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去年マリエンバートで

『去年マリエンバートで』(きょねんマリエンバートで、"L'Année dernière à Marienbad")は、1961年公開のフランス・イタリア合作映画。アラン・ロブ=グリエによる脚本をアラン・レネが監督したモノクロ映画である。1961年、ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞。日本公開は1964年5月。脚本のロブ=グリエ自身の言によれば、黒澤明監督の『羅生門』に触発されて作られた作品である。より正確に言うならば、芥川龍之介の『藪の中』を下敷きにした作品群の一つといえる。ココ・シャネルが衣装をデザインしたことでも有名。主人公の男Xは、女Aと再会する。Xは去年マリエンバートで会ったと語りかけるのだが、Aは記憶していない。しかし、AはXの話を聞く内に、おぼろげな記憶を取り戻していく。Aの夫であるMは、「去年マリエンバートで」実際に何が起こったのか知っている。後年、脚本を担当したロブ=グリエがこの映画の仕掛けについて語っている。それによると、黒澤明の『羅生門』がモチーフとなっており、最初に、の4本の脚本が作られ、それらをバラバラにつなぎ合わせて、最終的な脚本が完成したという。その際に、それぞれの場面が1-4のどの脚本に該当するのかがなるべくわからないように慎重につなぎ合わされ(時間軸の入れ替えも行われている)、最終的に完成した脚本はダイヤグラムシートを伴う、非常に複雑な物になった。さらに、このダイヤグラムシートは一部のスタッフにしか知らされていなかった。出演者はしばしば自分が何を演じたらいいのかわからず、混乱状態に陥ったが、それも全て内容をより効果的にするための計算であった。ただ、服装やセットなどは明確に1-4の脚本で区別されていて、注意深く見れば、どの場面が1~4の脚本のどれに当たるのか判別できる仕掛けになっている。結果として、ロブ=グリエ曰く「非常に緻密に計算された作品で、曖昧さのかけらもない」作品になった。ゲームの名前はニムと言い、数多くのバリエーションがあるが、いずれも法則性があり、必勝法が存在する(二進排他的論理和を利用。詳細はニムのを参照)。映画の中では、XとMが繰り返し対戦するが、XはMに勝つことが出来ない。必勝法のことを知っていたある記者が、「このゲームは二人の関係性を示す暗喩ですか」とレネ監督に尋ねたところ、レネは「あのゲームはMのXに対する優位性を示すために取り入れた物だが、必勝法のことは知らなかった。しかし、面白い偶然だ」と答えたという。この映画を題材としたジョーク。ロブ=グリエ自身のお気に入りで、よく披露していたという。

出典:wikipedia

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