所信表明演説(しょしんひょうめいえんぜつ)とは、政府の長が自分の考え(所信)を述べる演説である。以降は日本の国会におけるものについて説明する。議会を持つ自治体は、概ねこれに似たような形式で行われる事が多い。日本の国会の場合は内閣総理大臣が本会議場で行う演説や、国務大臣が委員会の冒頭で演説するものを指すが、前者のほうがよく知られている。内閣総理大臣の演説は以下の場合に衆議院と参議院の本会議場で行われる。所信表明演説では、内閣総理大臣個人の所信として、国政についての方針や重点課題を説明する。議席を持つ各会派は所信表明演説に対して後日代表者1名が代表質問(一般質問)を行う。なお、通常国会の冒頭に内閣総理大臣が内閣全体の方針や重点課題を説明する演説は、施政方針演説と呼ばれる。1953年6月以前では臨時国会の冒頭など現在では所信表明演説として扱われる演説でも施政方針演説とされていた。所信表明演説は通常20~30分程度で終わるのが通例だが、2009年10月26日に衆議院で行なわれた鳩山由紀夫首相の所信表明演説は52分間と、ここ10年では最長の記録となっている。また2012年10月29日に召集された第181回国会(臨時国会)では、直前の第180回国会にて内閣総理大臣に対する問責決議が参議院で可決されていたことを理由に、野党側が参議院での所信表明演説を拒否したため、史上初めて衆議院でのみ演説が行われている。通常国会の冒頭では所信表明演説ではなく施政方針演説が行われるのが通例であるが、第183回国会(通常国会)冒頭で内閣総理大臣安倍晋三は所信表明演説を行った。これは第182回国会(特別国会)首班指名後に所信表明演説と代表質問を行わずに閉幕したことに伴うものであり、第183回国会では平成25年度予算を提出した際に改めて施政方針演説も行った。
出典:wikipedia
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