ピート・ナムルック(Pete Namlook 本名:Peter Kuhlmann, 1960年 - 2012年11月8日)はドイツ・フランクフルト出身のアーティストで、アンビエント、および電子音楽レーベルFAX+49-69/450464の代表者である。Namlookという特徴的な綴りは、本名であるKuhlmannを逆さから読んだもの。ナムルックは、1980年代頃よりフュージョンバンドでギタリストとして活動していたが、次第に電子音楽に傾倒し、1990年代に入るとドイツのPODレーベルなどからSam Pelsという名を用いていくつかの作品をリリース、これを踏み台にして1992年夏にFAX+49-69/450464を設立する。非常に多作であり、レーベルの設立直後から1年間の間はほぼ週に1枚から3枚の12インチレコードをリリース、および少量のCDアルバム作品をリリースしていた。しかし1993年の中頃に入るとややペースが落ち、レーベル設立1周年記念としてリリースされた1 Year Ambientと1Year Danceでレコード作品に一旦区切りを付けた(この頃には既にCDのリリースが増えている)。2007年現在も一ヶ月単位で新作が発表されており、これまで発表されたCDアルバムだけで150作以上の数になる。また、ナムルックの作品は基本的にFAX以外のレーベルからリリースされる事は無い(他のレーベルへとライセンスされた作品を除く)。※ただし、他のアーティストの作品にゲストとして参加することはあり、例としてリサ・カーボン(Lisa Carbon)のアルバム、Trio de Janeiroでギターソロを披露している。2012年11月8日、死去。51歳没。レーベル設立当初から1年間は主にアナログレコードで、激しいトランステクノ作品を数多くリリースしていたが、現在はCDアルバム単位でアンビエントを含む広義の意味での電子音楽作品が中心である。ナムルックは音作りにおいてアナログシンセサイザーを特に好み、1970年代以降のドイツの電子音楽を思わせるような非常に大掛かりなシステムを使用した壮大な作品も多い。しかし稀に非常に実験的な作品を発表することもあり、近年ではMacintoshを使用したエレクトロニカ的手法を用いた作品も存在し、スペシャルサンクスとしてソフトウェア・シンセサイザーのメーカーの人物名が挙げられていることもある。また、共演者によってその演奏スタイルが変わることが大きな特徴で、時には自己主張をほとんど抑えて効果などの裏方に徹する事もある。余談として、90年代後半にDark Side of The Moog(DSOTM)シリーズで共演したクラウス・シュルツェから年代物の巨大なモーグ・シンセサイザーを買い取ったことがある。これはDSOTMが10作目で完結した2005年、イーベイに出品された。2007年11月現在。しかし、全て記述すると膨大なものになる為、主な作品のみ記述する。詳細は外部リンクの2350.org等を要参照。ただし先述したようにナムルックの作品は基本的にFAXレーベルからのみリリースされるため、型番の法則さえ覚えれば全貌を把握する事は容易である。以下のリストのカッコ内の数字はシリーズの数を表し、その後ろは共演者名である。型番PK08/000型番PW0093年から95年にかけて3作品リリース。ナムルックは本名のPeter Kuhlmannとしてクレジットされている。カッコ内は共演者。2006年5月にリリースされた"Virtual Vices V"から、DTSによる5.1chサウンドに対応、通常のプレーヤーで再生できるステレオ版CDとのカップリングによる2枚組セットとして発売された。この新しい試みによって限定生産数は500へと減少(実質枚数は1000枚になる)、販売価格も上昇し、入手しにくいものになった。しかしこの試みは、2007年1月にリリースされた2350 Broadway 4におけるテツ・イノウエとの約10年ぶりの共演に結びつくことになる。また、2007年9月から11月まで、"Move D - Namlook"の13作目から15作目を連作"Raumland Trilogie"と題し、3ヶ月連続でリリースした。
出典:wikipedia
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