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Free Pascal

Free Pascal コンパイラ(通称 FPC。以前は FPK Pascal)はオープンソースのObject Pascal コンパイラである。Free Pascal は、複数のCPUアーキテクチャ(32ビット/64ビット)、複数のOSをサポートするコンパイラであり、広く用いられる各種システム向けに移植されている。言語仕様はObject Pascalに加えて、Turbo Pascal、Delphi、そして過去に存在したMacintoshコンパイラの方言に対応している。Free Pascal は以前 FPK Pascal の名で知られていた。これは"Free Pascal Kompiler"の略ではなく、実際は作者のイニシャルから名をとったものである (Florian Paul Klämpfl)。その後、プロジェクトの参加者が増えたため、誤解を避ける目的から1997年の終わりに、Free Pascal Compiler (FPC) と改名した。FPCのドキュメントは詳細で、マニュアルは合計1800頁に及ぶ。Free Pascal にはTurbo Pascal風のテキストモードIDEがあるが、メインテナンス要員が足りないために、時として使い物にならなくなっていた。2005年の後半から改善の努力が続けられ、2006年に入ってからは、大きなバグは修正済みとなり、リリースしてもよい程度の品質になった。Mac OS X用のFPCはコマンドラインからはもちろん、Xcodeの一部として動作させることもできる。Turbo Pascal や Delphi 同様、FPCは Pascal コードの中にアセンブリ言語コードを記述できるような優れた仕組みをもっている。FPCの内蔵アセンブラは、複数のアーキテクチャと表記法をサポートしている。ライブラリは、基本プログラムに必要な「Run-Time Library(RTL)」と、多種多様なクラスや(データベースなどの)非ビジュアルコンポーネントで構成された「Free Component Library(FCL)」がある。Free Pascal コンパイラを採用したオープンソースの統合開発環境(IDE)であるLazarusには、Delphi の Visual Component Library(VCL)と高い互換性を持つLazarus Component Library(LCL)があり、Free PascalのRTLとFCLを組み合わせてGUIアプリケーションを開発できる。FPC は Pascal の方言のうちで、デファクトスタンダードとなっているBorland PascalとDelphiを採用している。バージョン2.0以降、Delphi7互換性は継続的に実施または改善された。また、Mac OS(Mac OS Xを含む)とのインターフェースを容易にするため、若干ながら Apple Pascal 文法をサポートするための努力も行われてきた。コンパイラには複数の「コンパイル互換モード」を持っており、Default(ANSI/ISO標準)モード、Delphi互換モード、Turbo Pascal互換モード、FPCモード、Object Pascalモード、Mac Pascalモードがある。FPC は ボーランド が「Borland Pascal 8は出さない、次の版はWindows専用になる(それがDelphi)」と明らかにしたときに出現した。学生であった Florian Paul Klämpfl は自分でコンパイラを作成しようと着手したのである。コンパイラは最初から Turbo Pascal 方言を用い、同時期にDJGPPプロジェクトが作成したGO32V1DOSエクステンダ向けの32ビットコードを生成した。当初のコンパイラ自身は Turbo Pascal でコンパイルされた 16bit DOSアプリケーションであった。二年後に、コンパイラは自分自身をコンパイルできるようになり(ブートストラップ)、32bitアプリケーションになった。最初の32ビットコンパイラがネットに投稿されると、協力者が現れるようになった。数年後には、Michael van Canneyt の手で Linuxに移植された(Kylixより5年早い)。DOS版からは、OS/2 + EMX(OS/2にUNIX類似の環境を提供するライブラリ)に移植された。DOS版の改良はその後も進み、GO32V2を用いるようになった。これらの成果はリリース0.99.5としてまとめられ、それまでの版より広い範囲で用いられるようになった。これが Turbo Pascal 互換性にとどまっていた最後の版で、後のものは Delphi 互換モードを追加していくことになる。リリース0.99.5はモトローラ680x0 (68k) 用にも移植された。リリース0.99.8で、Win32がターゲットとして加えられ、Delphiの仕様と協調する作業が始められた。1.0版の安定化が進められ、2000年6月に記念すべき公開にこぎ着けた。1.0.xシリーズ(後にもバグ取りと安定化が加えられ、1.0.10は2003年6月に公開された)は企業にも教育機関にも広く用いられた。1.0.xでは、68k向けの移植が再度行われ、多くの68kUNIXやAmiga用の安定なコードを生成するようになった。後に1.0.xとなる安定化作業及び68k向け移植の際に、コード生成部分にの設計上の限界がはっきりした。二つの基本的な問題があり、一つは、新しいプロセッサをサポートしようと思うと、コードジェネレータを根本的に書き直す必要があったこと、レジスタ割当の原則(ブロックをビルドする際、常にレジスタを3つ開けておく)が管理しにくく、自由度を欠いていたことである。これらの理由から、1999年12月に1.0.xシリーズから枝分かれする形で1.1.xシリーズが作られた。最初はコンパイラの各部分のクリーンアップ及び再設計と書き直し、次いでコードジェネレータとレジスタアロケータの書き直しが行われた。余得として、不足していたDelphi互換性が向上した。1.1.xの改良は遅かったが、着実であった。2003年遅くには PowerPC (PPC) への移植が着手され、ARM 及び SPARC への移植も2004年の夏から秋にかけて行われた。AMD64 への移植は2004年早くに行われた。AMD64への移植によって、64ビットコンパイラとしての機能が加わった。2003年11月に、1.1.xの最初のベータ版が公開され、版名を1.9.0とすることにした。その後すぐに1.9.2、1.9.4が公開された。1.9.4はMac OS Xをサポートした記念すべき最初の版であった。その後、1.9.6が2005年1月、1.9.8が2005年2月、2.0.0が2005年5月、2.0.2が2005年12月に公開された。2012年1月に公開された 2.6.0 は、ネストした型、クラス変数、クラス/型ヘルパー、レコードのcodice_1などが実装され、Delphi互換性が向上した。さらにMac OS XとiOSを対象としたObjective Pascalの方言もサポートした。2013年2月に公開された 2.6.2 は、ARMアーキテクチャコンパイラの改良およびNetBSDとOpenBSDに関する多数の不具合修正が行われた。最新安定版の2.6.4(2014年3月公開)ではデータベース接続パッケージ fcl-db に対して多くの改良と修正が行われた。

出典:wikipedia

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