二地域居住(にちいききょじゅう)とは、団塊の世代のリタイアで、都市住民に広がることが予想されている生活様式。都会に暮らす人が、週末や一年のうちの一定期間を農山漁村で暮らすもの。田舎で暮らす期間としては、年間「1~3か月連続」あるいは「毎月3日以上で通算一ヶ月以上」などがある。2005年に国土交通省の研究会が提唱し、同省では国土計画の中に取り上げていきたい考えを示している。観光客などが一時的に滞在する観光等の「交流人口」と「定住人口」の中間的な考え方と位置づけられる。用語としては「半定住」のほうが先とみられる。2002年の国の懇談会において、森巖夫(明海大学教授)は「これからは『半定住』が重要である。半定住とは、仕事や生活の段階に応じて都市に住んだり、地方に住んだりすることである」と述べている。地方自治体でも、「半定住」の促進を掲げる例が増えている(「定住」を政策として推進することを放棄したわけではない)。2004年度の国土交通省・農林水産省の「半定住人口による多自然居住地域支援の可能性に関する調査」では「半定住」ではなく、「二地域居住」という用語を前面に出している。同報告書で、「議論の過程で、当初の『半定住』という名称を『二地域居住』へと変更」したとある。報告書表紙もメインタイトルは「二地域居住」を掲げているが、調査事業名としては「半定住」を用いている。同報告書では、二地域居住を「都市住民が年間で1ヶ月以上の中長期、あるいは定期的・反復的に、農山漁村等の同一地域に滞在する」と規定している。
さらに具体的に、次のように定義している。なお、同調査における二地域居住人口の推計の前提として、ここでいう都市とは人口30万人以上の都市(特例市要件)を指す。先の国土交通省の報告では、定住人口、交流人口、二地域居住に、さらにインターネット住民等の「情報交流人口」を加え、「4つの人口」と呼んでいる。
出典:wikipedia
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