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セツ・モードセミナー

セツ・モードセミナーは、東京都新宿区舟町にある美術学校。創設者は長沢節。イラストレーター、広告、出版界、ジャーナリズム、ファッション界、美術界、実業界に多数のクリエーターを輩出し続けている。長沢節が主宰していたが、現在の校長は長沢節の甥である。主に理論よりも肉体で獲得する美術教育がなされる。授業のほとんどが実技である。デッサン(群像、コスチューム、ヌード、顔と手、石膏)、タブローを中心に描く。いわゆるリアリズムは必要とされない。美しい色面と構図が要求され画力は自ら体得するもので自主性にゆだねられる。スタイル画教室から始まっているため人物デッサンのモデルは手足の細い、あるいはすねの長い総じて痩せたいってみれば骨っぽい男女が多い。モデルの中には俳優・谷原章介もいた。スタイル画を学ぶため服飾学校、文化服装学院の学生、美大や美術学校の卒業者も多い。年齢層は10代から70代まで様々な生徒がデッサンに取り組む。1~2週に一度、タブローとして水彩(人物・静物・風景)の授業がある。約2時間で四六半切(約25号)の紙(マーメイド紙)に主に水彩絵具(スター絵の具)を使い一気に描きあげる。(現在、画材にアクリル絵具を選択する生徒も多い。)短時間で瞬時の色の選択、画面の構図の判断を迫られる(授業時間の関係、あるいは水彩絵具を使用する為)。描き終えると生徒の絵が一斉に並べられ合評が行われる。良い作品には"A"の称号が与えられる。"A"以外の評価は無い。"A"を貰う事と同様にここで大切な事は、他の生徒のタブローの色や構図を観ること。卒業するまでに、膨大な量のタブローを観ることで、絵を評価する目が養われる。そこで記憶した色や経験が生徒の中に蓄積されて社会へ出て行く。就職先の斡旋は行っていない。生徒はファイルした作品を売り込みに行くなどしてイラストレーターとしての仕事を得る。独特のスタイル画で一世を風靡した長沢節(以下セツ)は、本来学校を創ることなど考えていなかったが、あまりにも弟子入り志願者が多いため開校。かつてのモンパルナスに世界中から芸術家が集い花開いたように、学生達が多くの仲間を作り影響しあい画力を上げることを大事にしている。独自の教育理念を達成するため学校法人化を拒否。国に認可された専門学校ではなく会社法人組織の私塾である。貧乏画学生から高額なお金は取りたくないと、セツの意向で授業料は他の専門学校と比べても安い。インターネットが普及する以前の1990年代はイラストレーターといえば『年鑑イラストレーション』(廃刊)を見ると美大卒、桑沢デザイン研究所卒、セツ卒業者が多かった。1985年日本グラフィック展に於いて、芸大・美大を抑えセツ出身者が上位入賞を独占。アカデミズムに対抗するアバンギャルド的なタッチ、上品な色彩はその後セツ派とよばれる。毎年、銀座にてアート展を開催する(現在は校舎で開催)。また美術教育に入学試験は無意味とのセツの意向で抽選にて入学者を選抜(現在は先着順)。セツの生き様や自由な校風に共感する若者が多数入学(日本版バウハウスと呼ばれる)。感性豊かな生徒が毎年多く育っている。セツが亡くなった現在も氏の残したデッサンや書籍、水彩の授業の合評会や校舎、たくさんのOBの会話などから氏の心が脈々と息づいていることを感じることが出来る。設立以来、様々な個性を持った若者を受け入れて来ている。坂道を登ると卒業生がふらりとその外観を見に来る洒落たたたずまいの白い校舎が現れる。パリのアパートを参考にセツがデザインした建物である。吹き抜けのロビーがあり生徒達のタブローが展示されファッションショーも行われている。

出典:wikipedia

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