東進ハイスクール(とうしんハイスクール)は、株式会社ナガセによって運営される東京都武蔵野市吉祥寺に本部を置く大学受験予備校である。関東地方を中心に94の校舎を展開し(2015年3月末現在)、フランチャイズの東進衛星予備校を加えると日本全国で約900校が展開されている。また、東進ハイスクールは、現役生中心となっており、浪人生向けの本科コースを設置する校舎は新宿駅西口にある「新宿校大学受験本科」他11校のみとなっている(東進衛星予備校は別)。1971年3月に東京都三鷹市で、社長の永瀬昭幸が東京大学在学中にアパートの一室ではじめた「ナガセ進学教室」に、その起源を持つ。1976年5月に「ナガセ進学教室」を母体に株式会社ナガセを設立した。立ち上げ当時は株式会社方式の予備校として話題を集めた(通常は準学校法人による経営のため)。1988年には有名講師を競合予備校からスカウトし、1990年代初頭の大浪人時代のピーク前に「現役中心」の運営体系に切り替えた。授業方式は、一部の例外を除いてVODの視聴によるものであり、生授業の予備校のスタイルは全く残っていない。なお大学全入時代となり、浪人生が減少している現在では、三大予備校においても、従来の準学校法人方式の校舎運営から切り離した現役生専用館を株式会社方式で別会社として設立したり、映像授業専門コースなどを取り入れ追随している。東進の合格実績は、高3時在籍していた現役生のみの数字で、講習生や模試のみの生徒を含まないことを売りにしている。三大予備校の実績が、浪人生や講習生を含む実績(現在は代々木ゼミナールは合格実績は発表していない)である中、一線を画している。また、東進の東大現役合格実績は、実績を公表している全国すべての塾・予備校の中で最大値となっており、日本一(2015年現在)である。2016年度が初実施の東大推薦入試現役合格者に占める東進生の比率は28.5%(77名中20名)であった。東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県・茨城県・静岡県・長野県・奈良県に校舎を展開している。東進衛星予備校(とうしんえいせいよびこう)は、株式会社ナガセによって経営される東進ハイスクールの部門の一部(予備校)。1985年に開校した東進ハイスクールが、1991年に衛星授業サテライブを開始し、自校舎への映像配信システムを他の学習塾が利用できるシステムに発展させたものが東進衛星予備校で、現在全国に約900校ある。映像配信システムとフランチャイズ方式を用いた大学受験予備校。講師の講義を通信衛星やインターネット回線を利用して全国の加盟校に送信するシステムを用いる。当初は東進ハイスクールでは生授業が行われていたので東進衛星予備校は衛星授業を行う部門として位置づけられていたが、現在は東進ハイスクールでも特別公開授業などを除いて生授業を廃止したため、直営校が東進ハイスクール、フランチャイズ校が東進衛星予備校という違いがあるだけで、学習システムや教育方法の差はない。東進模試(とうしんもし)は、大学受験などの対策として、株式会社ナガセ(社長・永瀬昭幸)が運営する東進ハイスクール、東進衛星予備校が実施している模擬試験の総称。2014年度まで、すべての模試で相対評価方式ではなく、絶対評価方式を採用していた(ただし、本番換算の形で偏差値が出ることもある)が、現在は『絶対評価』と『相対評価』の2つのものさしで合格可能性と、合格への道標を提示している。大学入試センター試験対策模試。受験対象は受験生・高2生・高1生。年6回、10月を除く偶数月(10月は全国統一高校生テストのため非実施)に実施している。レベルは5回とも、実際のセンター試験と同じレベルに合わせてある(前述の絶対評価のため)。そのため、志望大の判定は点数で、「第一志望合格まであと○点」といった表示となる。また、判定は問題の難易度に影響される。試験時間、問題量、問題形式や傾向、解答方式は実際のセンター試験に準じている。ただし、英語のリスニングは全受験者がICプレーヤーを使用しない。数学(2)に関しては選択問題の確率分布と統計的な推測は載っていないため、その分野で受験する者は模試としては利用できない。理科(2)や社会では科目ごとに別冊子になっており、センター試験本番のように余った時間で次の科目を解くことはできない。試験日の7日後(最短時)に成績表が返却され、英語、数学(1)(2)、国語、物理、化学は後日VODで東進講師による解説授業を見ることができる。ただし、最終センター試験本番レベル模試(12月)とセンター同日体験受験(後述)の場合、その他の理科や社会も見ることができる。採点講評などがインターネット上に公開されておりヒヤリングも聞くことができる。この他、センター試験本番レベル模試に準ずるものとして、次にあげるような模試がある。旧:対志望大基礎学力判定テスト。生徒の基礎学力のどこが欠けているのかを分析するために行われる模試。全生徒が受験できる。教科は国語、数学(Ⅰ・AとⅡ・B)、英語。原則的にマークシート方式。かつては記述式の英作文や課題作文(国語)の出題もあったが、2010年度以降はマークシート方式の問題のみの出題である。大問は分野ごとに分かれており(例:英語なら「単語」「熟語」「文法構文」「長文読解」など)、その分野ごとに制限時間が決定されている(例:英語の第1問「単語」は10分)。成績は分野ごとに算出される。そのため、問題冊子は独特の袋とじになっており、大問毎に該当部分を開封する仕組みになっている(開封に要する時間はカウントされない)。なお解答に要する時間も成績算出に影響するため、時間が余っても他の大問は解いてはならない。二次試験に対応できる力を総合的にはかる「難関大」「有名大」と、各大学への個別の対応力をはかる「東大」「京大」「北大」「東北大」「名大」「阪大」「九大」の本番レベル模試が用意されている。「難関大」「有名大」模試は3月を除く奇数月(1月はセンター試験本試験の1週間後)に実施される。株式会社東進四国(とうしんしこく)は、ナガセのグループ企業である。松山市を中心に愛媛県において進学塾や予備校を経営している。会社概要沿革東進こべつ(とうしんこべつ)は、2015年2月より新規開校したナガセが運営する小中学生向けの個別指導塾で、生徒:先生が1:1となる完全個別指導を導入している。対話型の授業を展開し、学習プランナーによる担任制および教科別専任指導授業を採用している。
出典:wikipedia
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