『おしゃれキャット』(原題: "The Aristocats")は1970年12月11日に公開されたウォルト・ディズニー・プロダクション製作のアニメーション映画。日本では1972年3月11日に公開。原題のAristocatsとは、「貴族階級」という意味のaristocratのもじりである。1961年、ウォルト・ディズニーはトム・マクゴーワンとトム・ロウに"Wonderful World of Color"で放送する番組の物語作成を依頼した。当初は実写で製作される予定であったが、出来たストーリーが大変素晴らしく、当初の予定を変更し長編アニメ映画として製作されることとなった。これを受けて美術監督であり脚本家でもあるケン・アンダーソンが1年半もかけて基礎作りをした。しかし1966年末にウォルトが死亡。この意思を継いでプロデュースしたのは脚本家のウィンストン・ヒブラーと「王様の剣」よりアニメ映画の責任者となったウォルフガング・ライザーマンだった。音楽ではジョージ・ブランズがミュージカルのバックの楽譜の為にフランス風のアコーディオンのような牧歌調の曲を目玉として、1940年代のジャズバンドと長い経歴の中から沢山の音楽を提供、更にシャーマン兄弟がオープニングテーマを合わせて3曲提供、そのオープニングテーマをモーリス・シュヴァリエが歌った事で話題となった。予算は400万$以上が組まれ、35名のアニメーター達によって32万5千枚以上の下絵が描かれ、主要な20のシーンでは1125の個別のシーンにペイントされた背景900が使用された。ロイ・O・ディズニーのビジネス面のおかげでこのプロジェクトに250人が雇われ、ウォルトなしで映画は大成功を収めドル箱シリーズが始まった。フランスのパリにダッチェスという美しい猫が3匹の仔猫たちと暮らしていた。飼い主は、金持ちの老婦人。老婦人は財産を猫たちに遺そうと弁護士を呼んで遺言状を作成する。その遺言を盗み聞きしたのが、長年仕えていた執事エドガー。猫たちが死んだ時には自分に遺産が入る事を知ると、エドガーは遺産目当てに、猫たちを睡眠薬入りミルクを飲ませて眠らせ、パリの郊外に捨ててきてしまった。目を覚ましたダッチェスたちの前に現れたのが、野良猫オマリー。ダッチェスの美しさと気品に惹かれたオマリーは、いっしょにパリを目指す。日本では映画自体はヒットには至らず、長らく一部のディズニーファン以外には殆ど知られていない作品だったが、2002年2月に本作に登場する仔猫マリーのキャラクター商品が発売され、女子高生などを中心にキャラクターが独自の人気を獲得することになった。2008年現在でも、日本におけるおしゃれキャット自体の知名度は低い為、キャラクター商品としてのマリーは知っていても、マリーが何のアニメーションのキャラクターなのかを知らない人も多い。日本におけるマリーのブームは、10代の女性向けのファッション雑誌でモデルがマリー好きを公言したことがきっかけであるとされる。マリーは、敬宮愛子内親王が大いに気に入っていることでも知られている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。