2018 FIFAワールドカップ()は、2018年6月14日から7月15日にかけて、ロシアで開催される予定の第21回目のFIFAワールドカップ。東ヨーロッパでは初の開催。投票の結果、ロシアに決定した。これに伴いロシアは予選免除となった。開催国の決定方法は、国際オリンピック委員会の五輪開催地決定投票と同じ方式で、英国紙のおとり取材による買収疑惑発覚で職務停止処分を受けた2理事を除く、国際サッカー連盟理事22人による投票。各回ごとに過半数の国・地域が出るまで投票を繰り返し、過半数がない場合はその回の得票最下位の国・地域を次の投票から除外する方式で行われた。同数になった場合のみ、ブラッターFIFA会長の1票で決まるという方式だった。欧州4候補の内、最初にイングランドが落選。その後2回目でロシアが13票を集めて過半数を獲得した為、ロシアの開催が決定した。2002年からFIFA理事を務めていた小倉純二当時日本サッカー協会(JFA)会長現JFA名誉会長によれば、開催地決定に関して最も影響力のあるのはFIFA視察団が立候補国を現地調査して提出する調査報告書(レポート)だという。ところが、今回は全く違い、レポート評価は、2018年開催が決まったロシアが全体で2番目に低く、2018年の4候補の中では最下位、同時に2022年開催が決まったカタールは全体及び2018年の5候補内の両方で最下位だった。ケッペンの気候区分では最南部のソチのみが温暖湿潤気候で、その他の開催都市は亜寒帯湿潤気候に属するが、大会開催時期の6月の平均気温は、モスクワ(12.1℃~22.0℃)、サンクトペテルブルク(11.7℃~20.0℃)、カリーニングラード(10.9℃~20.5℃)、エカテリンブルク(12.1℃~23.0℃)、カザン(13.3℃~23.5℃)、ニジニ・ノヴゴロド(12.6℃~22.6℃)、サマーラ(14.4℃~25.4℃)、ヴォルゴグラード(15.0℃~26.4℃)、ロストフ・ナ・ドヌ(15.8℃~26.6℃)、ソチ(16.5℃~24.8℃)となっており、南部では日中の気温は25度を超える夏日となり、時に真夏日になることもあるなど、比較的暑くなる。ロシアの開催都市の時間帯は3つあり、最西端のカリーニングラードでは日本標準時より7時間遅れ(カリーニングラード時間)(UTC+2)、最東端のエカテリンブルク(エカテリンブルク時間)(UTC+5)で4時間遅れ、その他の9つの開催都市は全てモスクワ時間(UTC+3)となり6時間遅れとなる。2014年に行われたソチ冬季オリンピックと同様に、開催国ロシアとしての選択が問題になっている。論争となっている問題はロシアのフットボールの中に人種差別が含まれていた。そして、ロシアの社会の中ではLGBTの人々に対する差別に気づいていた。なおソチ冬季オリンピック開会式では人権問題を理由に多くの首脳が欠席をし、G7の中では日本とイタリアだけが出席をしたが、2008年に行われた北京オリンピックでは、同年に数百人の死者を出したチベット騒乱がありながらも100人を超える国家元首・首相・各国要人が開会式に出席した。開会式に出席した国家元首の数はオリンピック史上最多となった。夏季・冬季という違いから単純にはかることは出来ないものの、力関係が伺える結果となっている。イングランドサッカー協会会長のグレグ・ダイクは、ゼップ・ブラッターが再選をした場合、「UEFA内で大会をボイコットする動きが起きたら」という条件付きでロシアワールドカップのボイコットを支持すると述べた。またスウェーデンサッカー協会のカールエリク・ニルソン会長もボイコットの可能性を排除しないことを述べた。一方、ドイツサッカー協会ニーアスバッハ会長は「ボイコットは悪い武器」としてボイコットに消極的な姿勢を示している。スポーツライターの平野史はUEFAや各協会の動きに対して、利権争いとの見方を示している。またそれとは別に、ウクライナ問題で端を発したロシア制裁から、ウォール・ストリート・ジャーナル誌のBret Stephensは、ロシアには再教育が必要だとしてロシアワールドカップを、ボイコット又は中止に追い込むこみプーチンに恥を掻かせることで民衆のプーチン離れが起きるであろうと主張している。2016年、フランスで行われたUEFA EURO 2016にて、イングランド vs ロシアの試合(マルセイユ、スタッド・ヴェロドローム)において観客が暴徒化。市街においても乱闘騒ぎが発生した。ロシア閣僚はこれらについて自国民観戦者を擁護し、運営セキュリティの脆弱性を批判、暴動など存在しない、と述べたが後に撤回。北コーカサス地方やウクライナとの国境近辺「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」危険情報発出。防犯、安全情報の詳細は下記外部リンク参照。A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病、日本脳炎などの感染症、予防対策は下記外部リンク参照。
出典:wikipedia
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