ノーブラとは、ノー・ブラジャーの略で、ブラジャーを着けずに且つブラジャーの機能がある（胸部にカップ・パッド・不織布などが付いている）衣装を全く着ていない思春期前を除く女性を指す。ブラジャーを着ける必要が無い思春期前の女性と上半身裸（トップレス）の女性は指さない。和製英語である（英語では braless と言う）。かつて日本では和服が中心であったために誰もがノーブラであったが、洋装化と共に、思春期前を除く女性はブラジャーを着けて当たり前のものとなった。1970年代初頭のウーマンリブ運動において、一部の活動家はブラジャーを「女性を拘束する象徴」として敵視し、ブラジャーを焼く、日常生活でブラジャーを着用しないといった活動も見られたが、後に沈静化した。2010年代では、ノーブラで外出する女性が増えつつある。詳しくはブラジャーの項を参照のこと。思春期で乳房が成長中（途中で初経を挟む約4年間）は、乳房の成長開始から初経の1年以上前（乳頭期→乳輪期）はノーブラの者が69%と多く（乳房の成長が始まった直後の正しい時期にファーストブラを着け始めた人は全体の約3割）、初経前後（第1乳房期→第2乳房期）でノーブラの者は44%に減少し、初経の1年以上後から成人型乳房になるまでの間（成長期）になるとノーブラの者は10%で殆どいなくなる。思春期に入り母親に連れられて初めてブラジャーを購入する光景がある一方で、乳房の成長開始から初経の1年以上前を中心にノーブラの者が多い背景には学校でブラジャーについて学ぶ機会が殆ど無く、学校の健康診断で胸囲の測定が廃止され先生が児童・生徒の胸の発育を把握する機会が減った（着替え時や集団入浴時、脊柱検査・心電図検査受診時などで胸の発育を目視し把握する程度）ことや乳房の成長段階に合わせてブラジャーを着けることの大切さが母親らに十分に浸透していないため、子供とブラジャーの話をはじめるタイミングを逃してしまうことなどが上げられている。乳房の成長開始から初経の1年以上前（乳頭期→乳輪期）でノーブラの場合は胸ポチが思春期前より生じやすくなり、乳頭・乳輪周辺が衣類とこすれて疼痛や痒みが生じる場合がある。初経前後（乳房第1期→乳房第2期）でノーブラの場合は胸ポチが乳房の成長開始から初経の1年以上前より生じやすくなり、バストが揺れることで疼痛が生じる場合がある。初経の1年以上後から成人型乳房になるまでの間（成長期）でノーブラの場合はバストが揺れて疼痛が生じたり、バストの組織が伸びてしまったり、胸ポチが初経前後より生じやすくなり、バストの膨らみがはっきり分かることから防犯面に影響が生じる。ノーブラの者は乳房を隠そうとして姿勢が悪くなったり、体育授業などで思いきり運動ができないなどの問題を抱えてしまう場合がある。また、運動会でノーブラは発育面だけで無く、防犯面からもよくないとされている。そこで、思春期開始（乳房の発達開始）平均年齢（9歳9ヶ月）が過ぎて1/2成人式（10歳）を迎えたらノーブラではなく母娘で話して一緒にファーストブラを買うよう勧めているメーカーがある。1980年時点ではブラジャーを着けるのは中学生になってからが常識で、中高生向けしかジュニアブラを市販していなかった為、当時の小学生はブラジャーの想定外でノーブラの者が多かったが、後に乳房の成長開始（7歳7か月-11歳11か月の間）からブラジャーを付けるのが正しい時期に変わり、小学生の間からブラジャーを着け始めるのが正しいとされるようになった。

出典:wikipedia