乙女峠(おとめとうげ)は、静岡県御殿場市と神奈川県箱根町の境に位置する箱根外輪山にある、峠の名称である。標高1,105 m。古来、富士山の眺望に優れた景勝地として知られ、富士見三峠(ふじみみつとうげ)の一つに数えられる(他の二つは、御坂峠と薩埵峠)。箱根の仙石原に「とめ」という名前の若い女性が住んでいた。「おとめさん」と呼ばれていたこの娘は父の病の治癒を願い、この峠を越えて御殿場の地蔵堂へ百か日の願掛けに参拝し続け、最後には願いが叶い父の身代わりとなってこの峠で亡くなった。この「おとめさん」の逸話から「乙女峠」と呼ぶようになったという伝承が残る。江戸時代になると仙石原には関所が設けられ、通行の際はここでしばしば足止めされた。このことから「御留峠」(おとめとうげ)と呼ばれるようになり、これが「乙女峠」へと変化していった。乙女峠の下を貫く国道138号の「乙女トンネル」が、1964年(昭和39年)に有料道路の乙女道路として開通した。この道路は1984年(昭和59年)に無料化された。また、御殿場駅の箱根側の出入口は、乙女峠にちなんで「箱根乙女口(はこねおとめぐち)」の名で呼ばれている。「乙女峠」バス停留所(乙女トンネルの静岡県側出口付近)
出典:wikipedia
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