『カービィボウル』は、1994年9月21日に任天堂より発売されたスーパーファミコン用コンピュータゲーム。主人公カービィがその名の通りボールとなって敵を倒し、ゴールのカップを目指していく、ゴルフとビリヤードの要素を加えたゲーム。ステージ上には数匹の敵と障害物があり、敵を倒しながらゲームを進めていくと最後の敵はゴールカップになる。ゴールカップに入ることでステージクリアとなり、次のステージへ進む。
ボールの打数には制限があり、残り打数がバイタリティという名称で表示される。敵を1体倒すたびに回数を増やすことが出来るが、使い切ると手玉は消えてしまう。バイタリティには最大値が定められており、ゲームモードによって最大値が異なる。十字ボタンでボールの方向を決め、Aボタンでカーブや威力を決めショットする。ボールの打ち方は、ステージ上を転がる"ゴロ"と飛び跳ねる"フライ"から選べ、カーブや回転をかけることができる(ショット前にフルパワーでショットした際の途中までの軌道が表示される)。
転がっている最中にAボタンを押すとごくわずかだが加速できるため、移動距離を伸ばすことが出来る。特にバンパーで反射する際や、バウンド時に着地する際にAボタンを押すことでより効果的に移動距離を伸ばせる。1P MODEでホールインワンを狙う上では重要なテクニックになる。
各ステージにはボールの軌道を変化させられる「やくもの」が設置されていることがあり、ステージの難易度を大きく左右する。また特定の敵を倒すとコピー能力が使えるようになる。能力はボールが動いている時に使うことができ、能力を使っているときに別の能力を持った敵を倒すと続けて使える。同シリーズのボールゲームには『カービィのピンボール』があるが、本作はこれよりも操作が複雑であるため、操作性に慣れるまでが大変なゲームである。この作品はHAL研究所内で「スペシャルティーショット」という名称で開発されていた作品が元となっており、後にサテラビュー向けに配信が行われている。なおグラフィック面では、カービィシリーズ初のスーパーファミコン用ソフトとあってか、各キャラクターが少し立体的になっている。ゲームは8つのコースがあり、ラスボスを除く各コースに8つのステージがある。8つのステージが終わるとそれまでの打数が計算され、成績によって下から銅メダル・銀メダル・金メダルが得られる。最後のラスボスでは巨大ロボットになったデデデ大王(メカデデデ)と対戦し、倒すとゲームクリアになる。しかし、メカデデデがカービィの位置まで前進し終わると床が赤くなってミスとなり、残り玉数に関係なくゲームオーバーになる(左右両端にいるメカはカービィがダメージを受けると玉数を1つ失う)。1P MODEは、いかに少ない打数でゴールカップにカービィを転がすかがカギとなる。1打でゴールカップに入れるとホールインワンになり、玉数を1つ増やすことが出来る。バイタリティの最大は4で、カップに入らずにバイタリティを切らすとミスになり、残り玉数が減る。またステージから落としても(OBとなっても)玉数が減る。残り玉数が0のときにミスしてしまうとゲームオーバーになる。ちなみに各ステージは3打以内でクリアでき、前のステージでのコピー能力をうまく使わないと打数を減らすことが出来ないステージもある。全コースで銀メダル以上を入手するとEXTRA COURSEにチャレンジできる。EXTRA COURSEはステージの形状は通常のものに似ているが、スタート地点・敵の配置等が大幅に変わっており、難易度は上がっている。全コースを金メダルにそろえるとMAP SELECTが追加され、各コースの任意のステージだけを遊ぶことが出来る。基本ルールは1P MODEと同じだが、敵を倒したときに出る星の色を手玉と同じ色にして星の数を競い、カップに入った時点での星の数をそれぞれ加算し、8ステージ終わった時点で星の数が多い方を勝ちとする。相手プレイヤーの取った星であっても、自分が触れることで自分の星にすることができるため、必ずしも敵を倒した数が多いことが勝利の条件ではない。また、星の数に関わらず、各ステージで先にカップに入ったプレイヤーが次のステージの先攻となる。コースは4コースから選べ、1P MODEで一定条件を満たすことでEXTRA COURSE(1P MODEと同様に配置が変化)も選ぶことが出来る。バイタリティの最大値は6で、最初のステージは6から開始する。手玉数は無制限だが、ステージ場外に落下した場合はバイタリティが2減り、コピー能力がなくなる。2Pプレイヤーは黄色いカービィ(通称:キービィ)を使用。能力を使わない状態で相手同士がぶつかるとコピー能力が入れ替わり、ぶつけられた側のバイタリティが1減る。バイタリティが無くなると1回休みになる。1回休みから復帰するときはバイタリティが4回復する。またステージが終わってもバイタリティ数はそのまま引き継がれる。能力の後ろの括弧内は、触れると能力を得られる敵キャラの名前である。コピー能力はBボタンで1打につき1回使用できるが、使用後でも能力を持つ敵に触れれば再び使用できる。能力は敵や地形によるダメージを受けても消えることはないほか、次のステージへ持ち越すことが出来る。また2P MODEでは能力を使わない状態で相手同士がぶつかることでコピー能力を交換できる(どちらかがノーマル状態の場合、片方は能力を失う)。ステージから落下すると能力は消えてしまう。なおコピー能力を持つキャラクターは点滅している。プププランドの夜。いつものように満天の星空を眺めながら眠りにつくカービィ。しかし、今夜の夜空には星が1つしかなかった。心配になったカービィはたった1つしかない星を見ていることにした。するとそこに現れたのはデデデ大王。どうやら大王が夜空の星を盗んでしまったようなのだ。満天の星空を取り戻すべく、カービィがボールになって立ち上がった。"コピー能力の項を参照"いずれのキャラクターも能力は持っていないが、当たるとバイタリティが1つ増える。 ゲーム誌「ファミリーコンピュータMagazine」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、23.9点(満30点)となっている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。