鞍掛峠(くらかけとうげ)は、三重県いなべ市と滋賀県犬上郡多賀町を結ぶ峠。国道306号上にある。台風や災害による崩落で2012年以降は大半の期間が通行止めになっている。2012年9月には平成24年台風第17号の影響で大規模な崩落が発生し、2014年11月まで2年以上も通行止めが続いていた。2016年も、のり面の崩落のため通行止めが続いている。冬季期間は通行止め、全区間追い越し禁止で、三重県側は滋賀県側に比べ道が狭く、大型車は対向車線にはみ出さないと曲がれない場合がある。三重県と滋賀県境の鈴鹿山脈の主稜線の焼尾山と鈴北岳との鞍部。伊勢湾へ流れる員弁川と琵琶湖へ流れる犬上川との分水嶺。下部を通る国道306号の鞍掛トンネルの東口と西口のそれぞれから登山道が通じ、南北に通る登山道と交差する。峠には小さな祠がある。名称の由来は858年(天安2年)惟喬親王が藤原良房の追討を逃れ都から逃れる際、ここで馬の鞍を外して休憩をとらせたことに因んで名付けられた。古くは竜華峠(りゅうげとうげ)とも呼ばれていた。三重県北部の住民は、納骨の際に京都に向かう為に通った道であった。対する彦根界隈の住民は、伊勢神宮への参拝の際に通った道で、彦根藩の参宮道路でもあった。詳細については、鞍掛トンネルの三重県側の看板に書かれている。1990年代半ばまで、滋賀県側では麓から峠までほぼ全線ダート区間であった。
出典:wikipedia
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