紋章機(もんしょうき)は、株式会社ブロッコリーによるキャラクターメディアミックス企画『ギャラクシーエンジェル』およびその続編『ギャラクシーエンジェルII』に登場する、ロストテクノロジーによって作られた架空の戦闘機の総称である。訳語としては通常は「エンブレムフレーム」と呼ばれるが、「エンジェルフレーム」と呼ばれたこともある。以下の解説は基本的にゲーム版(原作版)に準じるものとする。ゲーム版とアニメ版の違いについては『ギャラクシーエンジェル』を参照。また、ゲーム版に登場したダークエンジェルおよび紋章機の母艦についてもここに表記する。紋章機は、全長が30メートルから60メートルの1人乗り宇宙用大型戦闘機であり、現在のところ14機の存在が確認されている(後述のGA-007やRA-000ブレイブハートをカウントした場合)。大きくEDEN製とNEUE製の2グループに分けることができるが、同一グループ内でも同型の機体は存在しておらず、全て形状が異なっている(操縦者の要求による改造も行われており、形状の違いはそのためもある)。『ギャラクシーエンジェル』および続編の『ギャラクシーエンジェルII』の世界は、過去(600年前)の大災害「時空震(クロノ・クェイク)」により一度文明が滅んでいる。この時空震で滅びた文明の遺産をロストテクノロジーと称している。紋章機もこのロストテクノロジーの産物で、その最大の特徴はH.A.L.O.システムとクロノ・ストリング・エンジンを搭載していることである。これらのシステムを搭載している紋章機は、他の戦闘機とは比較にならない性能を持っており、単独でクロノ・ドライブを行い、1機で艦船とすら互角に渡り合うことが可能。ただし、H.A.L.O.システムと適合する特定のパイロット以外は動かすことすら出来ず、文字通りそのパイロットの専用機となってしまう。ロストテクノロジーの機体のため、コントロールするコンピューター言語、オペレーティングシステムから、他の兵器とまったく異なっている。紋章機のコクピットは、RA-000ブレイブハートを除き球形をしている。操縦席の全周囲をモニターが覆い尽くすように張り巡らされており、起動するとまるで機体が透明になったように周囲が映しだされるために、非常に広い視覚が確保される(いわゆるリニアシート)。モニター上および操縦席周辺の空中には計器類などが表示されており、使用目的に合わせて計器類を表示、配置する事ができる。また、慣性飽和装置、イナーシャルキャンセラーが搭載されているため、急激な加減速を行ってもコクピットの内のパイロットにはG負荷がかからない。ただし、GA-004ハッピートリガーのみフォルテ・シュトーレンの要望によりこの機能はオミットされている。紋章機は自動回避装置を持っているため、宇宙速度で飛んでくる隕石や小惑星程度なら回避してくれる。宇宙空間での戦闘を行うにも関わらず、搭乗時に宇宙服や特殊なパイロットスーツを着用することはなく、制服のままで操縦を行っている。現在のところ唯一の例外は「Moonlit Lovers」での、GA-007に搭乗時のみ。識別番号は特殊なRA-000を除き、発見順に付番されている。各機体を呼ぶときは、この識別番号に合わせて、1番機、2番機という呼称をすることもある。その名の由来となった紋章が、EDENの機体は左右に(機体の装備によっては見えない場合もある)、NEUEの機体は機首部分に描かれている。なお、これらの紋章はゲーム版のタイトルロゴの一部にも使用されている。EDENとNEUEの紋章はそれぞれ少し異なっているが、双翼を意匠としているところは共通している。また、ゲーム内では、戦闘時にこの紋章が発光していることが確認できる。紋章機はそれぞれ、独自の色で塗装されているため、形状が異なることとも相まって、他の機体と見間違えることはほとんどない。各機体の色については、各機解説を参照。白き月の内部で見つかったロストテクノロジーの結晶ともいえる大型戦闘機。母艦は儀礼艦エルシオール。パイロットのテンションしだいでその能力を増幅させるH.A.L.O.システムを搭載しており、紋章機1機で戦艦と互角に戦える力を持つ。エルシオールと共にトランスバール皇国軍では最大戦力とされている。初期の段階では5機のみだったが、エオニア戦役後に白き月の調査により新たに2機が見つかっている。識別番号から、GA型紋章機、GAシリーズとも呼ばれる。本体部分(フレーム)はコクピットブロック、エンジンブロック、リアエンジン、ウサギ耳のように突き出た紋章機特有のスタビライザー(主翼)によって構成される。また、機首に眼らしきものがついている(「Moonlit Lovers」のオープニングムービーで確認できる)。EDENの紋章機は共通の本体部分(フレーム)に各種の装備を搭載することで、さまざまな仕様にカスタム化できるシステムが特徴である。ムーンエンジェル隊によって運用されている。各機のパイロットについては、ムーンエンジェル隊を参照。なお、黒き月によって生産されたダークエンジェルについても、EDENの紋章機として本項で説明する。NEUE領域にやってきたEDEN軍(タクトの率いるロストテクノロジー探索隊)によって、各地で新たに発見された紋章機。識別番号から、RA型紋章機、RAシリーズとも呼ばれる。EDEN領域で発見された紋章機とは形状が大きく異なる。その最大の特徴は、巡航形態(クルーズヴォイス)と戦闘形態(バトルヴォイス)の2パターンの形状を持つことと、RA-000ブレイブハートとの合体機能を持つこと。この合体機能のため、ブレイブハート以外のNEUEの紋章機はかなりよく似た機体構成をしている(コクピット部分を挟み込むように左右対称な機体部分を持つ、双胴型ともいえる構成)。ただし、この双胴部が各機で相当に異なるため、外見上の印象はEDENの紋章機以上にバリエーションに富んでいる。また、合体の構造上、各機の中央部には前方にコックピット、後方にスラスターが配置されているため、合体後はRA-000ブレイブハートの胴体部が各機のスラスターに挟まれる形になり、(推進に何を用いているかにも寄るが)RA-000ブレイブハートの機体には過酷な状態となっている。これらのNEUEの紋章機は、ルーンエンジェル隊によって運用されている。各機のパイロットについては、ルーンエンジェル隊を参照。なお、アニメ『ギャラクシーエンジェる〜ん』では各機若干のリデザインが施されている(フロムゲーマーズ2006年12月号より)。EDENのGA型紋章機およびNEUEのRA型紋章機には、それぞれ専用母艦が存在する。以下にその母艦について記述する。
出典:wikipedia
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