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中華民国維新政府

中華民国維新政府(ちゅうかみんこくいしんせいふ)は、1938年3月28日に南京で成立し、江蘇省、浙江省、安徽省の三省と、南京及び上海の両直轄市を統括していた政権。北洋軍閥系の要人であった梁鴻志が行政院院長として政権のトップにあった。日本の中支那派遣軍が日中戦争時に樹立した地方傀儡政権である。国旗には、中華民国の旧国旗である五色旗が使用されていた。他に「和平建國」の字の入った旗があったという。また、独自の通貨として華興商業銀行券(華興券)を発行し、支配地域で流通させた。日本政府は、中華民国維新政府はあくまでも地方政権であるとし、華北の中華民国臨時政府を中央政権とする合併統一を速やかに促すという立場を取っていた。1940年に南京で汪兆銘が南京国民政府を樹立すると、維新政府は臨時政府と共に3月29日に南京国民政府へと編入された。梁鴻志は南京国民政府でも要職を歴任したが、戦後蒋介石に漢奸として捕らえられ1946年11月10日に死刑となった。維新政府は省、道、県の三級制を採用した。1938年5月28日、『省政府組織条例』を発布し省政府を維新政府の命令を受け省域を管轄する最高行政機関と定められ、また国民の自由を制限または負担の増加を行わない限り、維新政府の定める法令の範囲内で独自の立法権を付与されていた。また同年6月28日には『道組織条例』、『県組織条例』が、8月8日には『普通紙組織条例』を発布し南京及び上海に市政府を設立させた。政府閣僚の多数は、北京政府で要職を占めていた官僚や国民政府で不遇を囲っていた政客であった。

出典:wikipedia

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