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JR九州787系電車

787系電車(787けいでんしゃ)は、九州旅客鉄道(JR九州)の交流特急形電車。811系電車の走行システムをベースに開発され、各種試験は7両編成(MT比6M1T)で実施された。デザインは水戸岡鋭治主宰のドーンデザイン研究所が手がけており、落ち着いた車内の雰囲気や、「つばめレディ」と呼ばれる客室乗務員による接客や、ビュフェでの軽食の提供など、名列車にふさわしいサービスに対応していた。1992年から2002年(平成14年)までの間に、日立製作所および近畿車輛で計140両が製造され、JR発足後に登場した特急形車両として初めて製造両数が100両を越えた。1992年(平成4年)7月15日から営業運転を開始。1993年(平成5年)、第36回鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞し、経済産業省(当時の通商産業省)グッドデザイン商品(現・産業デザイン振興会所管「グッドデザイン賞」)商品デザイン部門選定。1994年(平成6年)、第5回ブルネル賞を受賞。1994年「鉄道の日」制定を記念したプレイベントとして、「新旧つばめの出合うとき」が東日本旅客鉄道(JR東日本)大宮工場(現・大宮総合車両センター)で開催され、梅小路蒸気機関車館のC62形蒸気機関車2号機、JR東日本高崎運転所(現・高崎車両センター高崎支所)のEF55形電気機関車1号機とともに展示されたことがある。ここでは、製造時点での構造について記述する。ステンレス鋼製の783系とは異なり、普通鋼製である。ただし屋根上など腐食しやすい箇所についてはステンレス鋼を使用している。乗降扉の横幅は783系に比べ200mm拡大され900mmとされたが、駅ホーム高さの低い路線にも入線するためステップは引き続き設置された。バリアフリー関連設備が設計変更されたモハ787形200番台および300番台では乗降扉の幅が1,000mmに拡大されている。塗装はグレー濃淡のツートンカラーとなり、各所に「TSUBAME」のロゴが配置されている。また車体側面の車両形式・車両番号表記も、「数字または文字を1文字毎に四角で囲む」表記が初めて採用され、これが以降の水戸岡デザインの特徴となる。ただし、妻面の配置区所・形式・自重・定員表記などは従来どおり国鉄書体で表記されている。なお、1999年(平成11年)以降に落成した車両には車端部に転落防止幌が設置されている。台車は新設計のDT400K(電動台車)およびTR400K(付随台車)が採用された。ただし以下の車両は試作台車を履いており、長期試験に供されている。制御装置は811系と同様に、サイリスタ位相制御(MM'ユニット)と、発電ブレーキ併用による電気指令式ブレーキの組み合わせで、2011年時点ではJR九州で直流直巻電動機を採用した最後の系列でもある。電動車ユニットの上下向きが逆とされ、偶数形式が上り(門司港)向きであるのも811系と同様である。クモハ786形およびモハ786形に装備しているパンタグラフは811系以前の菱形に代わりPS400K形下枠交差式パンタグラフが採用され、以後の813系(1000番台以降を除く)や883系でも踏襲された。ただし後者は2000年(平成12年)に全車シングルアーム式に交換された。最高速度は130km/h、速度種別は鋼製車体で自重が増加しているため軽量ステンレス車体の783系よりも若干低めで、7両編成でA28である。783系や811系と同様に、左にT字形横軸マスコンハンドルと右に縦軸ブレーキハンドル(常用7段+非常)で構成される。本系列では、JR九州の電車として初めて本格的な乗務員支援モニタを採用した。画面構成はMON3と同様で音声による停車駅接近予告機能や、現在は使用されていないがチャイムによる交交セクションの接近予告を付加している。なお詳細は当該項目を参照。なお運転席と客室は壁で仕切られていて、783系とは違い客室から運転席は見えない構造となっている。グリーン車の座席は2+1列のリクライニングシートで、座席の前後間隔は783系と同じ1,200mmであり背もたれ自体の角度と背もたれ上部の角度を別々に調節できる。普通車は一般的な2+2列配置のリクライニングシートで、座席の前後間隔は783系より40mm拡大され、1,000mmとされた。背面部に収納式のテーブルを設置しているほか、簡易式フットレストを設置している。ただしサハシ787形のセミコンパートメントは、前後幅で2,010mmのコンパートメント内に2人掛けの座席を向かい合わせに配置している。初期の一般普通席は座席背面テーブルのみだったが、1993年12月以降に落成した車両には座席外側の肘掛にも小型テーブルが追加されたほか、オーディオサービスも提供された。783系のグリーン席で提供された液晶テレビサービスは、利用状況が低かったこと等から採用されなかった。クロハ786形はグリーン席・普通席ともに座席窓下足元にコンセントが設置されている。側面化粧板はダークグレー、床はカーペット敷きとなっている。サハシ787形およびクハ787形0番台を除く普通車には、客室中央部(ただしモハ786形に限り客室前位側)に幅750mmの荷物置場を設置している。全車とも荷物棚には、蓋付きのハットラック式が採用された。モハ786形全車には、バリアフリー対応の座席およびトイレを設置している。LED式車内案内表示器を、客室の仕切扉上部に設置している。表示は上下2段式で、上段は左から号車番号表示、座席種別表示、禁煙表示灯、トイレ使用中表示となっており、下段はスクロール式情報表示板(8文字分で、「見えるラジオ」を利用したニュース配信も行われる)となっている。スクロール式情報表示での英数字表示は全角文字である。「有明」向け新製先頭車のうち後位側は、仕切扉等が883系に準じたもので、半透明化ドアなどによってデッキの窮屈さを感じさせないデザインとなっている。クモハ786形の前位側およびクモロ787形には、スクロール式案内表示器が設置されていない。落成当初はクモロ787形とモハ786形の全車両にテレホンカード専用の公衆電話室が設置されていたが、1990年代後半以降の携帯電話普及に伴い、モハ786-104および200番台・300番台全車では電話機が撤去され「携帯電話コーナー」に改められた。本項では新製形式のみ記載する。本系列が今までに受けた主な改造は、以下のとおりである。なお、編成番号はいずれも現在のもので表記している。1994年までに、モハ786形のうち100番台と200番台の間で、以下のとおり交換がなされた。1次車(0番台・100番台)と2次車以降(200番台・300番台)で接客設備に違いがあるため、編成内の位置を揃えるのが狙いとされる。ただし、100番台が6両に対して200番台は5両しかなかったため、モハ786-104は交換されなかった。結果、同車はモハ786形の1次車で唯一「リレーつばめ」塗装となっている。なお、本系列は電動車ユニット内のみ半永久連結器、他はすべて密着連結器である。括弧内は、交換前に組成されていた編成である。上記のモハ786形の交換と同様に、1994年までにサハ787形のうち一部の0番台と100番台の間で、以下のとおり交換がなされた。両者では座席定員やトイレの有無の違いがあるため、編成内の位置を揃えるのが狙いとされる。括弧内は、交換前に組成されていた編成である。そもそも、サハ787形0番台・100番台ともその製造時期には差異があり、1994年度末の時点で編成と同数の14両ずつが揃ったが、当時の他の1編成1形式車(クモロ787形、クモハ786形、サハシ787形)とは編成内で車両番号の下2桁が揃っていない(BM1・3・4・15編成を除く)。2000年に「有明」向けBM107 - 111編成を組成する際に、不足する先頭車のうち上り方普通車は「つばめ」の短編成化により余剰となっていたサハ787形100番台から、以下のとおり改造されることとなった。サハ787形の捻出元編成はBM10・12 - 15編成である。2002年 - 2003年にかけて、九州新幹線(鹿児島ルート)部分開業にともなう「リレーつばめ」への転用を前に、ビュフェ部分が普通座席車に改造された。これによりサハシ787形は全車がサハ787形200番台に改番され、サハシ787形は廃形式となった。また、一部の車両は外部塗装も同時に変更されたが、それまでのツートングレー塗装のまま竣工した車両もある。(詳細は後述)「つばめ」用として登場した車両は、全てツートングレーに「TSUBAME」ロゴ入りの外部塗装であったが、その後運用の変更に伴い、以下のように変更された。1999年 - 2000年にかけ、BM101 - 111編成を組成する際に、先頭車化改造車を含めて「つばめ」からの転用車は以下のように変更された。なお、新製された先頭車は落成時よりこの表記で登場した。2005年より、BM109編成を皮切りに車体の地色が従前のツートングレーから「リレーつばめ」と同様のダークグレーに変更された編成が登場している。また、この変更は「有明」専用となったBM12・15編成にも施工されたが、旧「TSUBAME」ロゴ+ツートングレーから直接「ARIAKE」ロゴ + 単色ダークグレーとなった。ちなみに、旧「TSUBAME」ロゴが最後まで残っていたのはBM15編成で、この変更は2006年1月20日付で完了した。2009年より、「リレーつばめ」と共通運用されることから「有明」マークが削除された編成が登場している。2002年 - 2004年にかけ、「リレーつばめ」への転用を前に、7両編成およびBM12、15編成を除く6両編成は、以下のとおり変更された。ただし、新製された中間車は落成時より以下の仕様である。また6両編成は、これに併せて7両編成とされた。さらに、「リレーつばめ」運行開始直前に以下のものが追加された。2011年3月12日の九州新幹線鹿児島ルート全線開通に伴い、「リレーつばめ」が廃止され、787系は九州全域で使用されることから、前頭部および車体側面部の「TSUBAME」「ARIAKE」ロゴは「787」「AROUND THE KYUSHU」ロゴに置き換えられた。また、4両編成についてもダークグレー塗装+「787」「AROUND THE KYUSHU」ロゴへの変更が進められている。ロゴの変更は小倉工場へ重要部検査などのために入場する際に、車体再塗装と同時に行われる予定のため、大半の車両については2011年3月のダイヤ改正にあわせて、車体へシールを貼り付ける形で仮処理を施している。このため、右の写真のように旧ロゴがシールの下に透けて見える車両も多く存在する。2005年10月より、クモロ787-4を皮切りに、クモロ787形全車のトップキャビンを1列3席のリクライニングシートであるDXグリーン席に変更する改造が、約1年間かけて行われた。改造後の定員は24→21人と3人減となった。座席モケットの色は、薄茶色と茶色の市松模様で落ち着いた雰囲気となっている。従来のトップキャビンは定員6人のグループ客利用を考慮したもので、広いスペースを確保していた。しかしグリーン券はこの区画単位ではなく各座席単位で発売され、一人で乗車する場合に、他人と相席になることがしばしばあり不評だったため、このスペースを活用したデラックスグリーン席に変更された。巻き上げカーテンはJR九州の各車両の座席に一般的に使われるヒョウ柄である。改修に際してトップキャビンと一般座席との仕切りは撤去されていなかったが、運用開始後ハットラックに頭をぶつける事故が発生したため、ドアは撤去された。以下は2016年3月26日時点での状況について記す。本系列の登場当初はJR九州のフラッグシップトレインとして、鹿児島本線の他、長崎本線や日豊本線といった主要幹線にも投入された。しかし、鹿児島本線の特急「つばめ」「有明」全列車を787系に統一することとしたため、長崎本線は1996年、日豊本線は2000年に一旦定期列車での運用を終了した。その後は「つばめ」(→「リレーつばめ」)・「有明」の他、朝晩の間合い運用として「きらめき」「かいおう」に充当されていた。2011年3月12日に九州新幹線 (鹿児島ルート)が全線開通し、「リレーつばめ」が廃止、「有明」が大幅減便となって運用に大幅な余裕が生じたことを受け、九州内の電車特急のうち「ハウステンボス」「ソニック」を除く全列車に充当され、九州で数多く残っていた485系を置き換える役割を果たすことになった。2011年4月1日現在、6両編成14本(BM-1 - 8・10 - 15編成。9は欠番)と増結用予備車のサハ787形12両が南福岡車両区に、4両編成11本(Bo-101 - 111編成)が大分鉄道事業部大分車両センターに所属している。

出典:wikipedia

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