鉢盛山(はちもりやま)は、長野県西部の松本地域と木曽地域との境界にある標高2,447mの山。松本市、朝日村、木祖村にまたがる木曽川の源流部の山。松本盆地南西部の山形村や、朝日村の住民にとってはシンボル的な存在となっていて、鉢に盛り付けをしたような丸いどっしりとした山容である。松本盆地南部ではかつて、鉢盛山から北の山を西山と呼んだ。江戸時代には「八盛山」と呼ばれていた。雨乞いの信仰の山として、神事が1949年(昭和24年)まで麓の村民らにより行われていた。麓の松本盆地には、「鉢盛山に雲がかると雨」という天気占いの言い伝えがある。春先には「鉢盛颪」とよばれる地方風が塩尻市街地に向かって吹く。日本三百名山に選定されている。朝日村、旧安曇村(現松本市)、木祖村からの各登山道がある。山腹には林道があり、その途中に各登山口がある。山頂の南東1.9 kmには鉢盛林道の鉢盛峠がある。山頂からは北アルプスを望める。山頂には一等三角点と電波反射板の施設が設置されている。山頂から東に約200 m の位置には、鉢盛山避難小屋のプレハブの避難小屋がある。山の上部は、シラビソ、トウヒ、モミ、ツガなどの針葉樹林に覆われている。木祖村からの登山は林道黒川線の通行許可申請が必要。朝日村からの登山道も登る際は鉢盛山林道の通行許可を村からもらう必要があるが、2006年(平成18年)の豪雨災害以来、通行不能となっており、被害が予想以上に酷いため復旧の見通しがついていない。山頂から南西2.6 kmには、標高2,374 m の小鉢盛山があり、東側の木曽駒ヶ岳から望むとなだらかな双耳峰の山容となっている。飛騨山脈の南端付近の鎌ヶ峰から派生する稜線上にある。その途中には長野県道26号奈川木祖線が横断する境峠がある。 木曽川と信濃川水系の支流の源流の山であり、それぞれの河川は伊勢湾と日本海へ流れる。山頂の南東7.5 km の境峠が太平洋と日本海との分水嶺となっている。
出典:wikipedia
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