『ファンタジーRPGクイズ』(ファンタジーアールピージークイズ)とは、物語調のクイズでテーブルトークRPG (TRPG)のファンタジー世界を解説している書籍のシリーズ。物語の舞台となる宿屋の名を取り、五竜亭シリーズとも呼ばれる。冒険企画局編。富士見ドラゴンブック(富士見書房)レーベル。全4巻。物語で読者は、ファンタジー世界の冒険者の宿「五竜亭」を訪れた新米冒険者に見立てられ、宿に集う冒険者達の議論に参加させられる。問題ごとに、出題する冒険者が設定され、自慢話や苦労話を交えて「例えばこんな状況に陥ったら、お前ならどうする?」といった質問がなされる。回答では出題者による模範解答が示されるが唯一の正解というわけではなく、他の冒険者達も独自の見解を披露していく。派生作品に、マギウス汎用システムのTRPG『五竜亭RPG 五竜亭の大騒動!』がある。五竜亭のある世界は、ユキリア世界と呼ばれる。五竜亭は、「ジェダから徒歩4日、マーカスの森を抜けた先」にある。正確な場所は分からず、何故か地図に記すこともできない。冒険者でない人間の中には五竜亭に行こうとしても辿り着けない者もいるというが、冒険者であれば必ず辿り着けるとも言われている。五竜亭は、正五角形の形状をした2階建てのはたごやである。形状こそ珍しいが、中は典型的な「冒険者の宿」で、1階が酒場、2階が寝室になっている。しかし「五竜亭」という名前はその形状が由来ではなく、春の一時期だけ光の差し込み具合の関係で、天井に5匹の竜が光と影で描かれることに因る。近くの大都市はセルフィスで、五竜亭シリーズにおけるシティ・アドベンチャーの多くはセルフィスの街で起こっている。この世界では、魔法を使うと、どこかで何らかの反作用が発生するという。例えばガルフネットが魔法で七面鳥の丸焼きを出した時は、数日後に五竜亭のテーブルから七面鳥の丸焼きが突如消失してしまった。これはケドの説明によると、この魔法はどこか別の時間・別の場所から七面鳥を取り寄せる事になるからだという。このことは「世界の均衡を崩す」ものであるとして、学院の魔法使い(アトラティアヌスやケドなど)が魔法の使用を避ける理由の一つになっており、学院では理由も無く魔法を使うことを戒めている。魔術士ギルドの魔術士(ガルフネットなど)は反作用の発生にはあまり関心が無く、躊躇無く魔法を使うことが多い。学院の魔法使いとギルド魔術士とでは、魔法の使用形態も異なっている。ギルド魔術士は、魔法を使用するには事前にスクロールを用意しておかなくてはならない。学院の魔法使いは「魔法そのものの理論」を学んでいるため、このような制約は無く気力の続く限り魔法を使用できるが、前述のような理由で魔法を無闇に使うことは避けている。また、学院では、その教えに背いて魔法を濫用する魔法使いに刺客を送ることもある。これらの設定(特に魔法に関するもの)はあくまで『ファンタジーRPGクイズ』でのものであり、ユキリア世界共通の設定であるかは不明である。冒険企画局繋がりや執筆者繋がりで、いくつかの他作品と緩やかに関連している。いずれも富士見ドラゴンブック(富士見書房)、冒険企画局編。全4巻。正式に完結したというわけではないが、4巻発売以降続編は出ていない。『まるごと一冊冒険企画局』p.99には「すでに原稿が完成していると噂される五巻」「近くシリーズ復活の予定があるかも!?」と、続刊を示唆する記述がある。
出典:wikipedia
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