「ドリル・スラム」、前ダッシュCWの「ダイビング・ヘッド・バット」といった高速特攻攻撃を持ち、プレイスタイルによってはこれを移動に利用する事もあるため単に鈍重とも言い切れない。更にダッシュ中や特攻攻撃中の旋回は非常に機敏でコマのように回ることができる。前述の巨大化はスタートボタンを2回押すことで発動し、一定時間の間のみ4-5倍のサイズに変化する(1プレイに1回だけ)。しかしその重装甲であるとの設定ゆえか、近接攻撃を受けてもダウンしにくくなっているため、敵機に背後をとられた場合等は近接攻撃のラッシュによりライフゲージ100%の状態からでも即死することがある。この機体のみ、ターボ近接では相手を「投げ飛ばす」ことができる。オラトリオ・タングラムは初期には格闘戦における「投げ技」がアナウンスされていたこともあり、その名残と思われる。近接間合いでしゃがみ近接をRT+CWでキャンセルすることで出す通称「烈破」は最大で3ヒット。開幕しゃがみCWで相手をしびれさせてからの連続ヒットに成功すると軽量級なら瞬殺することが可能。別名「氷雪魔法系神聖機体」。第4プラント「TSCドランメン」製の魔女のようなフォルムをしたVR。元は対アジム用VRとしてフェイ-イェンと同じく“VR-017”というオリジナルのVRの再設計により建造された。手に持つ“対偶の法杖”はVR-017所持の人工Vクリスタルの作用を増幅発現させ、氷の属性を持つ事象を実体化し攻撃に使用する事が出来る。VR-017の庇護が無ければ駆動力を得られないが、VR-014のように人の手を離れる事を嫌ったVプロジェクト最高責任者によって凍結監禁されていた事から心を閉ざしていたVR-017は一時期電脳虚数空間へ失踪し、その後突然第8プラント「FR-08 フレッシュ・リフォー」へと身を寄せた為、エンジェランの起動に当たってはフレッシュ・リフォーに主導権がある。ゲーム内では軽装甲であるが、V-アーマーはドルドレイに次ぐ強固さを誇り、最遠距離では相手の攻撃をほとんど無効化する。また、空中での機動力の速さもトップクラスである。氷は単純に飛ばすだけでなく、竜の形状にして突撃させたり、ショットを吐かせたり等、本体と連携して攻めることが可能。他にも、相手の弾丸を打ち消す攻撃にも恵まれており、総じての防御力はかなりのもの。ただ、守りに重点を置いたキャラクターデザインであるため、決め手となる攻撃に乏しいということと、V-アーマーを無視した攻撃を受けると本来の軽装甲のためにライフ値をリードされやすいという欠点も持つ。別名「怨恨呪詛的暗殺機体」。第6プラント「サッチェル・マウス(SM-06)」が開発した機体。デザインコンセプトは“死神”。Vコンバーターの起動事故等によってパイロットの精神を取り込んでしまった(通称「持って行かれた」)悪性Vディスクを構造材として再利用した“EVL(イーヴィル)バインダー”を装備しており、それにより搭乗者はバインダーの効力によって自身の憎悪を増幅させられ、極度かつ深刻な精神負担を強いられる対価にM.S.B.S.との同期を高める事が出来、それによるポテンシャル向上を促している。だが、この精神負担によって発狂するパイロットが多発したことから「パイロット殺し」の異名を持ち、この事件を問題視した戦争公司からの勧告によって“EVLバインダー”にリミッターが課せられるようになった。ちなみにそのリミッターはパイロット自身で解き放つことが出来、それによって13秒間一切のダメージを受けない通称『デスモード』が発動する。ただ、『デスモード』の時間切れと共に機体が自壊を始め、修復不能なまでに崩壊してしまうので使用には細心の注意が必要。ゲームの中では機動力の高さとVアーマーを無視してダメージを与えられる重い一撃を持った機体。ビームランチャーは弾速にも優れ、右ターボ付加でヒットさせるとサイファーのLW同様に持続ダメージと機動性低下の追加効果もある。そして追尾性が高く、弾速が遅いため継続してプレッシャーを掛けられるLWの鬼火のような球体と、CWのビームランチャーから放たれる縦に伸びるカッターウェーブ、特に斜め前スライディングCWは「見てからかわせない」と言われるほど弾速が高く、V-アーマー無視の性質も含めメインのダメージソースとなる。他にも完全無敵のスライディングキック特攻、EVLバインダーを投擲したり(EVLスクリーマー)、LTショットで相手の武装を「封印」して使用不能にする光弾を放ったりなど、多様な武装による牽制力が高い。また近接攻撃のリーチも長く、まずまずの能力を持つ。弱点としては見た目の線の細さそのままの防御力の低さ、瞬発力こそ高いがダッシュ距離が短く攻撃を回避しづらいダッシュ性能。そして武装自体も牽制力が高いにも関わらず、弾丸一発のゲージ消費率の高さとゲージ回復時間の長さから来る弾数の少なさ。ゲージ消費が少ないLTの武装封印弾を始めとした多彩な特性を持つ武装の使い回しと、スライディングショットなどを用いた高い機動力を活かした立ち回りでいかに弱点をに克服するか、プレイヤーの腕が問われる癖の強いVRである。別名「難解系多機能型試作機体」。第8プラント「フレッシュ・リフォー(FR-08)」が、技術力のすべてを投入して開発した一連のVR群。俗にバル・ユニットと呼ばれる上半身に、使用する環境に応じた下半身ユニットが装備されるVR群であり、二足歩行型の「バル・バドス(BAL-BADOS)」、水中戦用の「バル・バロス(BAL-BAROS)」、C.I.S.探索用の「バル・ケロス(BAL-KEROS)」が存在する(ゲーム中では、下半身ユニットの交換は対戦ステージに応じて自動的に行われ、実質的にはバル系列の機体は同一の機体として扱われる)。いずれの機体も両腕・両脚にERL(イジェクタブル・リモート・ランチャー)という遠隔操作武器を計4個装備しており、それらを利用した連携攻撃は最早単機としてのVRの規格を逸脱していると言われている。なお、名称や武装はバル・バス・バウと酷似しているものの、直接の技術的な繋がりは無いとされている。「オラトリオ・タングラム」以降の“バル”系列機体の性格を決定付けたキャラクターデザインである。右腕には相殺力の高いリングショット、左腕には浮遊機雷(マイン)を投擲する機能が当てられており、通常は本体に装着した状態で発射されるが、これらは左ターボ攻撃をすると、対応した部分(立ち攻撃で腕部、しゃがみ攻撃で脚部)のERLを本体から切り離すことができる。その後、切り離されたERLは一定数の弾丸が込められた状態でその位置に留まり、対応した攻撃ボタンに呼応してその位置からそのパーツの属性に応じた攻撃が放たれる。これにより、本体と分離パーツによる挟撃をはじめとした、相手の死角を突いた攻撃をすることが出来る。また、一定の設置陣形を取った状態からターボ攻撃をすることによって発動する特殊技はどれも高性能である。なお、中央武装を使用する、もしくは弾丸を使い切るとERLは本体に戻ってくる。防御力も機動力も平均的であるが、最大の弱点はこの機体の癖があまりに強すぎてプレーヤーがその利点だけを利用することが出来ないことに起因する。左右の攻撃の性能はお世辞にも良いとは言えず、力不足であること。ERLの分離中は本体からはその部分に対応した攻撃が使用不可能となり、特に腕パーツを分離してしまうとその部分の近接攻撃に攻撃判定が出ないため、腕を分離後は著しく近接戦闘が弱体化してしまうこと。そして設置する際、最大のダメージソースである特殊技を使用する際には大きな硬直時間が存在し、そこを狙われて撃墜されるというリスクを背負わざるを得ないということ。また、対人戦では分離パーツの位置を把握され、パーツとの連携が崩されやすいということが欠点として挙げられる。これらの要素から上級者向けの機体であり、安定して勝つための多くをプレーヤーに依存するが、そのコミカルな動作、特殊技の重さ、CWの攻撃を1/4だけ出す、さらに武器エネルギーだけ無駄に消費する全キャンセル、ERLフォーメーションチェンジ攻撃を利用した半バグ特殊攻撃、ERLを活用したときの連携攻撃の穴の無さ等から通称“芸人機体”としてこのゲームに華を添えている機体である。Ver5.2では特定の動作で確実にフリーズさせられるという技もあり、プレイヤー不足による対戦経験の少なさも含め嫌がられる機体であった。対CPUボス敵となるブラットス戦では特殊技「ビーム・エンクロージャー」を利用したエレベーターでハメ殺しが出来たり、ラストのタングラム戦は2ERLでリフレクトレーザーが発射可能であるなど、やたらボス戦には強い機体であった。そのため最強の敵はライデン(タングラムの1つ手前に必ず登場する)とも揶揄される。別名「旧式改良強化要努力機体」。マーズクリスタルの影響による機能不全に対応したVコンバーターを搭載したVR群。火星圏で使用されていたが、後に地球圏でも同様の現象が起きるようになったため地球圏でも使用された。第2世代VRに比べて性能は良くないが、Vクリスタルの影響下では立場が逆転する。また、ゲームで明確に描写されているのは白虹騎士団所属のVR-747 テムジンのみであるが、設定上は全ての第3世代VRは単独で定位リバース・コンバートを行うことが可能になっているとされており、広大な木星圏のどこに現れるか分からないアジム・ゲランを素早く迎撃する必要から打撃艦隊フォースでもいち早く導入された。なお、フォースでは指揮官機が一部の機体に存在し、アーケード版では特務曹長以上のプレーヤー(家庭用では階級は無関係)に一定確率で支給される。テムジン747系列・ライデン系列・アファームド系列・ボックス系列は機体名の最後に「/c」、マイザー・スペシネフ系列は「type R」、フェイ-イェン・エンジェラン系列には「+」がつき、外観が一部変化する。機体性能には大差はないが、テムジン747系列には装甲解除機能が追加される。なお、すべての機体に指揮官機があるわけではなく、バル系列・景清系列・ガラヤカ・10/80 advには指揮官機はない。テムジン707系列においては、テムジン707J/cが設定上は指揮官機であるが、一般機扱いとなっており曹長以下でも支給される。また一部の機体は公式サイトで「レア機体」と表記されており、支給条件が困難であることを伺わせるが、必ずしもレア機体=高性能機体というわけではない。第3世代VRの設定は、『フォース』の公式サイトや『マーズ』作中の用語集などで説明されている。正確には第2世代VRであるが第3世代VRとともに活動可能であることからここでも述べる。背部のブラスト排出機構である「マインドブースター」の効果からマーズクリスタルの影響下で稼動することが出来た唯一の第2世代機種。そのため火星圏継承戦争の比較的初期において運用されていたが、地球圏での稼働に比べパフォーマンスの低下が著しく、マーズクリスタル影響下に対応した第3世代VR「VOX(ボックス)系列」で構成された部隊に大敗したことにより戦略的な存在意義を失ったため、第3世代型テムジンこと、747系列へと発展していくことになる。火星戦線でのテムジン707系列の失敗を教訓に、新たに設計された第三世代テムジン。外装の交換によってあらゆる戦況に対応できるアーマーシステムの採用によって、第一、第二世代には無い多数のバリエーション機が誕生することになった。また、指揮官仕様機はアーマーを脱ぎ捨てることで、耐久性と引き換えに高い機動力を得る機能を持つ。あらゆる点で707系列を上回る性能を持つが、一部の動作の機敏性等では若干遅れをとっている。厳密には第1世代であるが、便宜上ここに記す。オラトリオ・タングラムの戦場の一つとされV.C.a3年に廃絶した第五プラント「デッドリー・ダッドリー」の残存ラインを引き継いだ「アダックス」によって新たに開発された第3世代のライデン。従来の重戦闘型VRのコンセプトを継承しつつもアダックスお得意のユニット・システムを部分的に導入し、多彩なバリエーションを持った装備の換装が可能となった。その事もあって、現行のライデンシリーズはアダックスによって安定した生産が為されており、今回は特に希少な機種ではなくなっている。火星戦線にいち早く投入され猛威を振るうVOX系列に対抗するため、国際戦争公司の依頼により第二プラント「トランスヴァール」が開発を行った第3世代型アファームド。第2世代機「アファームド・ザ・バトラー」の流れを汲む。同じく「ストライカー」の流れを汲む"T"とは差別化され、スリムな人型のシルエットとなっている。ちなみに、"J"は「ジャガー」の頭文字。アファームドJ系列は機敏な機動性能と運用の容易さが売りの機体だったが、それゆえに火力や機体サイズでは中量級レベルに留まっており、特にVOX系列の物量と火力で戦況を押し切られることがしばしばあった。このためアファームド系列にも火力支援型機体が求められるようになり、アファームドT系列が生み出されることとなった。第2世代機「アファームド・ザ・ストライカー」の流れを汲むが、VOX系列機に対抗する為に、より支援戦闘に重点を置いた設計になっている。ジャガーとは対照的にボディービルダーを髣髴とさせるマッチョな外見が特徴。外見通りの差別化がなされており、軽快さを系列の特徴とするジャガーに対し、重量級のような重厚な動きと装甲、パワーを持つ。ちなみに、"T"は「タイガー」の頭文字。「ヤガランデの供儀」の発覚により第8プラント「フレッシュ・リフォー」を追放されたリリン・プラジナーが立ち上げた新会社「TF社」が設計した限定モデル。アンナミラーズ風のウェイトレス服をモチーフとした奇抜で扇情的なデザインが最大の特徴。指揮官用機体は頭部のヘッドドレスがティアラに変更されている。開発経緯における遺恨もあってか、ファイユーヴはこのシリーズに対して「こんなのあたしじゃない!」というコメントを残しているが、そうは言いつつもまんざらではない様子で、VividHeartなど各機種の愛称の命名や武装のコーディネートをしている。ボック系列に採用されたユニットスケルトンシステムを継承する最も初期に開発された第三世代機。ボック系列に加えて、ドルカス系列のバリエーションも吸収しており、派生機体数は系列別で最多を誇る。第六プラント「サッチェル・マウス」のアイザーマン博士による、サイファーの後継機種。サイファー同様に飛行形態(モーター・スラッシャー形態)への変形機構を備えている。バイパーIIから続く超軽量装甲、高い空中機動性能という特徴を受け継ぎ、空中ダッシュや滞空時間といった性能は他の第3世代型と比べても高い。薔薇の三姉妹を除く各派生機の外見上の違いは右腕の武装のみだが、それぞれの性能はかなり異なったものとなっている。第8プラント「フレッシュ・リフォー」がM.S.B.S.Ver.7(第3世代バーチャロイド用のOS)の実験用として開発した機体。前作のバル系列同様ERLの分離による攻撃が可能。また、バル系列2体でチームを組んだときのみ発動できる専用の特殊攻撃が存在する。フェイ-イェンと同様、リリン・プラジナーの独自ブランドから限定販売された機体。第二世代エンジェランの攻撃能力をそれぞれに分割し、支援に特化した能力をもつ。指揮官専用機体は頭部パーツが変更され、ウイングが金色に変更される。火星戦線に進出したサッチェル・マウス(SM-06)のマシュー艦隊に配備された特戦型VR。第二世代スペシネフの特徴的な攻撃能力を三つのバリエーションに分割している。先代のデスモードは「NDEセルフクラッシャー」と名を改めており、効果は同様だがリーダー機しか発動できないという制限がある。指揮官用機体は頭部パーツが、より骸骨めいたデザインに変更される。アイザーマン博士の研究により、平家の武将「悪七兵衛景清」の怨念をV.ディスクに定着させ、量産化に成功したという設定を持つ新系列。いわゆる「鎧武者」に似た風貌を持っている。アーケード版では『マイザー系列』『スペシネフ系列』を使用していると稀に支給される機体で、この系列目当てに『マイザー系列』や『スペシネフ系列』を使い続け、支給を待つプレーヤーも多いが、「マーズ」ではこの機体は登場しない。スピードもあり、防御力も平均値に近いという典型的な近接特化形機体であるが、一部誘導性が高く、援護に使える武器があることから、同じ近接重視型の『アファームド系列』よりも遥かにフォースのルールにマッチしている部分がある。しかし、射撃のゲージ消費・回復効率が著しく悪いため、運用の際には慣れと戦略的な使用が必要となる。『フェイ-イェン系列』や『エンジェラン系列』と同じくプラジナー博士自ら手がけた"VR-11"をオリジナルとし、そのデータからサルベージされたものをVRとして再建した新系列。アーケード版では『フェイ-イェン系列』、『エンジェラン系列』を使用中に極稀に支給されることから、この機体を手に入れるためにその二系列を使用し続けるプレーヤーは未だに多い。ホビージャパンに連載された『One-Man Rescue』ならびに電撃ホビーマガジンに連載された「FRAGMENTARY PASSAGE」、その他ドラマCD等が初出のバーチャロイド。バイパーIIのプロトタイプ機で、バイパーIとも通称される。機体構造の不備のため制御不能になる不具合があり、後継機であるバイパーIIへの改良が進められた。ストーリー作品では、読みきりの漫画作品「SCRAMBLING CONCERTO EPISODE #8」において主人公らが所属する部隊の隊長機として登場し、テムジンやベルグドルを率いてフェイ-イェン(ファイユーヴ)の捕獲任務に参加する姿が描かれている。漫画では、関連書籍において型式番号XMU-06-Aとして公開されている黒いカラーリングの初期モデルのデザインが用いられている。このデザインでは三つ叉に分かれた細長いサーベルを装備するなど、バイパーIIとは細部の意匠や面構成が異なっている。コトブキヤ製ベルグドルのプラモデルの解説書に文字設定のみ登場。O.M.G.以前の第6プラントが開発したものの、プラント間の政争によって日の目を見ることなく消え去った「幻のVR」と呼ばれる。オペレーション・ムーンゲート(O.M.G.)以降、次世代VRが登場するまでのVR。O.M.G.以降徐々にその機数を減らしていきV.C.a2年ではわずか数機となっていた。S.H.B.V.D.では補充の見込みのない貴重な機体をフル活用すべく、機体ごとのカスタマイズが進められ、それぞれ別物といってよいほどの変貌を遂げた。次世代VRのデータ収集用にバイパーIIを改良したVR。オプション装備で「プロト・スラッシャー」と呼ばれる飛行形態をとることが可能であるが、人型モードへ変形する際にオプションを脱ぎ捨てる格好となるため、人型モードから飛行形態への変形はできない一方向のみの変形となる。とはいえ高機動型形態をとることにより戦線に迅速に配備できることは大きなメリットであった。これが後にサイファーへと繋がる。使い勝手はともかくとしても、その安いコストからベルグドルはO.M.G.以降も大量に生産された。しかし生産拠点や時期ごとに異なるマイナーチェンジが施されたことで、現場では細かな仕様が異なる機体が混在し、運用上の効率が低下する結果となった。不統一であったマイナーチェンジを最大公約数的に統一したのが3M系である。従来型の機体も再リバース・コンバートされている。第1世代VRであるMBV-09をフルチューンした機体。R型とも呼ばれる。元々組織規模として大きいとは決して言いがたいRNAは少数精鋭を旨としていたが、DNAが第8プラントのテコ入れを受けてからはその圧倒的物量の力によって苦汁をなめさせられる事態をしばしば経験した。このため旧式化した機体も急遽サルベージし再調整を行なったうえで実践投入されることとなった。本機種もその中の一つである。総合力では第2世代に遠く及ばないものの、トンファーによる近接戦闘能力は投入されたV.C.a2年当時ではまだ十分強力であったし、加速性能主体として強化された機動性能もそれなりの評価を受けた。RNAは近接戦闘での決着に価値を見出していたわりに、意外にも出現してしばらく近接戦闘能力を重点的に強化した第2世代アファームドを保有しなかったため、あえて本機種にこだわり

出典:wikipedia

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