『メガゾーン23』(MEGAZONE 23、メガゾーンツースリー)は、1985年3月9日に発売された日本のOVA作品。製作は株式会社あいどる(小野寺脩一)・ビクター音楽産業(現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント。以下、ビクター音産)。アニメ制作はアートランド・アートミック。略称「MZ23」。本項ではAICが制作に加わった本作の続編作品『メガゾーン23 PART II 秘密く・だ・さ・い』、『MEGAZONE23 III』についても併せて解説する。以降、特筆しない場合は第1作目に関する記述のみとする。また、本項では便宜上第1作目を『PART I』、第3作目を『PART III』と表記する(本来は「III」のみでPARTは付かない)。アートミックが企画した1983年のテレビアニメ『機甲創世記モスピーダ』の後番組の企画が原型。ビックウエストのテレビアニメ『超時空要塞マクロス』のスタッフだった石黒昇、美樹本晴彦、平野俊弘(現:平野俊貴)、板野一郎などが再び結集して制作に当たることがセールスポイントにされた。このこともあり、メカと美少女・アイドル歌手(声優も現実の新人アイドル歌手)・巨大宇宙船内の都市と、『マクロス』と共通するモチーフが意識して本編に用いられた。ただし、ストーリー的にはコアなアニメファンを対象としたOVAということもあり、歌が世界を平和にした『マクロス』とは対照的に、歌が軍事的プロパガンダに使用されている。また、OVAであることでベッドシーンが作中に取り入れられている(具体的な性描写はない非18禁OVAである)ことも特徴である。『PART I』は公称約2万6千本のセールスというヒットを記録し、東京・歌舞伎町の名画座ミラノ等で単館の劇場公開もなされた。また、オリコンの調査によると本作のセルビデオの初週売上はアニメで過去最高となる7,590本で、第1位を獲得。累計でも26,518本になり、OVAでも過去最高の売上になる(いずれも当時)。本作や『幻夢戦記レダ』の商業的成功により、メカと美少女という一大潮流が当時のOVA業界内外を席捲することになった(当時の販売形態やOVAを取り巻く状況などの情報については、#トピックスを参照)。この人気を受け、翌年の1986年にはAICが制作に加わった続編『PART II』がリリース。1989年には『PART I』『PART II』の数百年後を舞台にした『PART III』が制作された(『PART III』ではアートランドは制作に関与していない)。『PART III』は、『PART I』や『PART II』と時代設定や登場人物が異なるため、タイトル表記が異なる。同様の理由から「PART III」ではなく「III」と表記されている。本作では各作品ごとにキャラクターデザインが替わっており、その都度全体の画風が大きく異なるのも特徴的である。なお、本作のシンボルとなるキャラクター・時祭イヴは一貫して美樹本晴彦が担当している(ただし、美樹本が作画に関わっているのは『PART I』のみ。『PART II』では門上洋子がイヴ作画監督を担当。『PART III』の設定画は北爪宏幸によってクリンナップされている)。遥かな未来、地球環境は大規模な戦争により破壊された。当時の地球連邦(国際連合から改称)は、地球保護法をベースにA.D.A.M.管理を設定し、地球管理システムを稼動させた。人類は新たな居住地を求めて複数の巨大都市宇宙船を建造し、その中で暮らすようになった。人類の活性化を図るために生き残った、これらの巨大都市宇宙船は500年の間、地球を離れることとなった。このうちの一つであるメガゾーン23、通称・MZ23(エムゼットツースリー)は、巨大コンピュータ・バハムートによって制御され、内部には「過去で一番平和な時代」だった1980年代の東京が再現されていた。そこで暮らす人々はバハムートに情報操作され、20世紀の幻影の中で生活していた。そして地球帰還を目前に控えた時代。MZ23と同様の目的で建造された巨大都市宇宙船・デザルグがMZ23に対し攻撃を仕掛け始めた。MZ23の自治軍はバハムートの監視の目が届かない地下に前線基地を建設し、住民には知られないように戦闘を続けていた。そんな中、MZ23の若き軍人・B.D.(ビー・ディー)は、軍関連企業から盗み出された、人型機動兵器(マニューバスレイブ)に変形可能な軍用バイク・ガーランドの行方を追い、7Gのオペレーターとなる矢作省吾と邂逅する。このバハムートの端末であるガーランドには、B.D.すら知らない秘密が隠されていた。それは「バハムートが生み出した虚像のアイドル・時祭イヴが、7Gのオペレーターと問答し、その回答次第で人類の地球帰還の正否を決定する」というものだった。イヴは7Gのオペレーターを探し出し、そして彼に「質問」を行う日を待ち続けていた。1980年代の東京。人々はその「一番いい時代」を謳歌していた。矢作省吾もその1人である。街中をバイクで駆け抜け、街で出会った美少女・高中由唯の存在に一喜一憂し、若さゆえのあり余る力で拳を天に向かって突き上げる。そんな日常を過ごしていたある日、友人の中川真二に地下駐車場へ呼び出された省吾は、真二が盗み出してきた巨大な試作バイクを見せられる。今までに見たこともないそのバイクにはバハムートのロゴが。そこにシークレットサービスを装った謎の男達が現れ、2人は咄嗟に逃走を図るが、男の放った銃撃により真二を殺されてしまう。真二に託されたバイクを彼らの手に渡すまいとした省吾は必死に逃亡する。自宅に先回りされた省吾は、男達が必死で隠そうとするそのバイクをマスコミを使って世間に公表しようと、人気絶頂のアイドル・時祭イヴのテレビ番組にテレビ電話で出演するが、「バハムート」の名を出した途端に放送は中断、テレビ局の情報操作によって公表は失敗する。そうとは知らない省吾は、軍の特捜隊に追跡されて高速道路に追い込まれ、人型機動兵器・ハーガンに捕獲されそうになるが、省吾のバイクもロボット形態に変形して窮地を免れる。その後、由唯の友人であり映画監督志望の村下智美は、省吾のバイクを使って自主映画を撮ると言い出す。ロケ地を探しているうちに白バイに追跡された2人は、やがて全く知らない場所へと迷い込んでしまう。そこは地下にある広大な廃墟の街であり、その中心にそびえ立つ巨大コンピュータ・バハムートが、遥か上空にある廃墟の街と繋がっている摩訶不思議な空間だった。このまま2人で行くのは危険と感じた省吾は、智美を帰らせて1人で更に調査を進めるが、軍のパトロール隊と交戦になり、遂には隔壁の損傷部から宇宙にまで飛び出してしまう。その際、省吾は交戦相手のハーガンが射出したワイヤーに捕捉されるが、「話したいことがある」という相手を助けて引き返した。廃墟の街へ戻った省吾の前でハーガンから降り立ったのは、軍の若き将校・B.D.。彼は、自分たちの街がバハムートに支配された宇宙船の内部にあり、省吾達が1980年代と思っている時代より実際には5世紀以上経過していること、そして宇宙から接近する敵・デザルグの脅威が迫っていることを語る。そのために軍はバハムートの支配の及ばない地下に前線基地を造り、軍備の増強と兵器開発を進め、バハムートを解析して制御下に置く目前で、軍が極秘に開発したガーランドが盗み出されて表に出てしまった事も。信じられない現実と、人々に気付かれずに戦争準備を進めるB.D.に反感を覚えた省吾は、苛立ちながらその場を後にするのだった。やがて、バハムート端末であるガーランドを駆る省吾を「7Gのオペレーター」と呼びかけるイヴによって、かつて地球で起きた出来事と、敵が同じ地球人である事を知る。さらなる真実と彼女の正体も知ってしまった省吾は悩み続ける。そして由唯と一夜を共にして、この世界が置かれた現実を彼女に語るのだった。一方、B.D.はバハムートの掌握と同時にクーデターで軍の高官を粛清。国会議事堂と首相官邸を占拠して実権を握ると共に、デザルグの脅威を「某国の侵略」として自ら公表した。それに伴い街は戦時色に染まっていく。あのイヴさえ、軍の広告塔と化すほどに。省吾が由唯とのささやかな幸せに救いを見出そうとしていた矢先、軍はさらなる機密漏洩を阻止するため、バハムートの存在を知るもう1人の民間人である智美を暗殺し、バハムートが写ったフィルムを処分。とうとう決意した省吾は、ガーランドを駆って単身バハムートへの突撃を仕掛けるが、B.D.はハーガンで立ち塞がるとガーランドを冷酷に叩きのめす。満身創痍の省吾は、朝焼けの渋谷の街を一人、どこかへと去って行くのだった。B.D.に敗れ去り、友人のライトニング率いる暴走族「TRASH(トラッシュ)」に身を寄せていた省吾は、半年ぶりに由唯に再会する。その頃、街には戦意高揚の垂れ幕が掲げられ、軍の広告塔と成り果てたイヴを通して人々を戦争に駆り立てるメッセージが連日流されていた。しかし、バハムートは完全には軍の管理下に落ちてはおらず、軍がイヴの亡霊と呼ぶかつてのイヴが現れ、7Gのオペレーターである省吾に対して自分にコンタクトして欲しいとの呼び掛けを続けていた。省吾は自分を待ち続けた由唯のわだかまりを身と心で解いて想いを伝えると、本来のイヴに会うため、そして彼女が何を自分に伝えようとしているのかを知るため、TRASHの助けを借りる。その頃、デザルグは本格的なMZ23への侵攻を開始していた。迎撃に出た最新鋭艦エアグレーンFX-101とその護衛部隊も、デザルグの圧倒的な戦力の前には為す術もなく壊滅してしまう。一方、軍の手でプロトガーランドとして修復されたガーランドを入手した省吾は、軍の追跡をかわしながらバハムートに向かう。軍の攻撃に1人、また1人と仲間が倒れ、遂にはガーランドも大破してしまうが、省吾は軍の追撃で負傷した由唯と共に、バハムート未知セクションにあるイヴの所へ辿り着く。イヴの言葉に省吾が、省吾の言葉にイヴが揺り動かされる。イヴの質問に対して自分が今したいこと、そして大人というのは汚い人々だ、という気持ちを話した省吾に対しイヴは「あなたが憧れた大人になればいい」と告げる。しかし、月の防衛システム「A.D.A.M.」の作動開始に伴い会話も中断し、ついにイヴの真実が明かされる。傷の具合が思わしくない由唯をイヴに預けた省吾は、ライトニングと再会してイヴに会えた事を喜び合う。プログラム「A.D.A.M.」の作動により崩壊を始めるMZ23。仲間達と乾杯を交わす省吾の眼前には、あのB.D.が再び現れる。怒りに任せて飛びかかる省吾だったが、タフなB.D.に対し「殴るだけ損だ」と追撃を諦める。やがてイヴは「ファイナル・プロテクション・モード」を発動させる。イヴの最後の歌声が響き渡る中、月の防衛システムに攻撃されてデザルグは宇宙から消滅し、矛先はMZ23へ向けられる。人々、建物、全てを巻き込みながら1980年代の東京は崩壊する。しかしイヴはバハムートをMZ23から切り離し、省吾達を脱出させることに成功していた。崩壊していくMZ23を背に、バハムートは地球へと降り立つ。中から出てきた省吾達の目前には、再生した地球の大地が広がっていた。メガゾーンの帰還から数百年が経った時代。人々はシティネットワークが張り巡らされ、コンピュータ「SYSTEM」に全管理を委ねた街「エデンシティ」で暮らしていた。それは、恒久の平和を目指す一方で必要とあらば肉体と機械の直結も辞さないほどの徹底ぶりであり、かつての人類の過ちを繰り返さないために取られた完全なる手段にして支配だった。しかし、それを嫌ったレジスタンスによる反攻作戦が開始される。エデンシティを統治する情報監督局「E=X」と、それに敵対する民間ゲーム会社「オレンジ社」によるその戦乱に、天才的なハッキング能力を持つゲーマーのエイジ・タカナカもいつしか巻き込まれていく。やがてSYSTEMは、地球環境の維持のためには人類を宇宙に排除する必要があると判断し、「プロジェクト・ヘブン」 (PROJECT HEAVEN) を発動するが、エデンシティ外周部で反発重力推進システムの稼動中に、シティネットワーク中枢が爆破されてプロジェクト・ヘブンは頓挫する。そして、エデンシティの支配者であるウォン・ダイの正体が、あの省吾だったことが明らかとなる。省吾達が地球へ帰還した際、彼を7Gのオペレーターと認めなかったSYSTEMは、クリエイターの生き残りであるオリジナル・イヴと省吾の接触を恐れ、彼をSYSTEMへ強制的に接続してその操り人形であるウォンへ作り変えていたのだ。省吾はSYSTEMによる支配から解放された直後、新たな7Gのオペレーターとして選ばれたエイジに後を託して死んでしまう。それを知ったイヴは上昇を続けるSYSTEM中枢部に残り、エデンシティの人々を救うためにプログラム変更を行うのだった。『PART I』および『PART II』公開時、巨大都市宇宙船などに関する設定は完全なものではなかった。『PART III』制作時に設定が追加され、設定資料本『B-CLUB SPECIAL MEGAZONE23』で発表されている。まだ人類が地球に住んでいた24世紀、火星は惑星改造により辛うじて人が居住できる環境を保っていたが、あまりにも劣悪な世界のため、人々も遺伝子レベルでの改造を行っていた。それを経て火星に誕生した新人類を、地球側は「デザルグ」と呼称する。当時のデザルグの総人口は19億人(火星とその衛星圏内を含む)とされる。後にデザルグの人々は「火星解放政府」を樹立し、地球に対して宣戦布告したが(『PART III』で「最終戦争」と呼称される戦い)、地球攻撃の報復措置として地球側が惑星を内側から破壊する兵器を開発して火星に使用した結果、2年の歳月をかけて火星は崩壊し、そこに居住する多数の住民ごと太陽系から消滅した。『PART I』『PART II』でのデザルグはMZ23と比較して50年技術で先行しているが、この格差はMZ23がバハムートの支配下でかつての技術情報に断片的にしかアクセスできなかったことと、デザルグが外宇宙で異文明に接触したためとされる。かつて地球を死滅させてしまった人類が、地球保護法をベースにA.D.A.M.管理を制定している。「地球再生システム」、「地球防衛システム」、「EVEプログラム」の3つから構成されている。MZ01をはじめとする巨大都市宇宙船が地球へ戻ってきた時、その住民たちが地球帰還の条件(同じ過ちを二度と繰り返さないか)を満たしているかを見極めるために造られたが、本来の目的は「クリエイター」の1人であるハインケル博士の提唱した「地球再生計画」、すなわち地球の自浄作用による生態系の復活及び維持を行うものであり、人類を排除するものではない。以下の記述は『PART I』『PART II』の前史に当たる。設定資料本『B-CLUB SPECIAL MEGAZONE23』から引用。なお、『PART III』の時代はバハムートの地球帰還から数百年後(ヤコブに対するオリジナルガーランドの説明によれば最終戦争から1000年以上経過)となっているが、年代は確定されていない。『メガゾーン23』のミニゲーム(Flashゲーム)が携帯電話向けに3種提供されていた。(モバイルサイト「アニメTV」⇒ゲーム)『メガゾーン23』、1980年代中頃にツクダホビーよりボードウォー・シミュレーションゲームの戦闘級で発売。当時、ビクター音産の親会社である日本ビクターがVHDの盟主であったため、本作のビデオディスクは当初VHDのみの供給であった。レーザーディスク (LD) での供給についてはビデオ・VHDより遅れ、ポリドールより『PART I』『PART II』『PART II 海外版』が発売された。このポリドール版はA面終了時に黒画面にフェードアウト、B面開始時に黒画面からのフェードイン処理が施されてしまっている。後にマイカルハミングバード(taxcoブランド)から発売された『プレミアムBOX』は『PART I』『PART II』『PART II 海外版』が収録された3枚組だが、ポリドール版の再発売ではなく、フェードイン/アウト処理のないオリジナルのままで収録されている。また、『PART I』の劇場版予告が2種類、『PART II』の劇場版予告編が1種類映像特典として収録されている。『PART III』のレーザーディスクはビクターエンタテインメントの子会社であるメイジャーズより発売された。なお、日本ビクターから発売されていたVHDビデオマガジンの『アニメビジョン』創刊号には、荘真由美がアニメスタジオを訪れて、梅津や板野にインタビューをする映像も収録されていた。また、非売品VHDソフト『MEGAZONE23 SPECIAL MEMORY』、『MEGAZONE23 PARTII SPECIAL MEMORY』が製作され、イベントなどで配布された。当時のビクター音産は親会社である日本ビクターのAV機器と密接にタイアップした宣伝をしており、本作もその一翼を担っていた。2000年12月16日にビクターエンタテインメントのm-serveレーベルより『PART I』から『PART III』までを収録したDVD-BOXが2001年7月31日までの期間限定生産で発売された。スタッフ・キャストのインタビューや設定が掲載された80ページに及ぶブックレットは資料価値が高い。本編がオリジナルビデオ版ではなく劇場公開版が収録されているのも話題となった。『PART I』は劇場公開時に作画や演出のリテイクが施されており、『PART II』の劇場公開版はベッドシーンの過激さが話題となったが、ビデオ発売時に一部カットされた。VHDやLDはオリジナルビデオ版が収録されたためにこの2作の劇場公開版は長く幻の存在だったが、DVDで復活となった。ただし、『PART I』で劇場公開時に追加録音された音声がモノラルだったためか、DVDでは音声のみオリジナルビデオ版のステレオ音声を使用している。このBOXの初回限定版には『PART I』の主題歌CDが付属していた。2005年4月15日にはアトラスより『PART I』から『PART III』までが単品として発売された。こちらも劇場公開版が収録されている。ビクター版BOXのようなブックレットは付属していないが、『PART I』『PART II』にはプレミアムBOXに収録されていた劇場版予告編が追加されており、『PART II』の予告は最後にビデオ発売の告知テロップがあるバージョンも収録されている。ビクター版BOXではBOX、ブックレット表紙を美樹本、インナージャケットを平野・梅津・北爪らオリジナルキャラクターデザイナーが手がけた描き下ろしイラストだったのに対し、アトラス版は既存の版権イラストを流用している。特に『PART I』のジャケットは当時のキャンペーンで募集されて入賞したファンのイラストが使用されており、版元の混乱がうかがえる。また、全作を一括購入予約すると先着順に『MEGAZONE 23 PART II INTERNATIONAL & PART I SPECIAL FILM』のDVDが特典として付属した。これはポリドール版LDやプレミアムBOXに収録されているものと同じ内容であり、PS3『青いガーランド』限定版にも同梱されている。その他、やまとより発売された『メガゾーン23 コンプリートBOX』に『PART I』のDVDが付属しているが、こちらもこれまでと同じく劇場公開版が収録されている。ただし収録されているのは本編のみで、劇場版予告編は収録されていない。発売当時はアトラスのサイトに内容を紹介したページが開設されていたが、現在は権利切れのためか削除されている。2015年11月27日に「メガゾーン」30周年を記念し、ラクセントからアニメ全4作品および特典映像を収録したBD-BOX『MEGAZONE23 Blu-ray Archive BOX -30th ANNIVERSARY EDITION-』が発売された。2006年1月からバンダイチャンネルにおいて有料動画配信(インターネットテレビ)が開始されている。『メガゾーン23 青いガーランド』は、コンパイルハートより2007年9月13日に発売されたPlayStation 3用ゲーム。限定版と通常版の2種類があり、限定版には設定資料集と『MEGAZONE23 PART II & PART I SPECIAL FILM INTERNATIONAL』が同梱された。『PART II』以降が存在しないパラレルワールドの世界観で、『メガゾーン23』の続編にあたるラジオドラマ『メガゾーン23 ザ・エクステンド・ストーリー』の直後から物語は始まる。『メガゾーン23』から20年後の2006年の東京。高中ヒロトは母・由唯から青いガーランドのキーを託される。ヒロトは軍からイヴを解放することを誓い行動するが、その前にレジスタンスを率いる赤いガーランドが現れる。はたして赤いガーランドのライダーはヒロトの味方なのか……。ハーモニーゴールド USA社が『超時空要塞マクロス』『超時空騎団サザンクロス』『機甲創世記モスピーダ』の商標を始めとするライセンスを取得し、同一世界の「3つの異なる時代と各世代」を連続する1つのストーリーとして翻案、再編集した作品である『ロボテック』シリーズとして、アメリカ合衆国で『PART I』を劇場版映画『』(原タイトル:)、別名『ロボテック: 語られざる物語』(原タイトル:Robotech: The Untold Story)として公開した。主人公が敗北したオリジナル版ラストの、さらにその先に主人公が逆襲して勝利する新作部分が追加され、原作の『PART I』とは正反対の結末となっている。この新作部分は『PART I』の劇場公開時にボーナス・フィルムとして上映され、1987年4月4日にビクター音産より発売された『PART II』の海外版ビデオに特典として収録された。この『PART II』の海外版はビデオ版を英語吹替で収録したものであり、劇場公開版のベッドシーンを差し戻したものではない。英語コミックス版であるAcademy comics社『Robotech The Movie』(映画の漫画化)では、結末が上記映画フィルムとさらに異なった展開となっており、"Garland"が、『PART I』に登場の自治軍戦闘機が可変戦闘機(ベリテック/"VERITECH" 戦闘機)として人型のマニューバスレイヴ(MS)形態("Battroid"形態と説明される)に変形するものとして再設計された強化型になって"B.D Andrews"大佐を倒したり、その後宇宙に上がりゾル人こと"Tirolian"軍に最後の打撃を与えたりする。『PART II』『PART III』に関しては、ハーモニーゴールド USA社が商標を始めとするライセンスを取得しなかったため、上記ロボテック世界の作品には組込まれていない。このため、日本国外では『メガゾーン23』としての英語字幕または吹き替え版の『PART I』『PART II』『PART III』の系列と、『PART I』をベースにロボテックの世界観及び設定に合わせて『超時空騎団サザンクロス』の映像フィルムを流用して、新作フィルムで結末を改変・再編集した翻案物であるロボテックシリーズの劇場版映画『ロボテック: ザ・ムービー』が並存するという複雑な状態となっている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。